静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

低気圧の通過と掃除

2018年01月24日 15時57分24秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

先週の川勝知事の訪問で、知事から
「こんなきれいな学校はみたことがない」
と言っていただきました。

ところが!
首都圏などに大雪をもたらした低気圧の通過で、焼津は台風のような天気となりました。
雪はなかったですけどね。
台風通過のように松の落ち葉が大散乱状態。

午後に生徒と職員総出でさくっと掃除をしました。


学園がきれいなのは、園内管理を担当している職員の活躍のおかげです。
見学者の方からも、学園がキレイであるというご感想をいただいています。
でも、生徒にとっても自分の学舎(まなびや)です。
自分でキレイにする気持ちが大事です。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
来週から願書受付が始まります。
願書は早めに出してくださいね。

 園長のつぶやき
居座り低気圧のせいで、寒い日が続きます。
寒いせいか、知事訪問が終わって気が抜けたのか..
インフルエンザ罹患者が1名発生。
今週は休むことになりました。
週末に発病したので、他の生徒には感染していないようですが、ちょっと心配です。
昨年はインフルエンザの発生はなかったんですけどね。
海技士試験が2月5日から始まるので、生徒は追い込み勉強しています。
病気だけは気をつけて欲しいところです。
学園を受験するみなさんも体調管理を万全にしてくださいよ。
油断禁物です!

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網実習始まりました

2018年01月23日 14時07分18秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
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http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

48期生の学園生活も、残り少なくなってきました。
この残り少ない時期に始まるのが網実習です。

網実習の内容はこちら。

早く身につけないと、3学期中に終わらなくなります。
海技士試験の勉強がありますが、両立でがんばってもらいます。

網実習には、外部講師をお招きです。


網実習は網を編んだり、修繕の技術を習得します。
なかでも難しいのは修繕。
不規則に破れている箇所を、最小限の労力で補修することが必要です。
ですから、頭を使う作業です。
詳しい実習の様子は、またお知らせしていきますね。



学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
来週から願書受付が始まります。
願書は早めに出してくださいね。


 園長のつぶやき
いよいよ来週から入学願書の受付。
昨年は「あれ、これだけ?」って感じでスタートし、結局定員割れ。
願書の受付は、私もドキドキですよ。
生徒募集活動の1年の成果が現れるんですからね!
例年だと、願書の書き方について問合せの電話があるのですが、今年は皆無。
ダウンロードできる書類に記入例を添付した成果なのか?
受験生が大幅減少なのか?
心配は募ります....

ところで、願書は1月29日から2月5日の受付です。
でも、なるべく早く出して欲しいです。
それというのも、不備というか、
 必要書類がなかったり...
 書かれていない項目があったり...
などが必ずあって、出し直しをしてもらうことがあるからです。
不備の多い願書を、ギリギリで提出されると、「再提出の書類を試験日に持ち込み」になることもあります。
このようなミスで不合格にすることは基本しません。
でも、こちらの印象が悪くなるのも事実です。

中学生の場合は、担任の先生などが確認するので不備が少ないですが、
高校生だと、高校でそこまで面倒を見てくれません。まあ、当然です。

高校生、社会人の方はご家族でも、ほかの方でも良いです。
書類一式をチェックしてもらってから提出することをお勧めします。
その方が、お互い気持ちよく試験を迎えられます。
願書提出から試験が始まっていると思ってくださいね。

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川勝知事の来園

2018年01月22日 10時18分35秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
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先週の19日に川勝知事の来園がありました。

まず生徒全員で出迎えです。

そして機関実習をご覧いただき、

ロープワークの体験をです。
生徒が知事にレクチャーです。

最後に生徒と意見交換。
生徒から漁師になろうした動機、学園生活の感想などを発言し、
それに対し、知事から発言していただきました。



このとき、知事はメモも取らずに全生徒の発言内容を頭にとどめて
それぞれの内容についてコメントをくれたことです。
とても、私にはマネができません。

最後は手を振ってお見送り。
生徒も記憶に残るイベントになったと思います。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
来週から願書受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。
ただし、学園に進学するのは「漁師になる」ことを決めている人だけですよ!
そこだけは、ご注意くださいね。

 園長のつぶやき
今回、知事から生徒の一人一人に「漁師になろうと思ったのはいつか」という質問がありました。
学園生は小学生から高校生までに漁師になる決断をしています。
知事に
「大人になっても自分の仕事を決められない人が多い。早くから職業を決めているのはすばらしい」
と評価していただきました。

学園も創立50年。
できたばかりの頃は、漁村から「漁師になることが当たり前」の中卒者が学ぶ場所でした。
そして入学前に、就職する漁船が決まっていました。
今はそんな生徒はいません。
漁村以外で育ち、自分の意志で漁師なることを決めた人が学園に来ます。
これは知事のお話しのとおり、すばらしいことです。

知事の訪問の後、沼津の中学3年生が見学に来園してくれました。
例によって、漁師の仕事をほとんど知りません。
こんな人に
「高校で役に立つかどうか分からない勉強をするより、学園で実習する方が楽しい」
「高校、大学をでて机に座った仕事をするより、大自然を相手にする仕事の方がストレスがないよ」
「漁師は学歴なんか要らない。魚をたくさん捕れば良いんだから」
と言ったらどうなるでしょう。これはこれで、ウソではありません。
彼の背中を押すことで、学園に入学してくれるかも知れません。

でも、実際にはまったく逆のことを言います。
「漁師は大変な仕事。魚を捕る以外の仕事もたくさんある」
「危険は多い。甘く見るとケガをする」
「出漁したら仕事は6時で終わり..土日は休み..なんてない。テレビでオリンピックを見ることもできない」
と話して
「それでも良ければ学園に来てください」
とお話しします。
その結果、学園に進学するのを辞める人もいます。
でも、学園の卒業生は必ず漁師になります。
漁師になる気持ちが決まっていない人を入学させる訳にはいきません。

今回の来園者は、まだ漁師になる覚悟はできていないように感じました。
それならそれで良いと思います。
高校に進学して、漁師になる意志が固まってからでも遅くないからです。
学園に入学できるのは30歳まで。
自分にとって、一番良いタイミングで入学してください。

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CM撮影

2018年01月19日 08時34分02秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
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ブログの主役は生徒ですが、今日は例外。
海と日本プロジェクト
に使われるCM撮影がありました。
登場するのは当学園で実習担当の先生です。
もともとは遠洋マグロはえ縄漁船の機関長を勤めた人。
世界の海を知る人です。
海の魅力を伝えるのはうってつけ。

まず「わかたか」と富士山を背景にしたインタビュー。


そして、実習で生徒に指導しているところを撮影しました。


短いCMですが、
「自分の経験を若い人に伝えたい」
というメッセージになっています。

  【海と日本プロジェクト】
「海を学ぼう」「海をキレイによう」「海を味わおう」「海を体験しよう」「海を表現しよう」
の5つのアクションを推進するために日本中で広報活動などをしています。
ホームページは
uminohi.jp
です。
今回、海に関わる機関としてお声がかかりました。
撮影したのは15秒のテレビCM。
1月末に全国で流れる予定です。

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1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書の受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。
ただし、学園に進学するのは「漁師になる」ことを決めている人だけですよ!
そこだけは、ご注意くださいね。

 園長のつぶやき
学園との水産高校との大きな違い。
それは漁業の現場を知る職員がいると言うことです。
漁業の現場を知る職員が生徒の授業して生徒を育てます。

水産高校でも漁業を教える先生はいます。
でも、その先生は大学を出て水産高校に就職した人です。
実際に漁業の経験がある訳ではありません。
「海の危険なところ」
「チームワークの重要性」
は今回のCMにでたような人でなければ生徒に伝えられません。

我々は、高校のような教育はできません。
だから中学生が学園に来ても高卒の学歴になりません。
1年後には漁師になる、その視点ですべてを教える学校です。

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はえ縄実習

2018年01月18日 14時44分13秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
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http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

二日連続で「わかたか」出動。
やったのは延縄(はえなわ)実習です。
1本の幹縄に多数の枝縄(=延縄)をつけ、枝縄の先端に釣り針をつけて魚を捕る漁法です。

本来の幹縄はすごく長いのですが、実習では500mのものを使いました。
たくさんの枝縄をつけながら投げ込みます。
そして、回収するときは、枝縄を外して一本づつコイル状に巻き取っていきます。
この枝縄の回収を「ブランたぐり」と呼びます。

実際の漁業現場では、膨大な枝縄があるので、素早く、きれいな作業が必要です。
学園では、ブランたぐりだけを陸上で練習します。
でも、実際に船上でやるのとは大違い。
難しいことが分かるだけでも大事です。

【延縄漁業】
一番有名なのはマグロはえ縄です。
幹縄の長さが200kmあります。
200kmというと焼津から東京くらいの長さです。
実はほかにも、いろいろなはえ縄漁があります。
下田を基地にする沖合キンメダイ漁。
底建てはえ縄と言う、海底近くで行うはえ縄漁をします。
キンメダイのほとんどは、この漁法で漁獲されています。
そしてトラフグ。
静岡県は、実はトラフグがたくさん捕れます。
このトラフグもはえ縄漁です。
マグロ、キンメダイ、トラフグ...高級魚ばかりですね。

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ただし、学園に進学するのは「漁師になる」ことを決めている人だけですよ!
そこだけは、ご注意くださいね。

 園長のつぶやき
学園は小さい学校なので、スケジュール変更は簡単です。
昨日は雨模様でしたが、風がなかったので船の実習をしました。
中学、高校は年間スケジュール、行事が決まっていて、変更は簡単ではありません。
でも同じようにやっていたら、船の実習なんてできません。
良い天候の時に海に出る!
と言う柔軟な体制が必要です。
昨日も、まだ小型船舶操縦士講習をやっている生徒が4人いました。
全員でやるのがベストですが、一部の生徒だけでやることもあります。
1年で卒業してしまうので、やれるときにやります!

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