静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

クロスロープの刺し継ぎ

2018年01月17日 13時55分32秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

今年は実習が遅れています。
現在やっているのはクロスロープの刺し継ぎです。
一般的なロープは三打ちと言う3本をよじったものですが、
8本を編み込んだエイトクロスとも言う8本打ちのロープを使います。
8本あって、しかもよじるのではなく編み込んであります。


使う技術は三打ちと同じ。
それでも処理が3本から8本に増えますから、初めは頭の中がパニックです。


難しいですが、学園の実習は
「難しいからと言ってあきらめるな、できたからと言ってあきるな」
です。
辛抱強く取り組んでもらいます。
とは言っても、網実習が迫っています。
スピードアップしてもらいますよ!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書の受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。

 園長のつぶやき
三学期は園長の私もちょびっと授業をするのですが、急な用件が入ってきて準備ができません。
前から見せたいと思っていたビデオを見せたりしています。ごめんね。
本当は、卒業間際の生徒に伝えたいことがたくさんあります。
来週からは時間ができるはずなので、生徒に話していきたいと思います。
今日も午前中に見学の方がいらっしゃいました。
高校のスポーツ科に在籍で、漁師になるには二重丸の体格でした。
とは言え、漁師の仕事は体力勝負以外のこともたくさんあります。
その点もお話しさせていただきました。

昨年度も、農業高校出身で立派な体格の生徒がいました。
その生徒も、途中から「力では外人船員にはかなわない。日本人には別物が必要」と自覚して、熱心に勉強するようになりました。
ほとんど生徒が、入学後に「漁師に必要なのは体力だけではない」ことに気づきます。
問題は早いか、遅いか。
12月の乗船実習で気づいても遅いです。

優れた体力は大きな強みです。ただし!
他にも大事なことがあることを早く気づいた生徒ほど、学園で多くの大切なことを身につけることができると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗船実習の裏話10

2018年01月16日 10時20分51秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

今回は専攻科生との関係を紹介します。
専攻科とは水産高校を卒業した生徒が進む2年間のコースです。
航海、あるいは機関の3級海技士取得をめざすものです。
2年間のうち、多くが乗船実習になります。
このため、海技士取得に必要な3年間の船での実務経験が免除になります。
筆記試験も免除。
卒業時に面接試験に合格すれば3級海技士取得です。
3級海技士の最短コースです。

学園の生徒と一緒に乗船するのは専攻科の1年生です。
学園生の多くは高校卒業で入学しているので、年齢が同じ人が多くなります。
なかには「中学の同級生だった」ということもあります。

年齢は同じでも、専攻科生は何度も実習船やいづの航海を経験済み。
学園生は、いろいろ教えてもらうことになります。
乗船実習のスタートは専攻科生からの航路説明からスタートです。

カツオの一本釣りでも、学園生は船尾ですが、専攻科生は左舷の水面から高い位置(釣りあげるのに力が必要)に配置されます。
学園生は乗船実習の初心者なので仕方ありません。

学園生の方が年齢の高い場合もありますが、それも関係ありません。
漁船に就職すれば、新人として年下の先輩と働くこともあるので、これも良い経験になります。
ただし、ロープワークなどでは学園生の方が詳しいため、帰港するまでのタイミングで専攻科生に教える場面もあります。

この乗船実習で、学園生と専攻科生では意味合いが大きく異なります。
学園生にとっては、この1回の乗船実習がすべてで、その3ヶ月後には漁船生活が始まると言うことです。
ですから、専攻科生の何倍も動いて、得られるものをすべて自分のものにしなくてはなりません。
乗船実習で動けなければ、大型漁船で役に立たないという判断になります。

そんな訳で、学園生は特別な思いで乗船実習を行います。
気合いが入っていることを、実習船の職員から誉めていただくことがあります。
でも就職が迫っているし、専攻科生のように卒業時に海技士免許がもらえる訳でもありません。
学園生は漁師としての適応力で勝負するしかないのです。
お世話になりっぱなしの専攻科生ですが、学園生の乗船が少しでも刺激になってくれればうれしいです。

ちょっと本文が長くなったので、今日の園長のつぶやきは省略しますね。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書の受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小型船舶操縦士講習 実技編

2018年01月15日 13時34分14秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

最初に大事なお知らせ。
学園の見学を電子メールでお申し込みされる場合です。
県のメールサーバーで有害メールと自動的に判断されて受信できないことがあります。
またお名前などを添付ファイルにした場合、添付ファイルが削除されてしまうこともあります。
必ず本文に必要事項を書いてください。
いただいたメールには必ず返信をします。
金曜日のメールは返信が翌週になることがありますが、通常は翌日までには返信します。
もし返信がない場合は、メールが届いていません。
お手数ですが、再度お電話かファクスでお申し込みをしてください。

小型船舶操縦士講習も後半です。
講義と学科試験が終わり、実技講習に移りました。
講習に使う船が2隻なので、人によっては土日なる人もいます。
今回は生徒にカメラを預けて撮影してもらいました。

教習は4人乗りの小型船です。
寒い分、富士山もきれいでした。

海の風は冷たいですが、生徒にとっては教室での講義より楽しいはず!
わかたかで、操船実習は経験済みですので、全員が問題なく免許を取得してくれるでしょう。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行わない予定です。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書の受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。

 園長のつぶやき
土曜日に生徒が実講習を受けているとき、私は東京の高校生に学園の案内をしていました。
例によって、漁師になろうとは思ったものの、どうすればよいか分からない状況で、お父さんが学園を見つけてくれたそうです。
...間に合って良かったです。
彼が学園を受験するかは分かりませんが、選択肢が増えるのはよいこと。
学園を知らなくて、別の学校に進学してしまった人もいますから。
それは悔しいですよね。
私もあの手この手でPRしていますが、まだまだ学園を知らず、漁師になる方法が分からない人はたくさんいるはずです。
これからも、がんばらなくては。

入学願書の受付は1月29日からですよ。
必要書類はホームページでダウンロードできます。
不明な点は学園にお問い合わせください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗船実習の裏話9

2018年01月12日 11時49分45秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

最初に大事なお知らせ。
学園の見学を電子メールでお申し込みされる場合です。
県のメールサーバーで有害メールと自動的に判断されて受信できないことがあります。
またお名前などを添付ファイルにした場合、添付ファイルが削除されてしまうこともあります。
必ず本文に必要事項を書いてください。
いただいたメールには必ず返信をします。
金曜日のメールは返信が翌週になることがありますが、通常は翌日までには返信します。
もし返信がない場合は、メールが届いていません
お手数ですが、再度お電話かファクスでお申し込みをしてください。

今回は、裏話っぽいネタです。
1ヶ月の船上生活。いろいろ楽しみもあります。

まずはきれいな海。
今回は瀬戸内海の夕日も見ることができました。



そしてカツオを釣るマリアナ海域では、日本にいては見ることができない風景が広がります。



満天の星空を紹介したいのですが、きれいな写真を撮るのに苦労しています。
ゆれる船の上なので、なかなか難しいそうです。

海だけでなくカツオドリとか

クジラとか

ヘリ空母?とか...

前年度の乗船実習ではジンベエザメも見ることができたんですけどね。
今年は会えませんでした。

風景だけなく、夜、釣りをしたり

おやつで、かき氷を食べたり。夜食のラーメンとか。


自由時間にゲームをしたり。


最初は船酔いで、楽しむ余裕はないですけどね。
でも、漁師になってしまえば船酔いにも慣れて、陸上とは違う生活を味わえます。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行わない予定です。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書を受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします

 園長のつぶやき
学園の受験生の場合、高校を併願する中学生は少なくありません。
学園としては、併願としての受験も、専願の受験でも差別しません。
水産高校だろうが、普通高校だろうが併願してください。
普通高校を卒業してから学園に入学しても良いのです。
中学卒業時に学園を知っていても、あえて普通高校に進学し、学園に来る人もいます。
工業高校だと、学園で機関の勉強をするときに知っていることが多くなりますよ。
両方合格したら、自分にとって一番良い道を選んでくださいね。

明日は大学入試センター試験です。
いよいよ、受験シーズン到来ですね。

学園を受験する高校生で、センター試験を受ける人は少ないと思いますが、学園の入試も迫っています。
入学試験の準備は、入学後に海技士の勉強をするのにも役に立ちますよ。
自分のために受験勉強をやってください。
受験生のみなさんが、がんばった成果を発揮できることを祈ります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗船実習の裏話8

2018年01月11日 10時03分19秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

今朝は特別寒かったのですが、そんな早朝から写真撮影。
全日本海員組合が発行している「海員」という月刊誌に48期生を掲載していただくモノです。
「海で働く人たちの母校を紹介」という趣旨で、毎年この時期に撮影があり3月号に特集記事が掲載されます。
ただ、3月号だと生徒が卒業してしまうので、今年は2月号の記事になりました。
小型船舶操縦士講習をやっているので、その前の時間と言うことで朝イチでの撮影でした。

さて、昨日のブログではシフトの様子をご紹介しました。
カツオの一本釣りが始まると、帰路につくまでは基本は同じです。

見張り

餌のイワシ運び


がんがん釣る!(黄色いヘルメットが学園生です)


釣った魚をブライン液からシフト...


やはり一番楽しい瞬間はカツオを釣るときです。
YouTubeに新しい動画をアップしたので、こちらもご覧くださいね。
https://www.youtube.com/watch?v=eFTa8bs2Igw

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行わない予定です。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書の受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。

 園長のつぶやき
この時期はせっせと入学試験の準備をするハズなんですが、今年はちょっとバタバタ。
 気仙沼船主協会の吉田さんをお招きすることが急に決まったり
 知事の視察とか
 海と日本プロジェクトのCM撮影とか...
ほかにもあるんですけど、今朝の撮影も含めて予定外のことが次々と発生中です。
小さい学校なんで、複数の案件が一度に来るとなかなか大変です。

それでも、49期生の入学準備について手を抜く訳にはいきません。
今週末も東京の方が見学の予定です。
忙しい中ですが、見学は受け付けますのでご連絡ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする