静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

第50期生遠洋航海実習出航式(知事との意見交換編)

2019年11月22日 09時27分24秒 | R1遠洋航海実習

いよいよ遠洋航海実習の出航式となりました。
今年は学園創立50周年という節目。
川勝知事も出席していただきました。

事前にはリハーサルも行いました。



さて、本番。
生徒全員と水産高校専攻科生が拍手で出迎えます。

 

せっかくなので、実習船やいづをご覧いただきます。
案内は佐藤船長。

そして今回のメインイベント。
実習船内で生徒や専攻科生徒との意見交換をしていただきました。

 

知事は若い生徒たちが早くから仕事を決め、がんばる姿に感心されたようです。
生徒がどんな発言をしたかは、近くご紹介します。

学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html

 園長のつぶやき
知事との意見交換で、ある生徒の発表です。
漁船に就職しようとしたとき、
「経験がない人は乗せられない」
と言われたそうです。
残念ですが、よくある話です。

漁業は離職率が高く、仕事を覚えたところでやめてしまうことも多い。
それなら仕事がわかり、辞めることの少ない経験者を求める・・・ってことです。

漁師は職人なので、これも職人気質(しょくにんかたぎ)から来ることかもしれません。
これからだんだん変わっていくとは、まちがいありません。
ただ、現時点では学園で経験を積めることは幸せだと思います。

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停泊実習2

2019年11月21日 08時49分19秒 | R1遠洋航海実習

今日は遠洋航海実習の出航式です。
明日のブログでご紹介します。

学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
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碇泊実習の二日目も大事な研修が続きます。
午前中は非常時の船舶保安規定、退船訓練がありました。

物資を運び入れる「仕込み」も行いました。

午後は甲板作業の説明と、釣り込み練習がありました。
初めての説明が多くて、頭に入れるのが大変です。



釣り込み練習の様子は動画でもご覧ください。



YouTubeの漁業学園チャンネルには、他にもたくさんの動画をアップしてあります。
ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow/videos

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 園長のつぶやき
先週は4組の学園見学があり、今週末も2組が来園予定です。
今年はずーと低調だった見学ですが、今月に入ってから少し増えました。
例年、秋以降は少なくなりますが、今年はちょっと違う傾向のようです。
それと減少傾向だった中学卒業者の見学が昨年から増えています。
中学生でも自分の意志で将来の方向を決め、見学にきてくれるのはうれしいです。

卒業が近い中学生、高校生は、多くの方が進路が決まっていると思います。
でも、もし漁師になることに迷っている場合は、一歩踏み出す勇気が必要です。
とりあえず電話で良いのでご相談ください。
決して、無理に勧誘することはありません。
漁師の大変なこともお話しします。
お問い合わせ、お待ちしています。
園長を指名してくださいね。

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停泊実習1

2019年11月20日 09時02分13秒 | 実習
学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
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昨日のブログと順番が前後しますが、碇泊実習の初日です。
 
 
まずは乗船式。
佐藤船長から
「緊張感(きんちょうかん)がないとケガをする。
 最終日まで緊張を持って欲しい」
との訓示(くんじ)がありました。
 
続いて、各生徒にシーツが配られました。
 
さらに、日誌の書き方。
乗船している間は、毎日記録をしていきます。
血圧や体温も測って体調を管理します。
 
 
昼食は配達された弁当を船内で食べました。
 
 
午後からは甲板の説明とイワシ運びをするためにバケツリレーの練習をしました。
 
 
 
 
 
 
バケツリレーの雰囲気は動画を見てください。
 

YouTubeの漁業学園チャンネルには、他にもたくさんの動画をアップしてあります。
ぜひご覧ください。
最後に、先生から注意事項などを指摘されて一日目の碇泊実習が終了しました。
 
 
静岡県立漁業学園
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 園長のつぶやき
初めての大型船による長期乗船実習。
生徒には、多くの難関が待ち構えています。
・・・とは言っても、実際に就職して漁船に乗るのとは雲泥(うんでい)の違いです。
仕事の量は少ないし、夜も決まった時間寝ることができます。
なにより、船員も引率職員も「生徒を育てること」を第一に考えてくれます。
仕事に就くことを考えるなら、実習船の後に「本当の漁船で実習する」のが理想です。
それは簡単にできないんですが、学園でもやることはあります。
沿岸漁業や、漁期が比較的短い沖合漁業での体験です。
今風に言うと、就職を前提としたインターンシップとなります。
これで生徒本人と雇う会社側のお互いが安心することができます。
今年も2名の生徒が実施予定です。
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遠洋航海実習の保護者説明会

2019年11月19日 09時47分01秒 | 学園行事

学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
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いよいよ遠洋航海実習がスタートしました。
出航する前の3日間は「碇泊実習」で、碇泊している船に通うことになります。
その初日、保護者の方へ実習の説明を行いました。
実習の様子を写真を使ってご紹介。



その後、二組に分かれて船内の見学。
生徒の寝る部屋をはじめ、ブリッジ、機関室、メインデッキなどを見学してもらました。
保護者の方も、実習の雰囲気を感じてもらえたと思います。



ところで、一部にペンキ塗りたてがあり、私のジャケットに白いスジがべっとり。
保護者の服が汚れなくてよかったです...

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 園長のつぶやき
先週末は浜松のシゴトフェアに行ってきました。
今回は残念ながら学年に入学可能な年齢の方には会うことができませんでした。

40才前後の方とは何人か面談しました。
「釣りや海が好き。
  収入は月に20万円くらいあれば。
   毎日、家には帰りたい」
みなさん、こんな感じです。

海に対するあこがれだけで漁師のことを考えているんです。
これは、学園に入学してくる人たちも同じです。
ただし、40才以上となると、話は違ってきます。

漁師は職人のような仕事です。
学歴は問われませんが、技術は必要です。
一人前になるのに10年は必要と言われる仕事です。

40歳からでは、漁師になれないとは言いません。
でも、10代20代の人たちよりも半分の期間で仕事を覚えるような覚悟は必要です。
もはや「あこがれ」だけではダメな年齢なのです。
頭が柔軟で体力もある若者でも10人に一人しか残れないが現実です。

・・・と、その辺を「やんわり」とお話しました。

若い方は、「あこがれ」を本物に変えるなら学園に来てください。
夢を現実にすることができますよ!

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防舷材のつり下げ固定

2019年11月18日 09時00分00秒 | 授業・講演

学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
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遠洋航海実習に備え、これまでの復習をやっています。
今回は防舷材をつり下げて、固定する練習。
防舷材は船が岸壁等に直接当たらないようにするクッションです。
出航したら甲板上にしまい、入港時に岸壁の高さに合わせて取り付けます。
すばやく、確実にやらなくてはいけません。

大型船である実習船「やいづ」を想定して、非常階段の踊り場を使って練習です。
実習棟でやったことが、場所が変わるだけでできなくなることは多くあります。
今回も、やり方を忘れてしまっている人が少なからずいました。



続いて、サンドレッドを投げる練習。
サンドは砂、レッドは鉛(leadなので普通はリードなんですけどね)です。
接岸するときに「砂や鉛の重り」がついた細いロープを「もやい」につなげて投げることです。
学園では砂袋でも鉛でもなく、ソフトボールを使います。
遠心力でグルグル回して投げます。

遠洋航海実習もあと数日。
今までやったことが、すべて試されます。

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 園長のつぶやき
今年度は入学早々に退学者がありました。
原因はホームシックです。
断っておきますが、高校を卒業した人です。

退学届を出すときに、そのお母さんは
「息子が自分のところに戻ってくる」
ことを喜んでいました。

そして、先週の見学された方も
「母親として、その気持ちは分かる」
とおっしゃっていました。

でも、昔から言います。
「かわいい子には旅をさせろ」
親元を離れて苦労するからこそ、大きく成長するのはまちがいありません。

「子供部屋おじさん」と言う言葉があるのを知りました。
大人になっても、実家の子供部屋で生活する人たちです。
物わかりの良い親と、優しい息子が増えたことも原因でしょうか?

親も息子も、それで満足なら生活費も節約できて問題なし。
WIN-WINの関係、幸せな親子!
・・・とは思えませんよね。
本当にこれで大丈夫?と多くの人は思うから「子供部屋おじさん」って呼ばれるのです。

寮生活を送る学園生徒は対極的なことかも知れません。
学園生は自分の人生を踏み出しています。

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