(承前)
森山大道写真集「北海道」のつづき。
8
「犬の記憶 終章」で発表されたものとおなじコマと思われる。
雪が舞う海は、青函連絡船から見た津軽海峡だろうか。波の白さが印象的。
9
道路を挟んで左側には
「北の錦 千景」
「男山 御料理 志のぶ」
「秀月」
「美好」
「福助」
といった看板を掲げた飲み屋がならび、右側には2階建ての木造家屋が続く。突き当りの建物は駅のように見える。
右奥のトラックに「計根別貨物」とある。計根別(けねべつ)は根室管内中標津町の地名である。
女の子が手を挙げて道路をわたっているのがおもしろい。それほど繁華な道には見えないからだ。
10
不詳。
手前の看板に
「ピザ&コーヒー ●イハマ」
とある。
11
牧場の乳牛。
北海道人には見慣れた風景。
12
この写真集には列車内のショットがけっこう多い。
女性が顔をかくしているので、なんとなくなぞめいている。
13
手前を走っているのは函館市電。
左手に、のちに経営破たんした「たくぎん」こと北海道拓殖銀行の店舗が見える。
函館山が近いので、西部地区と思うが…。
14
激しい雪の夜にストロボを光らせるとこんな写真になる。
右手に「内科・小児科・神経科・放射線科 函館市元町29・21」と書かれた広告が見える。
竹田病院のことではないかと思うが、「丸井坂上」とあるから、この時点でかなり古い広告である。丸井今井函館支店が現在地(五稜郭の近く)に移転してから、相当の年月がたっているはずだ。
15
左手の地図から函館駅の構内と思われるが、五稜郭駅の可能性もある。
奥に見える待合室の樹脂製いすも、いまとなってはなつかしい。
16
セーラー服は札幌北高?
17
18
なんの魚だろう。
19
深川市観光案内図。
南が上に描かれている。
20
駅のプラットフォーム。たくさんのレールが、貨物輸送盛んだったころを思わせる。背後の建物の看板に「木古内」という文字が読み取れる。函館の西隣の町で、当時は江差線と松前線の分岐する駅だった。
21
たぶん青函連絡船の中。
一般船室には、列車に似たいす席と、ごろ寝できるカーペット席があった。
22
炭住街のなかをカーブする単線のレール。去っていく蒸気機関車。
23
ガラス窓越しの街並みは小樽だろうか?
おなじ位置から見た写真はこのあとも登場するが、場所を特定する決めてがない。
(この項つづく)
森山大道写真集「北海道」のつづき。
8
「犬の記憶 終章」で発表されたものとおなじコマと思われる。
雪が舞う海は、青函連絡船から見た津軽海峡だろうか。波の白さが印象的。
9
道路を挟んで左側には
「北の錦 千景」
「男山 御料理 志のぶ」
「秀月」
「美好」
「福助」
といった看板を掲げた飲み屋がならび、右側には2階建ての木造家屋が続く。突き当りの建物は駅のように見える。
右奥のトラックに「計根別貨物」とある。計根別(けねべつ)は根室管内中標津町の地名である。
女の子が手を挙げて道路をわたっているのがおもしろい。それほど繁華な道には見えないからだ。
10
不詳。
手前の看板に
「ピザ&コーヒー ●イハマ」
とある。
11
牧場の乳牛。
北海道人には見慣れた風景。
12
この写真集には列車内のショットがけっこう多い。
女性が顔をかくしているので、なんとなくなぞめいている。
13
手前を走っているのは函館市電。
左手に、のちに経営破たんした「たくぎん」こと北海道拓殖銀行の店舗が見える。
函館山が近いので、西部地区と思うが…。
14
激しい雪の夜にストロボを光らせるとこんな写真になる。
右手に「内科・小児科・神経科・放射線科 函館市元町29・21」と書かれた広告が見える。
竹田病院のことではないかと思うが、「丸井坂上」とあるから、この時点でかなり古い広告である。丸井今井函館支店が現在地(五稜郭の近く)に移転してから、相当の年月がたっているはずだ。
15
左手の地図から函館駅の構内と思われるが、五稜郭駅の可能性もある。
奥に見える待合室の樹脂製いすも、いまとなってはなつかしい。
16
セーラー服は札幌北高?
17
18
なんの魚だろう。
19
深川市観光案内図。
南が上に描かれている。
20
駅のプラットフォーム。たくさんのレールが、貨物輸送盛んだったころを思わせる。背後の建物の看板に「木古内」という文字が読み取れる。函館の西隣の町で、当時は江差線と松前線の分岐する駅だった。
21
たぶん青函連絡船の中。
一般船室には、列車に似たいす席と、ごろ寝できるカーペット席があった。
22
炭住街のなかをカーブする単線のレール。去っていく蒸気機関車。
23
ガラス窓越しの街並みは小樽だろうか?
おなじ位置から見た写真はこのあとも登場するが、場所を特定する決めてがない。
(この項つづく)