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岩見沢でー2024年11月15日納内→深川→岩見沢(6)

2024年11月23日 07時56分00秒 | つれづれ日録
(承前)

 バスを降り、岩見沢市立図書館で「「交響詩岩見沢を書く」―第2回土井伸盈 書の個展 墨痕小径Ⅰ」を見ました。
 近代詩文のさまざまな書法を駆使した意欲的な書展でした。
 24日まで。
 
 
 で、このあと、岩見沢で1、2カ所に立ち寄ったあとは、えべつまちなかアート月間で江別市内のカフェで絵を見ながら一息入れようと思い、特急の車内ではアート月間のパンフレットを眺めていたのですが…。

 2階の閲覧室をふと見ると、そこは「芸術」の棚で、美術書がたくさんならんでいました。

 数えたわけではないですが、札幌市中央図書館と遜色ない、充実した棚がそこにありました。

 おまけに、札幌とは比べ物にならないほど、すいています。
 
 
 こうなると、マタタビに吸い寄せられる猫のように筆者は書棚の前で本を物色しにかかります。
 江別は今度でいいや。

 この際、たいていの図書館で「禁帯出」になっていたり、あるいは、貸し出していても重すぎて持ち運びたくない書物を眺めることに決めて、土門拳の『古寺巡礼』第1巻(美術出版社)をテーブルに運んできました。

 ただ、この名写真集は、序文が英語で読むのに時間がかかる上、意外なほどテキストが多くて、土門拳が寺社建築や仏像彫刻についてマニアックな自説を展開しており、予想に反して読了できませんでした。

 第4巻が高山寺のなつかしい写真を多数収めているようなので、機会があったら見てみようと思いました。


 外は相変わらず雨が降り続けています。
 往路と同じ循環バスに乗って岩見沢駅に戻りました。
 
 
 駅に着くと、函館線で事故のためダイヤが乱れているとのおしらせ。
 あとで知ったのですが、老人が運転する自動車が朝里駅近くの踏切を渡る際に線路内に進入し、脱出できなくなったそうです(線路と道路の区別がついてないなんて、めっちゃ迷惑…)。

 幸い、札幌よりも東側の路線にはあまり影響はなかったようで、240M列車は定刻の17時36分に出発し、何事もなく札幌に戻ったのでした。
 
(この項、了) 


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