非常に個性的な絵を描く札幌の画家、櫻井マチ子さん。
昨年は、閉鎖する前の札幌時計台ギャラリー全7室を借り切って、大規模な個展を開いていましたが、ことしは通常の規模に戻っています。
ツイッターにも書きましたが、以前は、性的なメタファーがないにもかかわらずどこかなまめかしさというかエロティシズムを漂わせていた絵が多かったのに対し、近年はどこかかわいらしい、ファンシーな画風になっています。
実は考え抜かれた絶妙な構図、何度も重ねられた塗りなど、以前から受け継がれている点もいろいろあります。
「パトリシアのこと」「哲学するイヌ」はいずれも3枚組み。
小品は額縁が凝ったものが多いです。
会場で櫻井さんと話したのは、20年ほど前には、毎年あるいは隔年で個展を開く画家がたくさんいたのに、年を追って減っているということです。
もはや櫻井さんは少数派になってしまいました。
時の流れを嘆いてもしかたないことかもしれませんが。
櫻井さんは新道展会員。
2017年11月21日(火)~26日(日)午前10時半~午後6時半(最終日~午後5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
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