29日は休日。
どうしたものか、体がだるくて、終日寝ていた。
30日は仕事。
バスをおりて、狸小路の2丁目を歩いていたら、「音楽処(どころ)」の看板がわたしを呼んでいるような気がしたので、はじめて入ってみた。
感動その1。
北海道のインディーズのベストテンの棚がある!
その昔、自主制作盤を出すというのはたいへんなことだったし、作っても流通の場がごく限られていた。
こういうマチのCDショップで、そこらへんのにーちゃんねーちゃんが作っているアルバムが、ふつうに売られるようになったのだ。
これ自体は、すごく良いことだと思う。
感動その2。
SOPHIA(ソフィア)のでかい看板が店内に立っていた。
いやー、松岡君たち、義理堅いなあ。
事情をご存じない方のためにちょっと書いておく。
ソフィアというのは90年代から人気のあるロックバンドだが、無名のころにはマルサ2(現パルコ別館)の上にあった大型CD店「玉光堂 PALS 21」にお世話になったとして、同店を大事にしており、閉店する日にはわざわざ駆けつけたほど。音楽処は、同店の店長だった人が独立して始めたお店なのだ。
なんだか気分が良くなって、ソフィアの新譜ではなく、安かったエンヤの輸入盤、道内インディーズ・ベストテンの6位に入っていたレゾンデトール(これはジャケ買い)、ソウルフラワーユニオンの「シャローム・サローム」と、3枚も買ってしまった。
この3年ほどで音楽とすっかり遠ざかってしまった感じがする。
もっとも大きな要因は、自宅のCD置き場が満杯になってしまい、もはや空きがないことであろう(いや、トシをとってしまったことか)。
次いで、ラルズプラザの8階でひらかれている「絵画バザール」をのぞく。
先日の道新に大きく出ていた、神田日勝の未発表作もあったが、すでに売約済みの札がはられていた。
木田金次郎の、見たことのない絵もあった。2602年作、とあったので、かなり早い時期と思われる。また、坂本直行のわりと大きな風景画の油彩もあった。坂本直行は、出ているものは多いが、大半は色紙とか淡彩なので、これは上作だと思う。いずれも売約済みだった。
とにかくいろんな絵があり、しかも安いので、好きな人は見てみるのも一興かも。
11月6日まで。
外に出てみると、100円ショップ「キャン・ドゥ」の撤退したあとに、BOOK OFFが開店準備していた。
電車通りの西6丁目にある店が移転してくるようだ。
南1西2のドトールコーヒーがあった場所(らんたんビル1階)にはいつのまにかリーガルシューズが入店しているし、札幌のマチは変化が早い。
(長くなったので別項に)