学外での個展やグループ展を積極的にひらいている道都大・中島ゼミの出身者と在校生が、おなじギャラリーの2室をつかって個展を開催中なので、さくっと紹介します。
まず橋口さん。
かつては「Paul」名義で作品を発表していた時代もありました。
今回はそのころのシルクスクリーンから、近作のドローイングまで、これが同一人物の手になるものだろうかと思われるほど多様な作が並んでいます。
でも、筆者はこれって悪いことじゃないと思います。
最近は、ひとり一芸じゃないけど、それぞれの作家の作風の幅が狭くなりすぎているような気がするので。
特徴を挙げると、牛をモティーフにした絵が多いことかな。
冒頭の画像、手前は「ほおづえつく人々」。
これにも牛が登場しています。
右は「それでは皆さん黙読を」。
黒い絵の具を千枚通しでひっかいて、線描のおもしろい効果を出しています。
そのとなりの「さよならガストロノミー」は、肉牛の宣伝ポスターのように完成度の高い作品。
左の「ぼくらのまど」は、裸の男女が緑の草原に群れ集う、空想的な世界の絵です。
クレーの影響が感じられる作品もあります。
2010年3月16日(火)-21日(日)午前10:30-午後6:30(最終日-午後5:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」 (2009年12月)
まず橋口さん。
かつては「Paul」名義で作品を発表していた時代もありました。
今回はそのころのシルクスクリーンから、近作のドローイングまで、これが同一人物の手になるものだろうかと思われるほど多様な作が並んでいます。
でも、筆者はこれって悪いことじゃないと思います。
最近は、ひとり一芸じゃないけど、それぞれの作家の作風の幅が狭くなりすぎているような気がするので。
特徴を挙げると、牛をモティーフにした絵が多いことかな。
冒頭の画像、手前は「ほおづえつく人々」。
これにも牛が登場しています。
右は「それでは皆さん黙読を」。
黒い絵の具を千枚通しでひっかいて、線描のおもしろい効果を出しています。
そのとなりの「さよならガストロノミー」は、肉牛の宣伝ポスターのように完成度の高い作品。
左の「ぼくらのまど」は、裸の男女が緑の草原に群れ集う、空想的な世界の絵です。
クレーの影響が感じられる作品もあります。
2010年3月16日(火)-21日(日)午前10:30-午後6:30(最終日-午後5:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」 (2009年12月)