空知管内由仁町に窯を持ち、札幌で個展を毎年開いている土橋陶媛さん。
象嵌と呼ばれる手法で、植物や花を鮮やかな色合いで描写したうつわなどで知られますが、今年は「方角組込紋」という、新たな技法による皿を2点出品しました。
「練り込み」という技法に少し似ていますが、土橋さんが18年の歳月をかけて編み出したもの。厚さ1ミリほどの色粘土10種類を積み重ねて90度回転させ、ななめに切断して、それを組み合わせて焼成するという、なんとも手間のかかる手法です。
色が微妙に異なる土がいくつも隣り合い、響き合って、絶妙な文様をうみだしているのです。
「陶芸で特許、というのもおかしな話だし、いろいろな人が取り組んで、この技法が広まっていってくれたら」
と土橋さんは話します。
これまで土橋さんの代名詞的存在だった象嵌の皿も、今回も登場していました。
ハマナスとオオセグロカモメをデザインしています。
両脇に並ぶのは、辰砂の壺で、窯の温度など条件によって思わぬ発色をするのが、辰砂釉のおもしろさといえそうです。
2016年9月6日(火)~11日(日)午前10:30am~午後5:30(最終日~5:00)
ギャラリー大通美術館(札幌市中央区大通西5)
【告知】美術陶芸作家 土橋陶媛展 (2012)
象嵌と呼ばれる手法で、植物や花を鮮やかな色合いで描写したうつわなどで知られますが、今年は「方角組込紋」という、新たな技法による皿を2点出品しました。
「練り込み」という技法に少し似ていますが、土橋さんが18年の歳月をかけて編み出したもの。厚さ1ミリほどの色粘土10種類を積み重ねて90度回転させ、ななめに切断して、それを組み合わせて焼成するという、なんとも手間のかかる手法です。
色が微妙に異なる土がいくつも隣り合い、響き合って、絶妙な文様をうみだしているのです。
「陶芸で特許、というのもおかしな話だし、いろいろな人が取り組んで、この技法が広まっていってくれたら」
と土橋さんは話します。
これまで土橋さんの代名詞的存在だった象嵌の皿も、今回も登場していました。
ハマナスとオオセグロカモメをデザインしています。
両脇に並ぶのは、辰砂の壺で、窯の温度など条件によって思わぬ発色をするのが、辰砂釉のおもしろさといえそうです。
2016年9月6日(火)~11日(日)午前10:30am~午後5:30(最終日~5:00)
ギャラリー大通美術館(札幌市中央区大通西5)
【告知】美術陶芸作家 土橋陶媛展 (2012)