28日は朝、北海道銀行札幌駅前支店ギャラリー。
会社はわりと早めに出てギャラリーたぴおに寄ったが、考えてみれば、ギャラリー創のトークショーに行くべきだった。
29日。
8月15日はライジングサン・ロックフェスティバル、23日は疲れがたまって自宅で倒れるように眠っていたから、週末のギャラリーまわりは久しぶりで、それだけでもうれしくてしかたがない。
とはいえ、夕方から会社に行って一仕事しなくてはいけない。
ギャラリーまわりの「鉄則」について、以前書いたことがあると思う。
そのなかのひとつに
・朝はできるだけ遠くに
というのがある。
それも、早くからあいている会場が望ましい。
他のギャラリーがオープンしている時間帯に漫然と移動するのは、時間がもったいないからである。
この日は、その「鉄則」にふさわしい会場があった。
モエレ沼公園「ガラスのピラミッド」である。
ここは朝9時から夕方5時までなのだ。
さっぽろエキバスnavi というサイトを活用して、何時のバスに乗ればいいか、綿密に計画を立て、午前7:50に自宅を出た。
しかし、バスが2分遅れたため、地下鉄に乗り遅れてしまった。
環状通東駅からモエレ沼公園のバス(札苗北線)に乗り継ぐのだが、これは土日は30分間隔の運行である。
やれやれと思って、セイコーマートでクロワッサンなどを買い、駅バスターミナルに戻ってきたら、「豊畑」行きのバスがちょうど出発するところだったので、思い切って乗ってみることにした。
朝飯のパンは、車内で食べよう。
モエレ沼公園行きのバスの便は、とくに夏場の土日祝日は、以前に比べると、かなり便利になってきているようである。
しかし、数多くの系統が、「モエレ沼公園東口」のひとつ手前の「豊畑」を始発・終点にしていることは、1960年代から変わっていない。
裏返していえば、帰路、モエレ沼公園やモエレ沼公園東口でちょうどいいバスの便がないときは、豊畑まで歩けば、なんとかなるということでもある。
ちなみに、豊畑からモエレ沼公園東口までは歩いて8分ほど。
したがって、豊畑からガラスのピラミッドまでは17分ぐらいかかる計算だ。
筆者が乗ったバスは、伏古(フシコ)の住宅街の中を通る路線で、いつもの三角点通の車窓風景にはやや飽きていたので、新鮮で良かった。
乗客は5人ほどしかいなかった。
豊畑は、先に述べたとおり、さまざまな路線の終点であるので、バスの回転場になっている。運転手の詰所のような建物まである。
そして、ここが市街化調整区域の境界線になっているので、ここで住宅地はとつぜん終わる。この先は、集配センターと牧草地と資材置き場という、郊外らしい土地利用がみられる。
想定よりも25分ほど遅れて(それでも、環状通東駅で次の「モエレ沼公園東口」行きを待つよりは若干早く)、ガラスのピラミッドへ。
美術館学芸員のHさんに会った。
(この項続く)