(承前)
新型コロナウイルス禍のあおりで、3年ぶりの開催。
しかも、通常は札幌市民ギャラリーが会場だが、いまは改修工事中のため、スカイホールに会場を移して開かれた。
小中高校生の書道ということで、筆者は初めて見て、自分の不明を恥じた。
小学生はともかく、高校生はすごい。絵画や演劇と同じように、若い人でなければなしえない表現がここにある。
経験の不足を補って余りある情感にあふれているのだ。
今は無き学生全道展のエネルギーに共通するものを感じる。
来年からは毎年見ようと思う。
2枚目の画像は、最高賞の「北海道知事賞」など特別賞の受賞作。
知事賞は小、中、高から1点ずつ選ばれ、次の「北海道議会議長賞」は1点だけ。
佐藤心星さん(旭川西高)の近代詩文書だが、「自分自身」の左右に小さな文字を配しているのが、非常に珍しい。たいてい、大字と小字はまとめて配置するのだ。冒険的な構成ながら、絶妙のバランスだ。
知事賞は山口夢乃さん(札幌大谷高)。
会場が狭いのでかな書はなんだか窮屈そうに見えるが、その中での快挙。
次の前衛書も、たぶん帯広勢だと思うけど、すごくないですか?
大人の書展でも、ここまでメリハリとキレのある前衛書って、めったにないんじゃないかと思う。
いやそれ「糸」じゃなくて、中島みゆきの「時代」だから、とツッコミを入れたくなる作品もあるけど(笑)、とにかく、青春の焦燥や歓びなどが、とくに近代詩文書の作品からはストレートに伝わってきて、圧倒された。
紹介が遅れて申し訳ありませんが、読者の方も、書道に詳しくなくても、来年まで覚えていたらぜひ足を運んでほしい。
2023年1月10日(火)~15日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)
スカイホール(札幌市中央区南1西3 大丸藤井セントラル7階)
新型コロナウイルス禍のあおりで、3年ぶりの開催。
しかも、通常は札幌市民ギャラリーが会場だが、いまは改修工事中のため、スカイホールに会場を移して開かれた。
小中高校生の書道ということで、筆者は初めて見て、自分の不明を恥じた。
小学生はともかく、高校生はすごい。絵画や演劇と同じように、若い人でなければなしえない表現がここにある。
経験の不足を補って余りある情感にあふれているのだ。
今は無き学生全道展のエネルギーに共通するものを感じる。
来年からは毎年見ようと思う。
2枚目の画像は、最高賞の「北海道知事賞」など特別賞の受賞作。
知事賞は小、中、高から1点ずつ選ばれ、次の「北海道議会議長賞」は1点だけ。
佐藤心星さん(旭川西高)の近代詩文書だが、「自分自身」の左右に小さな文字を配しているのが、非常に珍しい。たいてい、大字と小字はまとめて配置するのだ。冒険的な構成ながら、絶妙のバランスだ。
知事賞は山口夢乃さん(札幌大谷高)。
会場が狭いのでかな書はなんだか窮屈そうに見えるが、その中での快挙。
次の前衛書も、たぶん帯広勢だと思うけど、すごくないですか?
大人の書展でも、ここまでメリハリとキレのある前衛書って、めったにないんじゃないかと思う。
いやそれ「糸」じゃなくて、中島みゆきの「時代」だから、とツッコミを入れたくなる作品もあるけど(笑)、とにかく、青春の焦燥や歓びなどが、とくに近代詩文書の作品からはストレートに伝わってきて、圧倒された。
紹介が遅れて申し訳ありませんが、読者の方も、書道に詳しくなくても、来年まで覚えていたらぜひ足を運んでほしい。
2023年1月10日(火)~15日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)
スカイホール(札幌市中央区南1西3 大丸藤井セントラル7階)
(この項続く)
時代の歌詞で間違って「糸よりって」書いてました笑笑笑笑笑