全道各地で撮影した、北海道の開拓に尽くした人の野外彫刻、その数なんと102点。たいへんな労作の個展です。モティーフになっているのが、高官貴顕だけでなく、文学者やアイヌ民族、無名の人々までふくまれているのには、好感がもてます。作った人も、榎本武揚の佐藤忠良、小林多喜二文学碑の本郷新、エドウィン・ダンの峯孝など、豪華メンバーです。
写真のほうも、野外彫刻の撮影には欠かせない、望遠レンズの多用によって、安心して見られる出来になっていたと思います。
おもしろいのは、黒田清隆とホーレス・ケプロンのバックが、雪まつりの大雪像の道庁赤レンガ庁舎になっていたことで、すごくぴったりの背景だと思いました。
ほかに、日本の女医第一号の荻野吟子、サッポロビール生みの親村橋久成、小樽港を築くのに尽くした広井勇、さらに各地の屯田兵像、米坂ヒデノリさんの「開拓の母親」なんていうのもあります。
南2西3のピヴォの壁に在った梁川剛一のレリーフ「開拓の凱歌」の写真もありました。説明によると、芸術の森で保管しているのだそうですね。よかったよかった。
なつかしかったのは、八雲町公民館前の「徳川さん」。柳原義達の手になる胸像です。
ときには、この大地を切り開いた有名無名の先達に思いをはせることも、たいせつなんですね。
8月22日(火)-27日(日)10:00-18:00(初日13:00-、最終日-16:00)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階 地図G)
写真のほうも、野外彫刻の撮影には欠かせない、望遠レンズの多用によって、安心して見られる出来になっていたと思います。
おもしろいのは、黒田清隆とホーレス・ケプロンのバックが、雪まつりの大雪像の道庁赤レンガ庁舎になっていたことで、すごくぴったりの背景だと思いました。
ほかに、日本の女医第一号の荻野吟子、サッポロビール生みの親村橋久成、小樽港を築くのに尽くした広井勇、さらに各地の屯田兵像、米坂ヒデノリさんの「開拓の母親」なんていうのもあります。
南2西3のピヴォの壁に在った梁川剛一のレリーフ「開拓の凱歌」の写真もありました。説明によると、芸術の森で保管しているのだそうですね。よかったよかった。
なつかしかったのは、八雲町公民館前の「徳川さん」。柳原義達の手になる胸像です。
ときには、この大地を切り開いた有名無名の先達に思いをはせることも、たいせつなんですね。
8月22日(火)-27日(日)10:00-18:00(初日13:00-、最終日-16:00)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階 地図G)