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■陶芸作家・onna・四人展 (2016年3月15~26日、札幌) ―3月26日は8カ所(3)

2016年03月31日 22時22分22秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
承前

 紹介が遅くなってしまったけど、ギャラリー粋ふようが企画した、女性陶芸家の4人展。まさに、いま活動中の顔ぶれで、なかなかの人選だと思った。
 ギャラリーの加藤さんによれば、小泉満恵さん(札幌)と新林裕子さん(江別)に声をかけたところ、江別の福盛田眞智子さんと長畑ふみ子さんを誘ったとのこと。

 冒頭の画像は小泉さん。
 磁器作家として、北海道陶芸会のメンバーであるが、2014年に「乾杯を愉しむ公募展 クラフトで乾杯!」グランプリ賞と入選、先ごろは佐賀県で行われた「第五回陶ひなコンテストin有田」で最優秀賞を受賞するなど、他流試合にも積極的に参加している。
 
 磁器だけに、清楚で、透明感ある白さが映える。皿、茶碗、小鉢、ちいさなさじもある。
 筆者は青白磁と思ったが、小泉さんは「影青釉」といっている。

□小泉満恵サイト http://mitsuewebsite.jimdo.com/





 そのとなりは、江別市郊外で千古窯をひらいている福盛田さん。
 彼女も北海道陶芸会のメンバーであり、また、道内産の土を使った制作を試みている陶芸家の集まり「凍土会」の展覧会にも出品している。
 鉄分の多い土ならではの、ざっくりとした味を生かしたカップや皿などがならんでいる。


自然の恵みをいただく食卓 (2008)


 3人目は、江別市で「なな窯土裕陶房」をひらいている新林さん。
 毎年、札幌のギャラリー大通美術館で個展を開いている。



 なんといっても、繊細な筆による、ツユクサやハマナスなどの植物の絵付けが特徴。
 小皿などのほか、陶板画なども展示してあった。

参考□はしもと陶芸館のページ http://84mo10.com/tougeikan/sakka/yuuko/index.html
絵付けの陶器展「草花のうつわ」 (2015年)
2014年の個展(画像なし)
新林裕子絵付の器展 (2006) ※画像なし


 長畑ふみ子さんは、画家と陶芸家の二刀流である。
 線に迷いがなく、すばやい絵を描く人で、その思い切りのよさが陶芸、とりわけ陶板画にも反映していると思う。


ギャラリーモト in シェラトンホテル札幌 (2009)
長畑ふみ子の裸婦デッサンと風景スケッチ展 (2003、画像なし)
長畑ふみ子個展(2002、画像なし)

2016年3月15日~26日(土)午前10時30分~午後6時(最終日~4時)日曜休み
ギャラリー粋ふよう(札幌市東区北25東1)


□北海道陶芸会のページ http://www.hokkaido-pottery-society.org/

野の花が似合う花器 (2007)=福盛田さん、長畑さん出品

・中央バス「北26条東1丁目」から約170メートル、徒歩3分(札幌ターミナル、北5西1などから「02屯田線 屯田6の12行き」「22 あいの里篠路線 あいの里4の1行き」「34 35 36 篠路駅前団地線 篠路10の4行き」「39 ひまわり団地線 あいの里4の1行き」に乗車

・中央バス「北24条西2丁目」から約500メートル、徒歩7分(札幌ターミナル、北5西1などから「09 新琴似線 中央バス自動車学校行き」「14 花川南団地線 石狩庁舎前行き」「16 花畔(ばんなぐろ)団地線 石狩庁舎前行き」に乗車。帰路(上り)は「北26条東1丁目」から乗れます

・中央バス「北24条東1丁目」から約500メートル、徒歩7分
(東営業所―東豊線「元町駅」―北24条駅を結ぶ「元町線」)

・地下鉄南北線「北24条」駅から約800メートル、徒歩10分



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