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真鍋庭園で 帯広への旅(8)

2011年07月19日 21時09分17秒 | 展覧会の紹介-現代美術
承前)

 筆者が訪れたとき、真鍋庭園の真正閣しんしょうかくでは池田緑さんの作品が展示されていたのだが、庭園内には彼女以外の作品も点在していた。

 この画像は、池のふちに置かれていた吉野隆幸さんの「心象覚 8 心に織り込まれた風景の感覚」(と読める)。

 古いリンゴ箱を積み上げて配置したインスタレーションである。

 池のへりは、段差になっているので、遠くから見ると、水が高いところまであって、そこに浮かんでいるようにも見える。ふしぎな光景だ。




 両側に積み上げられた箱の壁の内側に入ることができる。
 迷路のなかにさまよいこんでしまったような感覚が味わえた。

 足元は、一見水面に浮かんでいる飛び石のように見えて、意外としっかり固定されている。




 段差の反対側から見た作品。

 そういえば、商品流通の現場で、こういう木の箱の出番はめっきり減ってきているような気がする。もちろん、まだ現役で活躍しているものもあるだろうけど。





 真正閣からはやや離れたところにある。
 庭園の中を散策するのも一興だ。

(この項続く)


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