北海道美術ネット別館

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2007年2月24日。遅くなったけど報告(5)

2007年02月27日 08時04分05秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)

 寒桜忌展 うただより・今井和義へ<没後3年>=ギャラリーたぴお(中央区北2西2、道特会館)
 2004年に46歳で亡くなった今井さんの追悼展。たぴおの常連で、晩年は口語短歌にもとりくんでいた。
  今井さんが短歌を書きなぐった原稿用紙、生前のスナップ写真や自筆原稿類、友人たちの美術作品などからなる展覧会。
 斉藤邦彦さんが「青黒のブルース」「虹の望郷」「響」と、あいかわらず渋い抽象画を出品している。
 林教司さんは、石膏の手を万力のようなもので挟んだオブジェ「哀しき玩具」を出品。人間存在への皮肉な視線を感じる。ほかに、今井さんの短歌を書いた書というか、絵も。
満たされぬ飢え持つ鴉ひもじくて飽きることなく嘴を研ぐ

 ギャラリーオーナーの竹田博さんが、クロージングパーティのなべのしたくをしていた。慣れた手つきだ。
 24日で終了。

■06年の寒桜忌展
■04年の追悼展(7、8日の項)



 オホーツクフォトグラファーメンバーズ写真展「オホーツクからのメッセージ」=富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館)
 網走管内(オホーツク地方)在住の樫原功、山本勝栄、大島秀昭、鈴木徹、江草智行、表政治、中島浩之、宮津貴司の8氏による写真展。
 人口が少なく、知床などの雄大な自然の残る地方だけに、ネイチャーフォトが多いのは当然だけど、樫原代表の熱気球や、モノクロ、小規模校の子供たちをとらえた写真などもあり、けっこうバラエティ豊かでたのしめた。
 もちろん、すべて銀塩。



 季生天結 -風紋崩し-=でみ蔵亭(中央区北区北11西1)
 昨年3月の「PHOTOGRAPHIC SYNDROME」展などを主宰してきた若手kou.さんの写真展。
 すべてモノクロで、左側の壁に、女の子が写った写真など7枚、右側の壁に、クレーンと空、雨の日のビル、鉄塔などを撮った風景4枚が展示されている。
 女の子サイドは、micro.で撮影した1枚も。
 筆者の好みでいえば、風景サイドのほうが好き。空の広がりが感じられるから。

 3月4日まで。11:30-23:00(ラストオーダー22:00)
 コーヒー380円、ハヤシライス680円など。うまいっす。

kou.さんのブログ「akegata no tsuki」


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