先月の三十一日の午後・・・、同僚の坂江君が亡くなった・・・。
土庄沖の瀬戸内海で、押し船「汽船・トービ(約8トン)」に衝突され、坂江丸の坂江君は海に投げ出されて死亡した・・。享年54。若いといえば若い。惜しいといえばおしい・・・。
「きむさん…鉛がほしいんやけど・・。底引き網の重しが足りんのやけど・・」
そんな電話があった矢先だった・・。
「ごめんな・・・。もう、鉛の時代は終わってね・・。今はプラスチックばかりやから・・」と、そんな、話をしたばっかりだった・・。
海の上に道はないし、信号機というものもない。ただ・・右側通行という規則があって、相手船を右に見た船が・・・相手船の進路を遮ってはならない・・・とされているばかり。
この場合・・・押し船の船長がこれを誤って・・・尊い命が失われた。同じ遊漁船の船長として・・・悔しくてならない。
海の上は・・・限りなく自由だ・・。道があるわけでも・・一旦停止があるわけでもない・・。信号機があるわけではないし・・・。
でも・・・守らなければならない航則はある。それを守らないと・・・事故になる。事故になれば・・・地上のそれよりもひどいものになる・・。
私も小型船舶二級船長だ・・。坂江君の悔しさが身にしみてくる。奥さんやご家族の悲しさがこころにあふれてくる・・。海の男としての悔しさが募る・・。
近いうちに・・・お墓参りに・・・豊島を訪れてみたいと思ったことだった・・。
土庄沖の瀬戸内海で、押し船「汽船・トービ(約8トン)」に衝突され、坂江丸の坂江君は海に投げ出されて死亡した・・。享年54。若いといえば若い。惜しいといえばおしい・・・。
「きむさん…鉛がほしいんやけど・・。底引き網の重しが足りんのやけど・・」
そんな電話があった矢先だった・・。
「ごめんな・・・。もう、鉛の時代は終わってね・・。今はプラスチックばかりやから・・」と、そんな、話をしたばっかりだった・・。
海の上に道はないし、信号機というものもない。ただ・・右側通行という規則があって、相手船を右に見た船が・・・相手船の進路を遮ってはならない・・・とされているばかり。
この場合・・・押し船の船長がこれを誤って・・・尊い命が失われた。同じ遊漁船の船長として・・・悔しくてならない。
海の上は・・・限りなく自由だ・・。道があるわけでも・・一旦停止があるわけでもない・・。信号機があるわけではないし・・・。
でも・・・守らなければならない航則はある。それを守らないと・・・事故になる。事故になれば・・・地上のそれよりもひどいものになる・・。
私も小型船舶二級船長だ・・。坂江君の悔しさが身にしみてくる。奥さんやご家族の悲しさがこころにあふれてくる・・。海の男としての悔しさが募る・・。
近いうちに・・・お墓参りに・・・豊島を訪れてみたいと思ったことだった・・。