まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

潮騒の 彼方に叔父は 還りけり

2009年03月11日 | 日常
 残り少ない・・・年配者の・・「て~やん」という・・叔父さんが亡くなった。

 もう・・、親戚筋に・・・私よか年配者は・・・十本の指で足りる。片手ではまだまだあまる。

  

 私が子供のころから・・・タクシーの運転手として永く働いてきて・・・退職後は農業をやりながら、趣味の魚釣りや・・・園芸にこっていた・・・。釣り餌自体を・・・釣り具屋では買わなかった・・。川エビやらミミズやら・・・自然のもので・・・うまく釣りあげていた・・・。

 チヌを釣るにしても・・・赤土は山から・・・米ぬかは自分ちの米を精米したヌカを使うなど・・・徹底した・・・自然派漁法だった・・・。これには恐れ入った・・・。

 私も退職すれば・・ふところはさみしくなるから・・、こういう手法を受け継ぎたいものだ・・・。できるかな??

 

 ここは・・新しい会館だから・・・全てが新鮮で・・・きれいだった・・。派手ではなく・・・慎み深く・・・荘厳なお葬式になりました・・・。

 「信は荘厳より生じる」という言葉がありますが、きれいにかざりつけられた・・「お荘厳(しょうごん)」によって、信心が生まれ・・深くなるということです。ですから、お仏壇はきれいにしなさい。お仏壇にお花を欠かしてはいけません」などと言われるのですね・人間は・・・美しいものには・・知らず知らずのうちに手を合わせてしまうものなのです・・。

 これを・・繰り返しになりますが・・「信は荘厳(しょうごん)より生じる」というのですよ。

 お墓をきれいにする。おはかにお花を絶やさない。神棚に埃を積み上げない。神棚のサカキを枯らさない・・・。すべて・・・「信は荘厳より生じる」に依っているのです。

 

 これは・・どこの海でしょうか・。春の海です。隣に・・・宮城道夫がいるような気がします・・・。

 「道夫にも このおだやかさが 見えようか・・・」と言ったら・・・道夫が・・

 「見えるとも・・・。うん。穏やかな海だこと・・・。」

 そう・・言って・・・春の海を弾いてくれそうな・・・。そんな海だった。

 

 潮騒の 彼方に叔父は 還りけり・・・。南無阿弥陀仏


 ★これらの写真は資料映像のため、本日の写真ではありませんので念のため

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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