まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

梅雨の中 安居の続きか 沙羅双樹

2009年07月07日 | 歴史
 で・・七月七日はたなばたさま・・。そんなことは関係なくて・・京都での朝・・。朝の5時には起きたものの・・、この日の研修会は・・10時から・・。

 お隣の・・本願寺さんへ「おあさじ」に出かけた・・。朝のおつとめである。

 本願寺さんの鐘は・・5時半に鳴る(もちろん、自動で・・機械仕掛けで・・)。その鐘で・・お寺の門が開かれる。(これは・・守衛さんが開けてくれる)

 

 誰も居ない・・境内はすがすがしい・・。そこを歩いて行くと・・、どこからともなく行列が蟻のように現れて・・・、たちまちにして・・阿弥陀堂がいっぱいになる・・。とにかく・・すごい・・。ぞろぞろと・・どこからか人々や僧侶が現れて・・・。学生(がくしょう)さんらしき、くりくり坊主やま新しいころもに身を包んだ若い方とか・・・。

 

 おあさじは・・6時から・・。「こーげん・ぎーぎー・・」という、讃佛偈のおつとめからだ。しかしのかかし、全国から集まって来るのだろうか・・。「なんとか念仏奉仕団」というたすきのようなものをかけた人たちが・・毎日毎日・・お堂いっぱいになるほど集まって来るのだ・・。

 それが終われば・・・御影堂(ごえいどう)で・・「正信偈(しょうしんげ)」のおつとめになる。一同は・・ぞろぞろと・・廊下をわたって・・御影堂へ移ってのおつとめになる・・。(阿弥陀堂は、ご本尊の阿弥陀様が安置してあり、御影堂は、開祖親鸞聖人さまを安置している)

 その後・・・コンビニでコーヒーとサンドイッチで朝食を食べて・・うちのお寺の「ご晨朝(じんじょう)」、朝のおつとめのことだ・・。こちらは・・数名だけがおまいりにきている程度・・・。それも・・研修生ばかり・・。

 「結界」という柵の向こう側が「内陣:ないじん」といい、出仕(勤務)するお坊さんがおつとめをする場所。手前側を「外陣:げじん」といい、参詣者がおまいりする場所。内陣に入るためには、「衣体:えたい」という、ころもと袈裟をつけ、足袋をはき、装束念珠(しょうぞくねんじゅ)=「長くて白い房のおじゅず」と中啓(ちゅうけい)=「赤い扇」を持って、威儀を正して歩かねばならない。

 

 うちのお寺でもおつとめは似たようなもので、阿弥陀堂では・・讃佛偈のおつとめ。その後、御影堂では・・正信偈のおつとめほか・・。「ご晨朝」には、宗務所の職員がおつとめをし、宗務総長や教務参務などの内局が出勤し、ご門主が出仕される。


 で・・ようやく・・本題の・・「住職研修会」が10時から始まった・・・。

 受付から始まり、開式の挨拶などがあり、「教化(きょうけ)」「教学」「歴史」などが初日の講義。教学は本願寺派の藤田徹文先生の「仏教が現代に提言できること」という講題で、「釈尊の教えた一つのこと」についての講義を受けた・・。さすがに・・わかりやすいお話やった・・。

 

 で・・、困ったことに、この朝から・・デジカメがまたしても壊れた・・。レンズセンサーが動かなくなって・・・ズームが全く使えなくなってしまった。昨日にはきちんと動いていたのに・・、朝のおつとめの前から・・レンズカバーが開かなくなったのだが、それはすぐに回復したが、ズームにすると電源が落ちる・・。困ったことになった・・・。

 

 ま、こうして・・僧侶研修会は・・座談会などを含めて・・・午後九時まで・・・延々と続いたのだった・・。

 私にすれば・・・朝の五時から・・夜の十時までの・・・永い一日になったことだった・・・。

じゃぁ、また。

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