まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

さても酔い 春のうららの 海の上

2012年04月08日 | ふるさと散歩

 朝の4時に起こされて我が家を出て・・・。6時15分発のしわく丸に乗った。丸亀港からしわく広島に向かう。今日は広島の「こんぴらさん」の例祭日。

 

 本家本元の「金刀比羅宮」のお祭りは毎月十日。有名なのは10月10日の秋の例大祭だが、毎月、なにがしかのお祭りがある。4月10日は「桜花祭」だと思う・・・。 

 

 広島というても、江の浦という集落にある「こんぴらさん」の祭りは「おとうか「お十日」」と呼ばれて、はるか昔から行われてきたおまつり。話せば・・・塩飽水軍にまで遡るが、ここでは詳しくは触れない。

 

 島も高齢化と無子化(?)の影響ではるばるとさぬき市から招待というか動員要請を受けてお祭りに参加。一昨年の写真を見るとおまつりに集まった人は十分の一に減った。

 

 なぜだか、このお祭りは子供が主役。お頭人さんは子供が勤める。本家の金比羅さんもお祭りのお頭人さんは子供だと聞いたことがあるが・・・。

 

 こうしたお祭りの時には、「ちょうさじゃ・ちょうさじゃ」というかけ声を掛けながら練り歩く。「ちょうさ」というのは山車(だし)や「だんじり」、御神輿のことを言うらしいが、「祭りの行列が来たぞ~」というかけ声かも知れない。

 

 こんぴらさんの本宮からの御神輿は、この浜恵比寿宮で陸の渡御のお祝いをする。その後、海渡御(うみとぎょ)に移る。

 

 立石の「白石:しらいし」を時計回りに三周する。この時の船渡御は御輿船に随行船が四隻。

 

 これが「羽節岩灯台」。ここも時計回りに三周する。その後、「釜の越」という集落にある「小羽節岩」近くを三周して船渡御は終わる。その後、港について、神主さんが随行船に御神酒をかける。少し前には、随行船でも御神輿を乗せて「ちょうさじゃ・ちょうさじゃ」とお祝いをしたが・・・。

 

 あとは「直来:なおらい」という神様と一緒に御神酒をいただいて御神食(みけ)をいただいて・・・。

 

 春の宴はずぅぅっと続いたのでありました。

 

じゃぁ、また。


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