回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

沈丁花

2014年03月14日 16時45分58秒 | 日記

かれこれ10年くらい前になるが、都市ガスの配管工事のために庭のつつじを撤去し、工事が終わった後に植えた沈丁花は、どちらかといえば日陰を好むせいなのかなかなか大きくならない。まだ咲き始めで可憐な花だが近づくと間違いなく香りがしている。花言葉の栄光や不滅、というのはこの小ぶりな花が縁起の良いものから来ているのだろう。

この花は西洋では香りのダフネと言われている。キューピッドから金の矢を射られたアポロン、やはりキューピッドから鉛の矢を射られたダフネは、アポロンの追跡を逃れて結局は月桂樹に身を変えた。ギリシャ神話の時代から追いかける男と、意にそわない男から逃げる女の構図があったということ。でも、月桂樹にまで身を変えたダフネの心情はどんなものだったろう。アポロンが追いついたときには既に月桂樹に変身しつつあったというダフネだが、逃げおおせただけでも善しとしなければならないとすれば切ない話だし、ダフネを思って終生月桂樹の冠をつけたというアポロンの話も切ない。

そしてアポロンの月桂樹の冠が古代オリンピックにつながり、今はウクライナ問題の陰に覆われたソチでの五輪となっているわけでなんだか複雑な感じだ。

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中東の不安定化

2014年03月14日 10時05分48秒 | 日記

ガザのイスラム過激派(イスラエルはハマスの仕業としているがハマスは否定)によるイスラエルへの連日のロケット弾砲撃、それに対する報復としてのイスラエル軍の空爆という形で武力衝突の激化が進行中。停戦協定は少なくとも一時的には効力を停止している。エジプトによる仲介も、今のロシア寄りのエジプト政権を考えれば実効性に乏しい。

ウクライナ情勢緊迫化で中東への注目度が低下する中で、この地域で武力衝突が拡大する可能性もある。こう着しているシリア情勢、その報道ぶりをめぐってサウジがアルジャジーラの支局閉鎖命令を出すなどアラブ諸国内でも軋轢が拡がっている。

中国の全人代はマレーシア航空機遭難事件ですっかり影が薄くなった。北朝鮮やベネズエラの独裁政権の暴走にもまったく歯止めがかからない。

そこかしこで地域の不安定化が進んでいるとなると、世界では今、なにか大きなパラダイム変化が起きているのかもしれない。

 

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-26566454

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