ギリシャとユーロ離脱を掛け合わせた造語 Grexit (Greek + Exit)がこのところの新聞をにぎわせているが、今日のEU財務相会議で交渉が不調に終われば、ギリシャのユーロ離脱の可能性が出てくる。すでに時間稼ぎの中途半端な対応は問題をさらに深刻にするとともに、ギリシャの新首相のようにいわば国民を盾にした恫喝に屈することになりあしき前例となるだろう。金融テロとでもいうべきものかも知れない。怠惰な公務員を再雇用し、最低賃金を上げ、労働市場改革法を廃止すると言いつつ、半年間でギリシャが生まれ変わる、というギリシャ新政権の主張ほど見え透いた欺瞞はない。あまつさえ、解決済みの第二次世界大戦のドイツへの賠償すら言い出した。このようなことを言うのは日本に戦後賠償を求めている北朝鮮くらいであり、その点では今のギリシャ政権はそれと同様なのかもしれない。
かつて、夏休みはロードス島で過ごしていた時期があった。あの時の勤勉だったロードス島の漁民は今はどうしているのだろう。