少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

ネガ濃度

2005-05-14 22:46:52 | 写真
最短時間最大濃度の実験で、ス抜けネガが真っ黒になる条件を求めた。ただ、黒い色のかすかな違いを識別するのはかなりむずかしい。

ただ、スヌケのネガの隣にあった被写体の映像を見るとF11の4秒では明らかにオーバーになっていることに気がついた。そのあたりの状況も考慮に入れてもう一度良く印画紙を観察してみると、大体F16で4秒くらいがいいところではないかと思う。

そう思って少し前にいいプリントが出来たなあと思った作品のプリント条件を見返してみたらF11、6.5秒でフィルターが1.5号だった。

最近のプリントではF11で4秒くらいが多いのだが、そういえば全体的に暗い感じのプリントになってしまっていた。どうもハイライトがさえないのだ。もしかすると撮影のときに露出をかけすぎたのではないかと思う。撮影のときの条件をもう一段くらい露出を減らす方向で撮ってみようと思う。

エレクトロニックアイピース

2005-05-14 21:43:56 | 天体観測
望遠鏡は普通、接眼レンズを通して見る。でも、これを近所の子供たちに見せようとするとなかなか上手くいかない。どうもどこに目のピントを合わせていいかが分からないらしい。

これは子供だけではなくて、おばさんとかに見せてあげても同じようなことが起こる。時にはレンズに写った自分の目を見てビックリする人もいる。

他の人に星を見せてあげることが目的で天体観測をやっているわけではないが、子供たちに星見の楽しさを知ってもらいたい気持ちもある。

ということでミードというアメリカのメーカーから発売されているエレクトロニックアイピースなるものを買った。ネットで調べて3000円程だった。接眼レンズをつける要領でこのアイピースをつけるとその映像がテレビに映るというシロモノだ。もちろん、淡い星雲を撮影するような本格的な撮影が出来るわけはない。月や惑星くらいがちゃんと写ればいいと思っている。

一応動作することは確認したが、写すモニタがない。秋葉原に行ってモノクロのモニタを探すことにした。今のところ6000円くらいで小さな携帯テレビを発見している。どっかに安いテレビがないかあ。

養老 孟司について

2005-05-14 12:42:35 | その他
心療内科の先生と話をしたとき、脳の分野で有名な養老先生の評判は、その分野ではすこぶる悪いという話をきいた。彼の論を専門家の間で支持する人はほとんどいないのだという。

ある対談で、どこかの研究機関のトップの著名な先生が養老先生の説を批判したとき、それに養老先生は答えられなかったという。大体有名な大学の名誉教授なんていうのは、老害以外のものではないということだという。

でも、僕は養老先生はなかなかすごいなあと思った。きっと彼への批判に対して言い返すことも出来たに違いないのに、彼はあえてそれをしなかったのだと思う。あれだけ本を出版し、テレビに出れば、研究者からはバッシングを受けるだろう。そんなことが分からないわけはない。

でも、彼はそれを続けている。名誉や金にはもう不自由しないだろうに、あえて彼はそれを続けている。彼の本当の理由を僕は知らないけど、その精神力の強さは、半端なものではない。