少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

今日の現像実験はハプニング連発

2005-05-28 20:10:25 | 写真
金曜日にフィルムを3本かってきた。ネオパン400は今日も18%グレー板を撮影し続けいてる。

先週の実験では8分の現像時間を7分40秒に短縮した結果、ハイライトはゾーン8まで諧調が得られたものの、ダーク部がつぶれてしまった。

そこで今日はフィルムスピードを200から160に下げ、さらに現像時間を7分50秒に変更して実験を行った。

7分50秒というのはかなり微妙なタイミングだ。というのもいつも7分30秒で3回の倒立攪拌を行っているから、それで大体7秒かかる。一方で液の排出から次の液を投入開始するまでに大体12秒かかるから、7分50秒で現像を終わるとすると最後の攪拌から排液開始まで1秒しか時間的な余裕がないことになるのだ。

結局、今日は3回の攪拌を1回にして、7分38秒から排出を開始した。

ところが、そのことを現像中ずっと考えていて心に隙が出来てしまった。排出するためにマスコタンクのふたを取ろうと思ったら、過って大きいふたが開いてしまった。光が入ってしまったのだ。おまけに、それで動揺して停止液の代わりに定着液を入れてしまった。何たることだ!!

が、これでやめてしまうのものもったいないので、気持ちを入れ替えて定着を続けた。

出来上がったフィルムは非常に薄いネガになった。ざっくり言って7分40秒で普通に現像したものより2から3段分くらい薄い。

途中で光が入ったりしたので、あまり断定的なことはいえないが、ネガが薄いということは途中の露光による影響ではないはずだ。だって余計に光が当たればネガは濃くなるはずだから。

それで、ネガが薄くなったということは、停止中にも結構ネガ濃度は濃くなっていくということかもしれない。

もう一つ、フィルムスピードを160にしたのだが、200に対して160は3分の1絞りだけ露出を多くすることになる。ところがハッセルは絞りの設定が二分の一段でしかかえられない。したがって、200を160に変えてもレンズの設定には殆ど影響しないのだ。目に見える程度の変化を得るためにはもう三分の一段くらいは明けた方がよさそうだ。次回は125まで明けてみることにしよう。

現像時間は、攪拌の関係で7分30秒から8分で大きく条件が変わってしまう。以前の結果をみると8分の方がよさそうなので、時間はそこでとりあえず固定することにする。明日再挑戦だ。