少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

ドブソニアン

2005-05-30 22:57:30 | 天体観測
ドブソニアンというのは望遠鏡の一種である。反射望遠鏡を徹底的にコストダウンして、眼視に徹したものである。赤道儀とかそういう複雑な制御の世界とは全く無縁の代物で、胴体は木だったりする。

僕の持っている望遠鏡は85mmの屈折望遠鏡だ。ハイエンドのも望遠鏡でお値段も半端ではない。そのぶん作りもとてもしっかりしている。それはそれでいいのだが、望遠鏡の性能の一つにその直径がある。基本的に直径が大きいほど性能が高い。もちろん、作りの良し悪しでずいぶん違うことは確かだが、いくらこった作りでも直径の大きさをひっくり返すことは難しい。

要するにたくさんの光を集めるので暗い対象まで見え、さらに分解能が高くなる。これはどうしようもない。

都会の天体観測では、暗い遠くの銀河などはなかなか見えないが、散開星団や球状星団だとそれでも見える。散開星団などは、都会で見てもとても美しい。しかし、球状星団ではそれぞれの星を分解して見ることがどうしても出来ない。有名なM3でボーっとした雲のようにしか見えないのだ。

ドブソニアン。安いキットだと6万円ほどで手に入る。きっと85mmでも見えるのだろうけど、僕の修行レベルではどうしてもうまくいかない。うーん。また物欲に負けちゃいそうな予感。20cmの直径ってどんな見え方するんだろう。でも安物はやっぱり安物なのだろうか。


拡大レンズ

2005-05-30 22:44:32 | 写真
僕はハッセルのレンズは80mmの標準レンズしか持っていない。なんたって、値段の高いハッセル、レンズったってそう簡単に買うわけにはいかない。

でも、ちょっとした小物や花の写真を撮ろうと思うと、90cmほどまでしか寄れないレンズだけではなかなか難しいことも多い。

そこで、僕はケンコーの拡大レンズを持っている。NO2というやつとNO4という2つである。値段は2000円ほど(たしか)だったので、ハッセルレンズに比べればただのようなもの。それでも拡大レンズをつけると、それなりに大きくなっていろいろと写真を取れる。花の写真を撮るのが大好きなので、拡大レンズは手放せない。

が、このレンズをつけてとった写真というのが、なんというか眠い感じになるのだ。ネガを見ただけでも違いが分かるなんか、フニャーとしているのである。それが幸いして幻想的な写真になることもあるのだが、フニャッとなる確率も高い。それから露出も1段くらい余計に光を当てないと暗くなる。

やっぱり、お値段には勝てないのだろうか。といってもすぐに次のレンズに手が出せるわけではないのだが。