視覚障害者のバリアフリーに取り組む点字図書館の方から、聴覚障害者の読書のバリアーについて考える企画の案内があった。
手話を使うろう者にとって、日本語で書かれた文章は文法が違うために、読みにくい、意味を取り違えやすいものだと言うことだ。
これまで、「昔のろう者は十分な教育を受けておらず、日本語が苦手」というような説明がされ、それ以上は論議もされてこなかったが、きちんとバリアーの内容と解決する方向について問題提起されるのはよいことだ。
ラビット 記
-------------------------------
第18回出版UD研究会
シリーズ・わかりやすく伝える(5)
ろう者にとっての読書
■開催日時:2007年11月30日(金)18:30~20:30(受付開始:18:00)
■ゲストスピーカー:
早瀬憲太郎(スマイル・フリースクール)
聴覚に障害のある人の読書について、これまで取り上げられる機会が少なかったようです。それは、視覚に障害がなければ、読書にはまったくバリアがないと思われがちだからです。
しかし、日本手話を第一言語としているろう者の場合、日本手話は日本語とは異なる文法で構成されているため、日本語で書かれている書籍を読む際、意味を読み違えてしまったり、理解しずらいことがあり、「本嫌い」になる人が少なくないといわれています。
また、聴覚に障害のある人が手話を通してコミュニケーションしあう文化と、聞こえる人が音声言語を中心にコミュニケーションしあう文化には、伝え方のギャップがあり、同じ言葉を使っていても、受け取り方にズレが生じることがあります。
今回は、ろう者であり、NHKテレビ「みんなの手話」に出演されている早瀬憲太郎さんに、そうした言葉上の伝わり方のズレについて、ビデオなどをまじえながら解説していただくとともに、それが原因となって、なぜ文字によるコミュニケーションとしての読書にバリアが生じやすいのかを紹介していただきます。
また、聴覚障害児のためのフリースクールで、国語をはじめとする学習指導を実践されている立場から、どのようなサポートや配慮の可能性があるのかについて、具体的に提案していただきます。
■ゲストスピーカー・プロフィール
早瀬憲太郎(はやせ・けんたろう)
1973年奈良県生まれ。学習塾「早瀬道場」を経営。またろう児向けの番組制作や映画制作に取り組んでいる。そのほか東京都立大塚ろう学校早期教育相談指導員や非営利団体スマイルフリースクール理事長、関東周辺のろう学校で教員・保護者対象の研修会講師などを務める。時間があればロードバイクで仕事に出かけることが息抜き。
■開催場所:東京ボランティア・市民活動センター
◆〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階
◇JR総武線「飯田橋」駅西口を出て、右に曲がり、右側前方のビルが「セントラルプラザ」です。10階までは低層用エレベーターをご利用ください。
◇地下鉄有楽町線・東西線・南北線・大江戸線をお使いの場合は、「飯田橋」駅B2b出口より「セントラルプラザ」1階に直結しております。
◇ http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access.html
■参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
■定員80名につき、予約制とさせていただきます。
■参加希望の方は、希望の回、お名前、所属先(勤務先・学校名など)、連絡先(メールアドレスなど)をご記入のうえ、メール、ファックス、郵便のいずれかでお申し込みください。 (先着順。定員になり次第、
〆切となりますので、あらかじめご了承ください)
◆メールアドレス:sanka@ud-pub.org
◆ファックス:03-5988-9161
◆郵便:〒171-0031 東京都豊島区目白3-21-6-101 読書工房内 出版UD研究会事務局宛
■当日は、早瀬さんが手話で講演されるのを通訳するスタイルで進行します。聴覚に障害のある方で、手話以外の情報保障をご希望の方はあらかじめご相談ください。
■当日はレジュメを用意いたしますが、そのままでは読めない・読みにくい方のために、事前にテキストデータを送付することが可能です。必要な方はお申し込みの際に「テキストデータ希望」とお書き添えください。
■会の終了後、懇親会があります(参加費4000円程度)。 詳細は参加申し込みをしていただいた方に後日お知らせします。
以上です。
手話を使うろう者にとって、日本語で書かれた文章は文法が違うために、読みにくい、意味を取り違えやすいものだと言うことだ。
これまで、「昔のろう者は十分な教育を受けておらず、日本語が苦手」というような説明がされ、それ以上は論議もされてこなかったが、きちんとバリアーの内容と解決する方向について問題提起されるのはよいことだ。
ラビット 記
-------------------------------
第18回出版UD研究会
シリーズ・わかりやすく伝える(5)
ろう者にとっての読書
■開催日時:2007年11月30日(金)18:30~20:30(受付開始:18:00)
■ゲストスピーカー:
早瀬憲太郎(スマイル・フリースクール)
聴覚に障害のある人の読書について、これまで取り上げられる機会が少なかったようです。それは、視覚に障害がなければ、読書にはまったくバリアがないと思われがちだからです。
しかし、日本手話を第一言語としているろう者の場合、日本手話は日本語とは異なる文法で構成されているため、日本語で書かれている書籍を読む際、意味を読み違えてしまったり、理解しずらいことがあり、「本嫌い」になる人が少なくないといわれています。
また、聴覚に障害のある人が手話を通してコミュニケーションしあう文化と、聞こえる人が音声言語を中心にコミュニケーションしあう文化には、伝え方のギャップがあり、同じ言葉を使っていても、受け取り方にズレが生じることがあります。
今回は、ろう者であり、NHKテレビ「みんなの手話」に出演されている早瀬憲太郎さんに、そうした言葉上の伝わり方のズレについて、ビデオなどをまじえながら解説していただくとともに、それが原因となって、なぜ文字によるコミュニケーションとしての読書にバリアが生じやすいのかを紹介していただきます。
また、聴覚障害児のためのフリースクールで、国語をはじめとする学習指導を実践されている立場から、どのようなサポートや配慮の可能性があるのかについて、具体的に提案していただきます。
■ゲストスピーカー・プロフィール
早瀬憲太郎(はやせ・けんたろう)
1973年奈良県生まれ。学習塾「早瀬道場」を経営。またろう児向けの番組制作や映画制作に取り組んでいる。そのほか東京都立大塚ろう学校早期教育相談指導員や非営利団体スマイルフリースクール理事長、関東周辺のろう学校で教員・保護者対象の研修会講師などを務める。時間があればロードバイクで仕事に出かけることが息抜き。
■開催場所:東京ボランティア・市民活動センター
◆〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階
◇JR総武線「飯田橋」駅西口を出て、右に曲がり、右側前方のビルが「セントラルプラザ」です。10階までは低層用エレベーターをご利用ください。
◇地下鉄有楽町線・東西線・南北線・大江戸線をお使いの場合は、「飯田橋」駅B2b出口より「セントラルプラザ」1階に直結しております。
◇ http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access.html
■参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
■定員80名につき、予約制とさせていただきます。
■参加希望の方は、希望の回、お名前、所属先(勤務先・学校名など)、連絡先(メールアドレスなど)をご記入のうえ、メール、ファックス、郵便のいずれかでお申し込みください。 (先着順。定員になり次第、
〆切となりますので、あらかじめご了承ください)
◆メールアドレス:sanka@ud-pub.org
◆ファックス:03-5988-9161
◆郵便:〒171-0031 東京都豊島区目白3-21-6-101 読書工房内 出版UD研究会事務局宛
■当日は、早瀬さんが手話で講演されるのを通訳するスタイルで進行します。聴覚に障害のある方で、手話以外の情報保障をご希望の方はあらかじめご相談ください。
■当日はレジュメを用意いたしますが、そのままでは読めない・読みにくい方のために、事前にテキストデータを送付することが可能です。必要な方はお申し込みの際に「テキストデータ希望」とお書き添えください。
■会の終了後、懇親会があります(参加費4000円程度)。 詳細は参加申し込みをしていただいた方に後日お知らせします。
以上です。