難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

デジ研究会報告書のテキスト

2007年10月26日 23時40分06秒 | バリアフリー
071020_1003~001.jpg「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送のあり方に関する研究会」の報告書のテキストデータが公表されていた。
http://203.140.31.100/s-news/2007/070330_19_text2.html

視覚障害者にも、報告書の内容を検索する上でも、テキスト化されていた方が良い。

幾つかの重要な施策が提案されているが報告書が出て半年を経過している。

○指針の策定
→パブリックコメントの募集終了

○放送事業者と障害者団体との協議場の設置
→事業者団体と障害者団体の協議中

○字幕放送、解説放送など補助制度の強化
→予算の大幅な増額の要求済み

○手話放送の研究強化
→研究助成の状況は不明

○法制度のあり方の検討
→まだ始まっていない


ラビット 記





視聴覚障害者の駅のバリア

2007年10月26日 21時42分55秒 | バリアフリー
071019_1147~001.jpg地下鉄の駅の中にインターホンによる呼び出しの設備があった。
どこの鉄道会社も合理化のためか、ホームに人がいない。

聴覚障害者はインターホンに話すことは出来ないし、難聴者も相手の声が聞こえないので使えるか不安だ。
近くの人に協力を求めるにしても、緊急時にこちらの言うことを聞いてくれるだろうか。


駅のホームの真ん中に水のみ場があるが点字ブロックが周囲にないのが気になった。
これは視覚障害者は大丈夫だろうか。
非常時や混雑を考えるとホームの真ん中にある意味はなんだろう?


ラビット 記



高齢難聴者のテレビ視聴は字幕放送が必須

2007年10月26日 21時33分11秒 | 機器について
071025_1256~001.jpg義母が帰宅するなり、「もう、テレビに字幕がないと聞くのに疲れて嫌になっちゃう」と語気を強めて言う。
今は、大抵のドラマやニュースに字幕放送があるよというと、自分の妹の所に3日ばかり滞在していた間、そこにあるテレビがないので閉口したということだ。

義母は伝音性難聴なので前は字幕無しでも補聴器で大分聞こえていたが、もう80歳なのでやはり聞こえにくくなっているのだろう。

地デジのテレビは液晶だ、プラズマだ、ELだ、厚さ何センチとかまびすしいが、超高齢社会の日本に必要なテレビの機能は店頭では全くアピールされていない。

071026_1529~001.jpg次世代字幕放送研究会の報告書でも家電販売店に字幕放送機能をPRしてもらうことが提案されていたが、どこまで効果があったのだろうか。


今年2007年3月の「デジタル放送次代の視聴覚障害者向け放送の在り方に関する研究会」報告書にも以下のように記述されている。

「また、電機メーカーは家電販売にあたって、バリアフリー対応商品であることをPRする等、視聴覚障害者向け放送が社会に必要なものであることを広報していくことが求められる。」


ラビット 記
下の写真は会社の鉢植えになったナス