難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の介護福祉士受験を振り返って(4)

2011年01月31日 23時40分15秒 | 難聴一般
試験前は毎日通ったミスドに来た。
今晩も大勢の学生が試験勉強している。

介護福祉士受験を振り返れば、各科目の基本を繰り返し学ぶことに尽きるというのが感想だ。
過去問や直前対策講座の教材を繰り返し学習する中で
その基本が基本として分かるので、基本の本を読むだけでは本当の理解は難しい。

例えばバイステックの7原則は原則そのものを覚えるだけでなく、その原則に照らし合わせて事例問題の解答を考える必要がある。
これは現場の経験がないからで毎日が実践の場にいればまた違うだろう。

学生たちはレポートの課題をしているような風には見えないので「試験」だろう。
IPADと小六法を見比べているのが今風だ。
自分の学生時代には電子辞書もなかった。

学習した内容を反芻するためにまた来ようと思う。


ラビット 記

聴覚障害者の介護福祉士の受験を終えて(3)

2011年01月31日 00時19分18秒 | 難聴一般

介護福祉士受験の過程で多くのことを学んだ。

ひとつ上げるとすれば、「受容」するということだ。その人をそのまま受け止める。自分自身も受け入れる。

すると、気負いがなくなり、精神的にリラックスできた。

試験直前の1週間前にこのことを突然「悟った」のが大きい。

 

ラビット 記


聴覚障害者の介護福祉士の受験を終えて(2)

2011年01月31日 00時13分16秒 | 障がい者制度改革
毎日の生活、仕事、また活動の中で仲間の中途失聴者、難聴者の苦闘している状況を見てきて、考えたことが中途失聴者、難聴者へのエンパワメントを制度化したいということだった。
介護福祉士、社会福祉士の資格を持つ多くの難聴者と一緒に運動を起こしたいと思う。
まずは集まることでいろいろな状況が見えてくると思う。
受験のために、通信教育等のスクーリングや試験対策講座をうけるがこの情報保障を何とかしないといけない。要約筆記者、手話通訳者の公費派遣の対象にするか、学校や試験対策講座主催者が派遣費用の負担すべきだと思う。
学校は聴覚障害者個人が支払った受講料の金額と手話通訳等にかかる費用の差額を比べてそれでは持ち出しになるとか考えているのかもしれない。
聴覚障害者であっても受講料は普通に負担して学ぶ。
その上で要約筆記や手話通訳等の費用は学校が負担すべきだ。なぜなら、障害を理由にした差別になるからだ。
学校がその費用を負担するということは講義に講師がマイクを使ったり資料を配布するのと同じ講義の準備の一つだ。学校や講座の運営コストの一部と考えればよいので、それを聴覚障害者ためにかかるコストと思うからいけない。
聴覚障害を持つ人が介護福祉士になり、その就労を保障する中で、高齢者介護の現場も障害者福祉の現場も変わっていく。
そのことを学校教育として介護福祉を教えているはずだ。学校や講座主催者は国民からの付託に答える責任がある。
ラビット 記

聴覚障害者の介護福祉士受験を終えて(1)。

2011年01月31日 00時01分31秒 | 社会福祉の学習
試験会場や直前講座、通信教育スクーリングで見かけた方は、現在介護の現場で仕事されている方も多いと思われる。
低賃金、無権利状態で激務の中を勉強されて受験されたことに敬意を表しないといけない。
試験会場を出る時、粉雪のふる中、介護福祉労働組合のリーフレットを配布している人々が居た。これは絶対に重要な組織だと思う。
高校生も多く受験していたが彼女たちも加入して欲しい。
高齢者の生活が苦しくなったと思っている人が半数もいる中で、消費税があがり、制度改悪という中では働く人の環境も待遇も改善されない。
ラビット 記