摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

鍋物で温まりたい季節に冬の七草

2023年11月15日 | 日記の補足

「冬の七草」は冷蔵庫の中や八百屋の店先で見つかる。「春の七草」のわくわく感や目の保養になる「秋の七草」の風流とはひと味違った趣きがある。見出し画像は冷蔵庫の中をひっくり返して出てきた「冬の七草」の一部。
鍋が恋しいこの季節。温まる上に野菜が良く摂(と)れて、風邪知らずと、八百屋さんの宣伝文句のような冬の七草があった。ネット上で見つけた情報によると「ねぎ、はくさい、だいこん、しゅんぎく、ほうれんそう、キャベツ、こまつな」がそれ。冷蔵庫をひっくり返せばたちまち4~5種類は出てきそうな身近な野菜ばかりだ。しゅんぎくをきくな(菊菜)に、キャベツをたまな(玉菜)に変えると語呂が良くなり、覚えやすくなる。
『ねぎだいこん きくなこまつな ほうれんそう たまなはくさい ふゆのななくさ』なんてね。
      

 この冬の七草、春や秋の七草と比べると歴史も由緒もまだまだで、人口に膾炙(かいしゃ)するには至っていない。大根は古くから春の七草に入っていたんだけど、おでんのネタのNo.1なので少々強引に冬の七草に抜擢したような気がする。
ところで、鍋やおでんの次にはそろそろおせち料理の出番がやってくる。おせちにクワイを食べたことある?吹田市のイメージキャラクター「すいたん」は吹田市名産の吹田クワイに由来してる。詳しくは吹田市のHPを見ると良く判る。吹田クワイはオモダカから派生したものだとか、牧野富太郎さんが有難い学名をつけてくれたんだとか。目からうろこのお話がたくさん載っている。プランターでご近所のおじさんが丹精込めて栽培している吹田クワイ。はじめはなんでわざわざオモダカを栽培なさっているのかと、思っていたよ。

   

吹田の田んぼで盛んに吹田クワイを作っていたころはJR南吹田駅前にあるオブジェに似たドンゴロス風車がゆらゆらと回っていたらしいね。そうこの辺りはつい60年前までは、見渡す限り一面の田んぼだったのだ。

 

まさかこんなところに駅ができるとは子どもの頃は想像も出来なかった。