北海道産の黒豆を栽培する理由は3月23日の記事に書きましたが、要するに育てやすくて美味しく、更には サツマイモ栽培時のコガネムシの幼虫に対する忌避効果が期待できる大豆を探しているのです。
私の好みではありますが、私は枝豆として一番美味しいのは「丹波の黒大豆」と思っているのですが、丹波黒は
栽培が難しいのとカメムシによる被害が格段に多いので、黒豆で他に使えるものはないかと考えて比較的手に
入りやすい北海道産の黒豆で栽培実験をやっているのです。
その北海道産黒豆(以下、「北海黒」と呼称)の栽培を通して分かってきた特徴を下記に示します。
1.セルに播種して、苗になる率が「岩姫」、「夕涼み」より高い。
2.生育の速さは早生種の「岩姫」との比較において、「岩姫」より豆の太り方が遅いが、莢そのものは大きい。
3.北海黒を3月に播いてもそこそこの莢付きがあるので、晩生種ではないらしい。
その北海黒の5月30日に播種した分は、先日植え付けたばかりの安納芋の畝から100センチ離して植え付け ましたが、これはコガネムシの幼虫に対する忌避効果の有無を確認するためです。
大豆の早生種と中生種は既に播き終えましたが、これから播く予定の大豆については、3品種について豆1粒
当たりの重さを量ってみました。
尚、秤は1グラム単位でしか量れず豆1粒の秤量は出来ないので、50グラムとなる豆の数から1粒の重量を
算出してみました。
北海黒(2020年度産調理用乾物):50グラム/111粒→0.45グラム/粒
丹波黒(2020年度産自家栽培品):50グラム/84粒→0.60グラム/粒
小糸在来(2020年度産自家栽培品):50グラム/139粒→0.36グラム/粒