それは、私が昨年末に手に入れた正月の煮豆に使う乾物の「北海道産の黒豆」です。
300グラム入りを購入しましたが、これは計算上で666粒となり、72穴のセルトレイで9枚分以上です。
666粒は私の畑で早生種として扱うと約0.6アール分に相当します。
購入時の価格を忘れましたが、400円くらいだったと思います。(それ以上高いと買わないので)
つまり、調理用を枝豆の種にしているので格段に低コストなのです。
しかも、過去記事で確認していただければ分かりますが、この北海道産の黒豆はセルに播いて苗になる率が
格段に高いのです。
そして、植えた後の生育状況と食味を試験栽培で確かめた結果、今日までに以下のことが判明しました。
1.収穫までの期間が早生種と同等
関東で早生種として扱う品種と同等の生育具合であり、枝豆として収穫までの期間も同等です。(「岩姫」との比較)
2.早生種の枝豆としては大粒(種としても大粒)
一般的な早生種の「岩姫」よりひと回り大粒です。
3.食味はより甘く、香りは控えめ
「岩姫」との比較の結果です。「丹波黒」と類似の食味です。
香りは少な目で、茶豆とは対極にあります。
栽培状況(手前側2列)
プランター栽培の事例
「岩姫」(下)との莢の比較
調理品での比較(右が「岩姫」で左が北海黒)
茹で上がり直後に莢を剥いたところ(やや色が濃い)
この北海道産の黒豆の栽培実験は今も継続中で、今日も新たに72穴のセルトレイで3枚分播種しました。