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私のカウンセリング・マインド

2011-01-15 | 健康・スポーツ心理学

● 私のカウンセリング・マインド
 私は、カウンセリングをしたことも、受けたこともありません。でも、カウンセリングは、大学に入って心理学を勉強しはじめてからずっとなにかと興味を持ち、ひそかに?、いくつかの技法やその精神(カウンセリング・マインド)を自分の心の管理と仕事と対人関係を良好に保つために活用してきました。おかげで、なんとか「ここまでこれた」とさえ思うこともあります。
 余談になりますが、その嚆矢はフロイトです。
当時の学生、自分も含めてほとんどが、授業そっちのけで好きなことをやっていました。自分は、勉強では、フロイトの精神分析でした。夢中で、全集をむさぼり読みました。4年間、どの先生からも、フロイトの「フ」の字もでなかった記憶があります。でも、自分には強烈なインパクトがありました。
 さて、そのカウンセリング・マインドって「自分にとって」どんなものだったのかを、あらためて、この1文を書くために考えてみました。内省力、共感力、そして、会話力の3つが出てきました。

心を元気にするキーワード⑤「使命感」

2011-01-15 | ポジティブ心理学
心を元気にするキーワード⑦

使命感「使命感があれば、むかうところ敵なし」

●使命感ってなにもの?
 使命感にかられた行動には社会性があります。それをすることが、世の中のためになっているという感覚ですね。
 類語辞典で、使命感の類語を拾ってみますと、
  「任務、職責、職務、責任、務め、献身、義務、課題」
となります。ここからも、社会性の意味がぼんやりとみえてきます。 
さらに、使命感には個人的な嗜好も入り込んでいます。端的に言うなら、好み、あるいは自分にあっているというものです。
社会からの要請と個人的な嗜好とが共振したところに本当の意味での使命感が発生します。
 社会からの圧力が強すぎると、命令になってしまいます。
 個人的嗜好が強すぎると、偏った信念になってしまいます。
 社会と個人とが微妙なバランスがとれているところが使命感の大きな特徴です。というより、バランスがとれているときに、使命感は心に真正な元気をもたらします。
 
●心を元気にする使命感をもつには
① 自分のしていることの意味、意義を考える
どんな仕事にも、それなりの意味、意義があります。大きくは、社会全体、会社全体、組織の中でのその仕事の位置づけ、小さいところでは、自分にとってのその仕事をすることの意義など。要するに、その仕事を取り巻くもろもろを考えてみることです。
 具体的には、
・なぜ、その仕事は存在するのか
・どうして自分はその仕事をしているのか
・仕事を自分がしないとどういうことになるのか
などです。
② 周りとのつながりを考える
大きくは、自分の存在が、そして、小さくは、自分のしていることが周りにどのように役に立っているかを考えてみることです。 
組織の中で働く際には、組織の使命があります。その場合は、それを「自分のものにする」ことで仕事の使命感が生まれます。ここで、「自分のものにする」の意味は、次の項目に譲ります。
③ 社会的要請と個人的な嗜好とのバランスをとる
使命には社会性があります。それだけでみずからの行為を律すると、組織に埋没してしまいます。結果として、狭小な世界での使命感となり、とんでもない誤ったことをしでかしてしまうことにもなりかねません。
会社のためによかれと思って懸命にしたことが、とんでもない法律違反だったというような事件、事故がどれほどあったことか。
 たとえ、組織から当たられた使命であっても、それを自分なりにあれこれ思慮してみる必要があります。そこに個人的な嗜好が入り込みますが、それが大事なのです。時には、組織の使命とそごをきたすことはあります。しかし、そのことをきちんと認識できるなら、それはすることなすことに適度の緊張感をもたらし元気はつらつにもつながります。
 最後にこんな至言を紹介しておきます。
 「天職を通じて人のために奉仕すると考える人は、間違いなく成功する。」(マーフィーの法則)