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ポジティブマインドづくり「幸せづくり」

2009-11-23 | ポジティブ心理学
ポジティブマインドづくり「幸せづくり」

「ユメテラス通信」では、以下のような指針のもとでメルマガを発行しています。
①人生を幸せに変革する秘訣は「あり方」「考え方」に変革を起こすこと
②自分や相手とのコミュニケーションの質を高めることが、幸せの質を高めることにつながる
③誰でも、いつからでも、幸せに成功することができる
④すべての体験は、人生をより輝かせるために活用できる
⑤本当に大切なものは、目に見えない部分に存在している可能性が高い
⑥幸せを生み出す「原因」を素直に実践すると、必然的に幸せな「結果」が生まれる
⑦幸せな維新(変革)を起こす人は「あなた自身」で、そのタイミングは「今この瞬間」
(西藤孝)
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考えてみよう(信念変更 因果関係 幸福感)
●7つの指針のうち、あなたの心にぴたりとくる指針があれば、書きでしてみよう。



●その一つを実践するとして、具体的にどのようにすればよいかを考えてみよう。
①人生を幸せに変革する秘訣は「あり方」「考え方」に変革を起こすこと
・ 心のひびく名言を探す
・ ポジティブに考える習慣をつける
・ 感謝の気持ちを表明する

仕事のやり方を変える

2009-11-23 | 教育
仕事のやり方を変えるのは、あなたの意志と努力だけでできるなら、考えどころは次の3つではないかと思います。
①これまでのやり方のどこがどのように悪かったかを列挙してみる。
②その中から、改善すればうまくいきそうなものを選び出しで、改善方法を考える。当面、改善できそうにないものは無視する。
③過去にとらわれないで、まったく新しい発想で仕事のやり方を考えて、それを実践する方法を具体的に考える。

月曜祝日登校

2009-11-23 | 教育
年間30回
授業時間確保がもんかしょう命令
月曜日は、しかたなく、授業日にすることしばしば
それでもたらなくて、学期末は、たとえば、木曜に月曜の授業をとなる
休日アルバイトのある学生は、困るらしい
でも、これしか方法がない
それにしても、学生の授業出席率の高いこと
ほぼ、9割くらい
ただ、出席すればよい、単位がもらえると考えているふしもある

ヒューズがとぶ

2009-11-22 | 心の体験的日記
寒くなってきた
ヒューズがとんで寒さを実感
契約Aを増やしたのだが、それでもとぶ
4本くらいラインがあるが、どれか一本に集中してしまう
こたつ、温風器、電気ヒータ、エアコンが同時に使われるとあぶない
でもうれしいのは、
パソコン
電源の自動切換えで問題なし
助かる

希望----頭を元気にする習慣づくり

2009-11-22 | ポジティブ心理学
希望----頭を元気にする習慣づくり

「希望があれば艱難辛苦もなんのその」

● 「夜と霧」
 フランクル。知る人ぞ知るですが、希望をフランクルから語りはじめるのはやや深刻すぎるかもしれません。
 フランクルは、「夜と霧」(原題「強制収容所における1心理学者の体験」)を書き、生きる意味の喪失こそが精神病理の根本原因であるとして、実存分析を提唱しました。
 そのフランクルの言葉です。
 「希望は、生き延びる見込みなど皆無のときにわたしたちを絶望から踏みとどまらせる、唯一の考えだったのだ」
 その過酷な境遇に思いをはせると、この言葉は、強烈です。
 そして、希望という言葉の意味の重さにおののきさえ感じてしまいます。

● 絶望から生まれる希望
 ポジティブ心理学者・セリグマンは、実は、動物を使った学習性無力感の研究でよく知られていました。
 学習性無力感の実験とは、まさにナチス強制収容所の動物版です。
 何をしても何も報酬が得られない(そこから脱出できない)状況に長く置かれると、何もしないことを学んでしまうのです。いわば、絶望すること(無力感)を学習してしまうのです。
 フランクルは、しかし、人間では、こうした限界状況に置かれてさえもなお、希望を失わない人の存在に注目しました。
 「生きる意味」の哲学的な吟味は、フランクルに任せるとして、こうした絶望的な状況でなお希望を失わないための条件って、どんなものかを少し考えてみました。それは、とりもなおさず、希望を持つとはどういうことかにつながるからです。

●希望を持つために
 まずは、現状の認識ですね。どこかに現状が変わる兆しを見つけることが必要です。
 状況が絶望的であればあるほど困難な作業になりますが、人の現状認識は、基本的に、その人に負うていますから、普段から、ポジティブな認識の習慣を付けておくことがおすすめです。
 これについては、別途、すでに取り上げましたので、そちらのほうを参照してください。
 
 現状認識にも関連しますが、希望をもつためには、孤立しないことです。
たとえば、冤罪事件。
 徹底した孤立に追い込み、絶望させ、自白となってしまいます。
これもまた、とても難しい作業になりますね。
 冤罪事件は極端です。
普通の生活の中では、ちょっとした努力で自分なりのつながりを維持することは可能です。
 たとえば、ITネットワークの活用です。
対人関係の苦手な人でも、多彩なつながりを作り出せます。また、作れるような環境があれこれ用意されています。
やや安易すぎるところもありますが、ないよりはましです。

 さらに、現状を少しでもみずからの力で変えることができる状況を作り出すことです。
 フランクルの体験記のなかに、みずからの空腹を我慢して、餓死寸前の人にパンを分け与える話があります。自分で状況を作り出すと言っても良いかもしれません。こうしたことがこうした状況でもできるかどうかは、過去の生き様、あるいは、強固な信念の有無が問われるところですね。
 養老孟司氏もこう言います。
 「毎日がつまらない人は、「このままでいい。世界はいつも同じだ」と決め付けている人なんです。」
 自分のささやかな試みは、ユビキタス・ドネーション。つまり「寄付あるところどこでもいつでも寄付を」の心がけです。
 なんでもいい。おおげさなことでなうともよい。
私利私欲でない小さな行為からはじめる良いと思います。
 
 そして時間的な展望です。
 いずれこの過酷な状況は、時間がくれば解消するはずとする確信です。
 戦争ならいずれ終わるはずとの確信。冤罪ならいずれは晴れるはずとする確信です。
 この「いずれ」が大事ですね。これが、希望を生み出す時間的な展望です。
 たぶん、これなら誰にもできそうな感じがしますね。少し考えてみる価値があるかもしれませんので、項をあらためて考えてみたいと思います。
 その前にちょっと気になるデータを一つ紹介しておきます。
 NHK放送文化研究所が5年ごとにおこなっている調査項目「あなたの目標が現在にあるのか、未来にあるか」の結果です。
 1973年と比較すると、2003年では、すべての年代で、「現在を志向する」が「未来を志向する」を上回っているのです。
 これでは、なんだか、希望の話を持ち出すのも気が引けてしまいます。

●自分史づくり
 回想は、現在から過去に向けての自分物語作りになります。それと頭の元気作りの話はすでにしました。
 これに対して、希望は、現在から未来に向けての自分物語作りになります。
なお、物語づくりとは、フランクルの言う「生きる意味」作りの一つといってよいかもしれません。
 回想と希望とが一貫したものになれば言うことなしなのですが、希望が問題になるのは、この一貫性が途切れしまったときです。 

青年期の心性の一つに、時間的展望の混乱があります。
 いまこの瞬間にすべてをかけてしまい、過去とも未来ともあえて断絶してしまうのです。極端になると、命さえかけてしまう心性です。
 普通はそこまではいきません。
時間的な展望の適度の混乱の中で、少しずつ過去、現在、未来の一貫性を作り出していきます。その過程で、未来をにらんだ希望が大事な役割を果たします。
こちらのほうは、心の世界での一貫性の途切れですが、もう一つ、絶望的は状況が自分の力の及ばない外的な力で作り出されてしまうこともあります。
政治的な力、経済的な力によるものがその代表的なものです。 
昨今の不況の嵐がどれほどの人々を絶望の淵に追いやったことか。
こうした力の負けないためには、時間的な展望、つまり、現在から過去を回想し、未来を予想してみる習慣を付けることではないかと思います。
実は、自分も、今回、この原稿を書きながら、この時間的な展望をかなり意識させられました。そして、なんとなく、人生の当面の総括ができたような感じがしています。
自分史作りのようなことを時折やってみるのが良いかもしれません。




就職氷河期

2009-11-22 | 心の体験的日記
高卒も大卒も今年は就職が大変のようだ
身の回りにいる学生諸君に、
折に触れて、聴いているが、全然だめ
つらいだろうなー
しかし、どうしようもない

新卒採用に特化している日本の企業だけに、
この出発点でのバリアーは、本当に心配
これが、福祉分野への人材移動が起こるきっかけにでも
なればとは思うが、誰でもできる仕事ではないしなー
経済がよくなるまでしのぐしかない
希望をもってがんばってほしいもの

またやったー!

2009-11-21 | 心の体験的日記
朝1時ころ起きた
コンピュータを立ち上げ、さてひとしごと
ないない、USBがない
またやった
まーしかたがない
こたつでビートルズをみながら寝てしまった

研究室に到着
ないないusbがない

事務のさかいさんひきつれて
金曜日の授業の場所をすべてトレース
ないない
昨日たちよったファイミリーマートでかばんを落としたので
そのときにでも と思い、電話したり

さらに、もう一度、昨日、授業のときに持って行ったバッグ
授業ごとに4個用意してある
あった
赤いひもつきなので、あればみつかるはずとの思いで
前はあまりよく探さなかったようだ
8時から9時40分まで
アー楽しかった←これがポジティブマインド作り

対策
さらに、ひもでぐるぐる
これなら大丈夫
最後まであきらめない

使命の取り違えエラー

2009-11-21 | ヒューマンエラー
使命の取り違えエラー---使命と計画(目標)の齟齬

●事例1「乗客サービスを優先してしまった」
「ブレーキの効きがいつもより良すぎたので点検していた。しかし、お客のイライラ、クレームに耐えきれず、点検を打ち切り発車したが、今度は効きが悪くなり、停止位置をオーバーしてしまった。」

●事例分析
仕事をするとき「---すべし」という使命(Mission)に基づいて、自分なりの目標をたてます。そのとき、「安全に関する目標」と「運行に関する目標(「時間通りに」「乗客に気持ちよく」など)」とがあります。  そして、通常は、安全の使命・目標の制約の中で、運行上の使命・目標を達成します。   
しかし、現場で運転している人の頭の中ではいつもこうなっているとは限りません。時には、運行上の使命・目標が安全の使命・目標の制約をはみ出てしまうことがあります。この時起こるのが、目標の取り違えエラーです。  
目標間に葛藤が起こるような状況では、「人に親切にしたい」「乗客や患者を喜ばしたいという優しい気持ち」「自分の力を示したい(自己顕示欲)」「自分の力を確認したい(自己有能感)」「業績を挙げたい」「競争に勝ちたい」と言った気持ちが出てしまい、こうした目標の取り違えエラーによる事故を引き起こします。

●使命の取り違えエラーへの対処  
そこで、使命の取り違えエラーをしないためには、まずは、こうした気持ちを押さえること、さらに、会社の使命に従って、自分の頭の中の目標管理をきちんとすることです。ただし、会社の使命がきちんと明示されていての話ですが。具体的には、
○目標の階層を明確にして安全目標を運行目標の上におく  
例「手順通りの安全運転」が第一、「サービス」「時間通り」はその次
○具体的な目標を意識する  
例「安全第一」より「安全の法規、手順の遵守」

政権交代は裏表をひっくり返すこと?

2009-11-21 | 心の体験的日記
なんとも政治がおもしろい
自分たちが批判してきたことを
自分たちがやる
それを合理化する論理も、
かつて自分たちが批判してきた

やっていて混乱してしまわないかなー
機密費なんて
絶対必要だと思う
それも、未公開だからこそのもの

わかりやすいところに目がいってしまって
意図せずに本質隠しがおこなわれるようになるとまずい

政治に目が離せない
おもしろがってばかりはいられない


マスク登校

2009-11-20 | 心の体験的日記
通勤途上で登校する中学生の一団、ガールとすれ違う
ここずっと、彼女ら全員がマスク
ところが、あとからくる、男子は、ノーマスク
この男女差はなんなんだ。

それにしても、あまり騒がなくなったのは、
学校での集団発生が下火になったから?
あるいは、あまり一般的すぎて、ニュースにならない?

こんな時期こそ、もっと地道に発生件数や
学級閉鎖数など報道してほしいもの



温かい認知

2009-11-20 | 健康・スポーツ心理学
● 温かい認知現象の特徴
1) 日常性
 実験室実験が研究の主流だった頃には、日常的には容易に観察したり体験したりしている温かい認知現象は、扱いにくい現象の一つであった。それは今でも変わりはない。
 その理由としては、実験室の中で感情を操作することが技術的にも、さらに最近ではとりわけ研究倫理的にも困難に直面してしまうからである。無理をすると、たちまち、現象の生態学的な妥当性を失ってしまう。かといって、実験室的な実験以外の方法論の有効性も今一つみえてこない。研究が足踏みしてしまところであるが、やや希望がみえるのは、脳計測技術の活用によって、これまでとは違った現象の一面が明らかにされつつあることである。
2) 融接性
 熱い認知が感情成分と認知成分との強い判別をしているのに対して、したがって、感情成分を実験的に操作可能な形で導入しているのに対して、温かい認知は、感情成分と認知成分とが密接に結びついて一つの現象として出現しているところに特徴がある。
3) 無意識性
 認知現象にも多くの無意識的なものがあるが、温かい認知現象のほとんどは、無意識化で起こっている。認知的なパフォーマンスは意識的で制御的であるが、それにかかわっている感情の部分については、ほとんど意識できない。
4) 自動性 
 無意識性とも関連するが、感情部分のかかわりは、自動的に進行している。
感情の制御的な処理はありうるが、温かい認知現象にかかわる感情成分は、ほとんどが自動的で意識的な制御はできない。

朝倉書店「心理学総合事典」

2009-11-19 | Weblog
朝倉書店「心理学総合事典」刊行
テーマ:書評

06/4/7朝倉心理学総合事典 海保
はじめに

●本事典の特徴
総勢200余名に及ぶ日本の心理学研究者が健筆をふるった心理学総合事典が完成した.構想固めから刊行まで,実に,足かけ4年に及んだ大事業である.21世紀における心理学の発展の里程標ともなりうる事典と自負している。
本書の最大の特徴は、心理学の体系に沿って全体を構成するようにしたところにある。本邦唯一の本格的かつ包括的な心理学事典になっていると確信している。

●本事典の構成
l部からVll部までは、心理学概論書とほぼ同じ構成になっている。心理学方法論、知と情意の心理、さらに社会的行動の心理と心の臨床の順である。したがって、すでに心理学全体を学び終えた学徒や研究者にとっては、それぞれの関心のある領域が今どのような展開を遂げているかを本事典から読みとれるようになっている。
「心理学の拡大」と題したVll部では、はてしなく広がりをみせるかのごとき感のある心理学の新しい領域を取り上げてみた。この中から、心理学の拡大深化するきっかけを作り出す新たな領域が出現してくれることを期待している。
Vlll部「心の哲学」は、心理学が高々1世紀余の歴史しかない科学であること、そして心についての学問的な探求は心理学の歴史よりもはるかに長く続けられてきたことをきちんと知ることが、
21世紀の心理学の発展を実り多いものにするはずとの思いから用意してみたものである。
●心理学の変貌
パラダイム・シフトと呼ぶにふさわしい、心理学の潮流の最大の変化は、20世紀の前半の行動主義から後半の認知主義への変化であった。これによって、心理学は、文字通り「心」の科学としての地位を確固たるものにしたのみならず、その研究領域を「行動も心も」へと一気に拡大させた。
それはさらに、心の科学をドグマから解放する潮流の変化でもあった。自然科学の堅い方法論の呪縛から解き放たれて、社会学や哲学のような人文科学の柔らかな方法論も受け入れるようになってきた。行動主義の時代には徹底的に排除されていた精神分析もしぶとく復活し、心についての広範な問題に時折鋭い問を投げかけてきた。
そうした潮流の変化と、最近の周辺科学および社会からの心理学への強い期待とは無関係ではない。かつては自ら抑制していたさまざまな心にまつわる諸問題への積極的な研究上の取り組み、そして、その成果を踏まえた社会とのかかわりが活発になってきた。
 話を日本に限定しても、周知の通り,今,日本の大学の一つの改革の流れは,「心」をめぐって展開されていると言ってもよい.すでに,心理学部の設置は数校にもおよび,心理を冠した学科は数知れず,そして,臨床心理士の資格取得対応の大学院(修士)は100を越え,これ以外の心理の資格は数知れずという情勢である.
また,世間でも「心」への関心は高い.説明できない犯罪,了解不能な子ども達の行動,はたまた支援を必要とする心の病やブレークダウンの遍在が背景にある.
 こうした歴史的、社会的背景を背負っての本事典の刊行である。期待されるところが大きい。
●編集の方針
  第1は,心理学全般を包括的かつ体系的に構成したこと.これによって,心理学全体を参照枠にした各領域の位置づけが可能となった.
 第2は,大著になることを覚悟の上で十分な執筆枚数を確保したこと.これによって,心理学の基本事項が網羅できただけでなく,最新の心理学の研究成果も書き込むことができた.
第3は,索引を充実したこと.これによって,「辞典」としての機能も併せ持たせるようにした。

● 本事典の使い方
事典であるので,読者対象を特には限定はしていない.あえて言うなら,次のような方々の座右の書としていただければと思っている.
 ・卒業論文の執筆にあたって研究テーマの関連事項を調べたり,  位置づけをしたい学生諸君
 ・大学院に入りたい,あるいは大学院に入ったが,心理学全般の  基礎が不足しているので勉強したい人
・ 心理学概論の講義内容をより一層深めたいと思っている先生方
●謝辞
日本の今後の心理学の発展への里程標になることを願って,本書を世に送りだすが、このやや冒険的とも言える大著の出版に理解を示し多大の支援をしていただいた朝倉書店には,感謝の言葉もない.

               平成18年6月
海保博之