法務問題集

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憲法 > 内閣 > ロッキード事件 ☆☆☆☆☆

2011-08-13 00:00:00 | 憲法 > その他
【問題】
・最判平07.02.22(ロッキード事件)理由第一 一 2(二)
 次に、( ア )の職務権限について検討する。
 ( ア )は、憲法上、行政権を行使する内閣の首長として、国務大臣の任免権、内閣を代表して( イ )を指揮監督する職務権限を有するなど、内閣を統率し、( イ )を統轄調整する地位にあるものである。
 そして、内閣法は、( ウ )は( ア )が主宰するものと定め、( ア )は、( ウ )にかけて決定した方針に基づいて( イ )を指揮監督し、( イ )の処分又は命令を中止させることができるものとしている。
 このように、( ア )が( イ )に対し指揮監督権を行使するためには、( ウ )にかけて決定した方針が存在することを要するが、( ウ )にかけて決定した方針が存在しない場合においても、( ア )の右のような地位及び権限に照らすと、流動的で多様な行政需要に遅滞なく対応するため、( ア )は、少なくとも、内閣の明示の意思に反しない限り、( イ )に対し、随時、その所掌事務について一定の方向で処理するよう指導、助言等の指示を与える権限を有するものと解するのが相当である。
 したがって、( ア )の運輸大臣に対する前記働き掛けは、一般的には、( ア )の指示として、その職務権限に属することは否定できない。

【解答】
ア. 内閣総理大臣

イ. 行政各部

ウ. 閣議

【参考】
ロッキード事件 - Wikipedia