月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

サイドブレーキ

2006-02-26 23:09:35 | お気楽言葉
 眉にしわ寄せてうなりながら書く文章が続いたので、少し休憩します。
 
 実は最近、車買いました。本体価格5000円。
 
 96年の前が少しへこんだ、シビックです。

 初めてのマイカーなので、名前をつけました。

 その名は「民生」。シビックのciviから「民」、相方の「貴生」の「生」を合わせて「民生」です。

 ほんで、その車の民生君から降りるときにその事件は起こりました。

 助手席のかばんを取り、運転席から出ようとするも、まるで僕にサイドブレーキがかかったかのように動かないのです。

 わが愛車のサイドブレーキは、最近のようなペダル式ではなく、レバーを引き上げるやつです。

 そのサイドブレーキを見ると、ものの見事に、カバンの紐がサイドブレーキに引っ掛かっていました。おかげで、横のドアから下りれなかった。まさしくサイドブレーキ。。。。

 わが愛車の民生は、自分だけでなく運転手にもサイドブレーキを掛けることができる車です。 

白を白、黒を黒と言うこと -ホームページをつくって2年-

2006-01-10 22:46:03 | お気楽言葉
 僕は、昔、恩師に「祭りの研究者になりたいです」と言った事があります。
 その応えは、ニコッと笑って「なって下さい」でした。
 僕は、「そんなに甘くないぞ」とかいわれるのかと思ったので、腹をくくって相談したつもりなんですが、正直拍子抜けした気持ちになりました。
 今、なんとなくですが、その意味が分かった気がしています。
 答えは、「もうなっている」ということではないだろうかということです。
 
 昔、親しい人に似たようなことを言った事がありました。
 その人は、「教授」になるには、有力者の意向に沿って「白を黒」といわなければならないと言っていました。
 その人の言うことは極論ですし、必ずしも、全ての教授がそうではないと思います。しかし、僕が見聞きした中でもそのような人が何人かいることも事実です。その人は「教授」であったり、「講師」であったり、講師のいすを狙う「学生」であったりしました。耳に聞いていたような世界を目の当たりにした時は、ちょっとばかりショックでしたし、憤りもしました。
 ですが、その人は「研究者」とは呼べないのでしょう。
  
 「白を黒」というだけの度胸と覚悟,言わざるを得ない状況に追い込まれる機会がなかった僕は、ボンクラな研究者といえるのかもしれません*。
 でも、同じ勇気をだすならば、「白を白、黒を黒」という勇気にしたいと思い、このホームページをつくったことを改めて思い出しました。
 数少ない読者の皆様方、なにとぞ本年もごひいきに。
 
 * ここでいう研究は「調べる」と同じような意味で使っています。   

9年

2005-11-28 20:45:48 | お気楽言葉
 今年十一月で、僕は祭りの研究を始めて9年目になります。
 よくもまあ、こんなアホみたいに続けて来たなと自分でもあきれてしまいます。 
 それにしてもいろいろありました。
 大学院の入試、英語の試験で「初めての異文化交流の経験を書け」という英語で書かれた問題に対し、日本語の名文を以ってこれに答え、試験に落ちたこともありました*1。
 岸和田のダンジリ祭でダンジリの後ろを走っていると、おばちゃんに「あんた邪魔やねん!」と怒鳴られたこともありました。
 山寺で道に迷ったまま日が暮れて、お坊さんに懐中電灯を借りたこともありました。
 京都の祭りで、おみこしのお姉さんにみとれた事もありました。
 銭湯で開けっ放しにしていたロッカーのドアが怖いお兄さんの頭を直撃したこともありました。
 大宰府で財布を落としたこともありました*3。
 たくさんの写真、履き潰した靴、山ほどある本のコピー、乱雑な文字のメモ、いろんな人との出会い、そして、発見があったときのワクワク感。
 家族、先生、友達、彼女に支えられつつも、共有できない部分をもつこの9年間の思い出は、僕にとってかけがえのない宝物です。
 
 高校生の時、学校の先生が「同じ事を十年続けてみろ。必ず芽が出る」とおっしゃっていました。
 その十年まであと一年です。
 確かに、芽が出るにこしたことはありません。でも、忙しくなる中で、今の気持ちをもち続けて10年20年と研究を続けていけたらそれでいいなとも思ってしまいます。 

 *1 その次の年から、入試の係の人から受験生に対して「英語の試験の作文は英語で書いてください」との注意がなされるようになりました。また、試験の問題にも、「in English」という言葉が付け足されたそうです。
 *2 そこは背中に龍や鯉、観音さんなどのきれいな絵がある方が多数いらっしゃる銭湯でした(・・i
 *3 親切な方が交番に届けてくださいました。

ミンカン

2005-08-18 23:04:04 | お気楽言葉
 夏みかんの季節ですが、ミカンではありません。「民間」です。
 最近、「民間人の起用」、「民間の発想を行政に」といった、「民間人」を行政組織に組み込むことがよしとされる論調が目立ち始めました。
 確かに、公務員の場合、サービスの良し悪しにかかわらず給料は一定ですので、非常に無愛想な応対をされて嫌な思いをすることもあります。
 また、地方自治体や国家の財政難を乗り切るために、コスト削減などが必要になってくるのもよく分かります。
 かといって、現役の大会社の重役を迎え入れるような民間人登用を安易に繰り返すことは、公共団体と一企業の「癒着」につながるだけのような気がします。

変な話 要するに ぶっちゃけ

2005-05-26 20:35:50 | お気楽言葉
しゃべる内容に、いつも「変な話」と前置きするAさん。
 「その話、ぜんぜん変な話しちゃいますやん。至極まっとうな話ですよ」とつっこみたいM君。


しゃべる内容に、いつも「要するに」と前置きするY君。
 続きの話は全然要点絞れてません。
 「要するに、要するに、要するに」
 3連発した瞬間を僕は見ました。

しゃべる内容に、いつも「ぶっちゃけ」と前置きするI君とAさん。
 もっと、ぶっちゃけてください。

フリー

2005-05-18 00:48:23 | お気楽言葉

例えばよくあるこんなお話(フィクション?です)。
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 月刊「祭」君に「ごめんなさい。」といい続けたモテモテのAちゃん。
 二人の共通の友達Bちゃんが、月刊「祭」君に耳寄り情報を持ってきました。
 なんと、Aちゃんは最近彼氏と別れたそうです。
 「なあなあ、月刊「祭」君。Aちゃん一月前に彼氏と別れて今『フリー』らしいで。チャンスやん。」
 「フリー」になったAちゃんに再び告白した月刊「祭」君。その結果は、、、、、、
 「ごめんなさい。」
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 「フリー」という言葉は、彼氏、彼女がいない状況という意味で使われていると思われがちですが、、、


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@@好きな相手を「自由に」選べる人に、彼氏・彼女がいない時のことを「フリー」という@@ 
フリーを和訳すると「自由」。
 「Aちゃんは『フリー』だ。」という文章は、「『彼氏』という『束縛』がなく、好きなパートナーを選べる『自由』の身である。」というニュアンスがあります。
 また、「Aちゃんが『選ぶ』立場にあるということ」、「Aちゃんに彼氏がいない状況を『チャンス』と思う人がいること」を意味するとも言えましょう。
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@@好きな相手を「自由に」選べない人に、彼氏、彼女がいない状況はやっぱり「不自由」だ@@
 しかし、上の物語でAちゃんに撃沈された月刊「祭」君に「フリー」という言葉は似合いません。月刊「祭」君も彼女がいない状況なのは代わりはありません。しかし、月刊「祭」君には「束縛」する「彼女」がいなくても、好きな相手に告白してもフラれてばっかりでは、到底「自由に」相手を選べません。相手を自由に選べない月刊「祭」君を「フリー」と呼ぶには、かなり違和感を伴います。月刊「祭」君の場合はタダの「彼女いない人」なんですね。
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@@「俺はフリーだぜ」、「私はフリーよ」に現れる自信@@
 彼氏、彼女がいない状況を「フリー」と呼んでもらえる人は、「選ぶ立場でいられる人」、「チャンスと思う人がいること」を前提にしていることを指摘しました。
 では、たくさんの異性の前で「俺はフリーだぜ」、「私はフリーよ」と何気なく言う事は、次のようなことを意味するのでしょうか?
「おい、お前らにも、俺(私)様に選んでもらえるチャンスがあるかもよーかもよー」
上から見下されてる? 
 よっぽど自信があるように見えます。
 言葉の使い方には気をつけるにこしたことはないようです。
 ちょっと、ひねくれた見方でしょうか?