月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

国語便覧の悲劇

2006-04-29 00:09:10 | お気楽言葉
 耳、いや、目にたこができるほど書いた共謀罪ですが、こればかりは本当に洒落ならへんということで、ご容赦お願いします。
 とりあえず、今日の強行採決は逃れたということで、一息ついて別の話題を。

 それは、、、、、「共謀罪」。
 というのは冗談です。
 こんな冗談が言えるのも、共謀罪の採決が見送られたからでしょう。
 採決されてたら、「昭和枯れススキ」より悲しい演歌調の文章になっていたはずです(実はこの歌知りません。)。


 むかしから僕は、本とかノート、机に落書きをする癖がありました。パラパラ漫画から、う〇こ、鼻血、ドラえもん、キン肉マン、ドラゴンボール、へのへのもへじ。当時の教科書を見てみると、よくまあ、こんなにアホな落書きを延々と書いてきたもんだと自分でもあきれてしまいます。

 ただ、あきれるだけならいいんですけど、最近困ったことができてきました。
 教科書等は文字だけでなく、歴史的偉人などの顔写真などが載っています。
 その写真は格好の標的!
 そして、国語便覧の文学史は、作家の顔写真のオンパレード。当時の山田少年には、その顔がまるで、「俺の顔に落書きしてくれ」と語っているかのように聞こえたみたいです。
 山田少年は、歴代の作家達を片っ端からそのペンの毒牙にかけていきました。
 まずは手始めにサングラス。髭がついている人、口がさている人、異常に出っ歯な人。クルクルホッペ、口紅等等。とどめは、パンストを被った犯罪者風の顔。
 作家の顔の原型を留めているはずはありません。井伏鱒二の本当の顔を知ろうとしても、パンストを被った顔しか見ることができず、真実は闇に葬られた状況だそうです。