大阪市内のだんじり文化の特徴と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。 一つは、打ちましょドンドン もひとっせドンドン 祝うて三度ドドンドンの大阪締め(リンク先37秒あたり)を行なうことでしょう。
他には、やや太めの白いズボンを地下足袋の外に出すはき方をし、鯉口シャツと柄をそろえるという祭衣装などでしょうか。
本題とはそれますが、やりまわしがないとはいえ、猛スピードからの急ブレーキ、後輪上げといった、高度な技術を擁する運行も見応えがあるものです。龍役(屋根の上に乗る人を本記事では、こう呼びます。)もよく乗っているものだと毎回感心させられます。
このような龍役が屋根の上で舞うための構造が、大阪市内のだんじりにはできていました。
下の写真は、左側がだんじり本体、右側が大屋根内部の天井板です。播州屋台では、「雲」板と呼ばれる部分に、まさしく「雲」の文字が書かれています。つまり、大阪の屋根の上の龍役は、雲の上で舞う龍を意味するものだといえるでしょう。
編集後記
2017年の12月号、編集の都合上投稿日は、2017年11月9日となっていますが、実際は2018年になってからの投稿です。
少し前の話になりますが、深川の八幡さま、富岡八幡の御神職の方には、2016年11月の、本当にご親切にしてくださりました。この場を借りて御礼申し上げます。
動画提供:鯱の梵天氏