木造船「曳き船再現プロジェクト」2日目は、前日に
係留しておいた「鵜飼ヶ浜」よりスタートです。
私たち関係者は午前8時にJR亀岡駅に集合し、
嵯峨野線で「鵜飼ヶ浜」へ向います。
川の上に架かる鉄橋を丸ごと駅に使用している
「保津峡駅」の直下の地点が「鵜飼ヶ浜」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/61/14a429c2b582906b6d094a7427182771.jpg)
平安時代の前期に清和天皇(56代)がこの地で
「鵜飼の宴」を催したと伝わる場所です。
木造船の操船と曳き上げ作業を、多くの現役船頭に
経験してもらう目的から初日とメンバーを変えて
出発です。
この日の工程はトロッコ保津峡駅へ架かる「保津の吊り橋」下
で「渡し」と落合赤門での曳き上げ、綱の跡などの
再現を行う予定です。
この日も曳き上げメンバーに漏れた私はっちん。
実は完成してから木造船に一度も乗ってないのです。
「これではあまりにもかわいそう~」だと主催者側が
気を遣って下さり「お客さん役」で初乗船させて下さいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/e5a758a7ae543c25352167efd9bf6b37.jpg)
真新しいスギの香りが漂う船はまさに「天然の箱舟」
「ギィ~ギィ~」と鳴る櫂を引く音が、棚形で継ぎ足し
作られた両舷側材に反響し、心地よく‘こだま’します。
私たち客は木製の椅子に腰掛けながら、目まぐるしく
変わる川の流れに身をまかせ‘遊び’ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/2d/8dd10e86950b38c0434a9d90eaeb589b.jpg)
激しくうねりをあげ迫ってくる瀬に吸い込まれる木造船。
天然自然の浮力をもつ「箱舟」は、急流と‘調和’しながら
ふわふわと跳ね上がり乗る人を楽しませてくれます。
曳き上げと操船は叶いませんでしたが、乗船客として
木造船を体験できたことは、これからの川下り観光への
貴重なヒントを与えてくれる体験だったと確信した次第です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/80/2cc55d8b0064aa0670fb00852cb48501.jpg)
この後、ドラマや映画のロケ地として有名な清滝川との
合流地「落合」での曳き上げ風景の再現。
ここでは、曳き船の回りしろ(車でいう内輪幅)がないため
船の舳先にあらかじめ開けてある「目穴」に細いスギで作った
「ハナ棒」を差込み、舳先を押しながら曳き上げるという
保津川独特の曳き上げ技術を再現しました。
その後、順々に下流へ下り「トロッコ列車鉄橋下流の渡し」
や「綱の跡」への綱掛けの様子、「地獄橋」での曳き上げ
を再現、船は無事に嵐山へ到着しすべての工程を
終了しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/6c/3708ad5f63f76de5c8c348bf07f1923e.jpg)
この「曳き船プロジェクト」が企画されて以来、
実現までには、木造船の構造や今の川の形状、
実践する船頭の技術など幾多の難しい課題が
ありましたが「保津川に木造曳き船を再現したい!」
という主催者方の‘熱い’思い、そしてこの熱情に
突き動かされた多くの人たちの思いが一つになり
成功へとつながっていきました。
このプロジェクトにご参加及びはご協力下さった
全ての方々に心より敬意を表したいと思います。
係留しておいた「鵜飼ヶ浜」よりスタートです。
私たち関係者は午前8時にJR亀岡駅に集合し、
嵯峨野線で「鵜飼ヶ浜」へ向います。
川の上に架かる鉄橋を丸ごと駅に使用している
「保津峡駅」の直下の地点が「鵜飼ヶ浜」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/61/14a429c2b582906b6d094a7427182771.jpg)
平安時代の前期に清和天皇(56代)がこの地で
「鵜飼の宴」を催したと伝わる場所です。
木造船の操船と曳き上げ作業を、多くの現役船頭に
経験してもらう目的から初日とメンバーを変えて
出発です。
この日の工程はトロッコ保津峡駅へ架かる「保津の吊り橋」下
で「渡し」と落合赤門での曳き上げ、綱の跡などの
再現を行う予定です。
この日も曳き上げメンバーに漏れた私はっちん。
実は完成してから木造船に一度も乗ってないのです。
「これではあまりにもかわいそう~」だと主催者側が
気を遣って下さり「お客さん役」で初乗船させて下さいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/e5a758a7ae543c25352167efd9bf6b37.jpg)
真新しいスギの香りが漂う船はまさに「天然の箱舟」
「ギィ~ギィ~」と鳴る櫂を引く音が、棚形で継ぎ足し
作られた両舷側材に反響し、心地よく‘こだま’します。
私たち客は木製の椅子に腰掛けながら、目まぐるしく
変わる川の流れに身をまかせ‘遊び’ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/2d/8dd10e86950b38c0434a9d90eaeb589b.jpg)
激しくうねりをあげ迫ってくる瀬に吸い込まれる木造船。
天然自然の浮力をもつ「箱舟」は、急流と‘調和’しながら
ふわふわと跳ね上がり乗る人を楽しませてくれます。
曳き上げと操船は叶いませんでしたが、乗船客として
木造船を体験できたことは、これからの川下り観光への
貴重なヒントを与えてくれる体験だったと確信した次第です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/80/2cc55d8b0064aa0670fb00852cb48501.jpg)
この後、ドラマや映画のロケ地として有名な清滝川との
合流地「落合」での曳き上げ風景の再現。
ここでは、曳き船の回りしろ(車でいう内輪幅)がないため
船の舳先にあらかじめ開けてある「目穴」に細いスギで作った
「ハナ棒」を差込み、舳先を押しながら曳き上げるという
保津川独特の曳き上げ技術を再現しました。
その後、順々に下流へ下り「トロッコ列車鉄橋下流の渡し」
や「綱の跡」への綱掛けの様子、「地獄橋」での曳き上げ
を再現、船は無事に嵐山へ到着しすべての工程を
終了しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/6c/3708ad5f63f76de5c8c348bf07f1923e.jpg)
この「曳き船プロジェクト」が企画されて以来、
実現までには、木造船の構造や今の川の形状、
実践する船頭の技術など幾多の難しい課題が
ありましたが「保津川に木造曳き船を再現したい!」
という主催者方の‘熱い’思い、そしてこの熱情に
突き動かされた多くの人たちの思いが一つになり
成功へとつながっていきました。
このプロジェクトにご参加及びはご協力下さった
全ての方々に心より敬意を表したいと思います。