日に日に秋が深まる中、この時期、亀岡秋の風物詩である‘朝霧’が
保津川にかかっていました。
この朝霧は、亀岡盆地の温度が深夜の放射冷却により一気に下げられ、
地表温度が保津川の水温よりも低くなる事で起こる蒸発現象なのです。
蒸発した水蒸気は低温の大気に冷やされ水滴に変わり、
川辺付近に霧を発生させるというものです。
今日発生した霧はいつもより薄めで、目の前2~3m先が見えない
というほどの濃いものではなかったのですが、舟や乗り場の輪郭を
残してうっすらと浮き上がって見えました。
寒くて、冷たくて、見通しも悪くなる、どちらかといえば嫌われ者の
保津川の霧ですが、私はこの幻想的な風景が大のお気に入りです。
時間や空間の感覚さえなくなるような錯覚に陥り、白雲に浮かぶ私の舟。
以前、中国に行った時に見た水墨画の世界に遊びます。
霧の中から突如姿をあらわす山や木々が、澄み切った水面に映る‘水鏡’。
自分の心の中の曇りが払われ、純粋な部分のみが映るような美しさです。
霧が発生する日は、晴天の日でもあります。
風が吹くごとに霧は晴れていき、真っ青な空が姿を現します!
眠りから覚めた渓谷に青空が「おはよう!」と声を掛けているようです。
自然が‘生きている’その息吹を感じれる保津川の朝霧。
一度、早起きしてご覧になってはいかがでしょうか。
保津川にかかっていました。
この朝霧は、亀岡盆地の温度が深夜の放射冷却により一気に下げられ、
地表温度が保津川の水温よりも低くなる事で起こる蒸発現象なのです。
蒸発した水蒸気は低温の大気に冷やされ水滴に変わり、
川辺付近に霧を発生させるというものです。
今日発生した霧はいつもより薄めで、目の前2~3m先が見えない
というほどの濃いものではなかったのですが、舟や乗り場の輪郭を
残してうっすらと浮き上がって見えました。
寒くて、冷たくて、見通しも悪くなる、どちらかといえば嫌われ者の
保津川の霧ですが、私はこの幻想的な風景が大のお気に入りです。
時間や空間の感覚さえなくなるような錯覚に陥り、白雲に浮かぶ私の舟。
以前、中国に行った時に見た水墨画の世界に遊びます。
霧の中から突如姿をあらわす山や木々が、澄み切った水面に映る‘水鏡’。
自分の心の中の曇りが払われ、純粋な部分のみが映るような美しさです。
霧が発生する日は、晴天の日でもあります。
風が吹くごとに霧は晴れていき、真っ青な空が姿を現します!
眠りから覚めた渓谷に青空が「おはよう!」と声を掛けているようです。
自然が‘生きている’その息吹を感じれる保津川の朝霧。
一度、早起きしてご覧になってはいかがでしょうか。