保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

運休を活かし、千年の都・京都を歩く。

2011-05-25 16:41:05 | シリーズ・京都を歩く
五月晴れと呼ぶにふさわしい爽やかな天気が続いておりますが、
保津川下りは、な、なんと「川止め」つまり「運休」の日々が続いております。

2日前、夜中に降った大雨のおかげで川の水位は一晩で安全規定水量を
大幅に超えたため、舟を出すことができません・・・


こんないい天気に、しかも修学旅行や法然聖人800年・親鸞聖人750年の大遠忌法要
開の影響で、日本国内中から大勢の方々が京都へお越し下さっており、予約も
いただいていたというに、こうも川止めがつづくとは・・・トホホ・・・です。

河という自然は人間の思惑通りにはいかないものですね。いまさらながら感じています。

川止めという運休の間、我々船頭も出社に及ばず、まったくのフリー、完全なるオフです。

こんないい天気が続いているのに、家の中でくすぶっているわけにはいきません。

書を持って街に出かけよう!とばかり、この雨がくれた臨時休暇を利用して、
これまで行きたいと思っていた‘京都の各名所・旧跡’をいろいろ歩いてきました。

次回からここ数日で訪れた‘初夏の京都、緑美しい京都’の
いろんな名所を紹介していきたいと思います。

京都は自分の足で歩いてこそ、その魅力の奥行、懐の深さがわかるというもの。

ガイドブックや書籍でもさまざまに紹介されている場所でも、自分の足で歩き
実際に訪れてみると、1000年の古都が織りなした歴史と人々がつくりだした文化
の息づきを感じることができます。

めぐる歴史の移り変わりを変わらぬ姿で見続けてきた山々、理想や野心を燃やし
歴史上の人物が闊歩した土地、信仰、文化、学問を思考し続けた碩学・偉人たち
など、どの場所にも歴史のドラマが息づき、リアル感をもって迫ってきます。

時間を気にせず、ゆっくり歩きながら京都の奥深さを五感で感じながら
向き合ってみるのも悪くないです。

我が生まれ故郷であり、育ちの地でありますが、まだまだ京都の魅力を
知らないなと感じます。

自らの足で京都を歩き、そこで感じたことをこのブログに書き込むことで、
少しづつでも「本当の京都の姿」に近づいていきたいと思っています。

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