保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

今日から京都嵐山花灯路2006が開催!

2006-12-09 14:08:12 | 京都情報
初冬の京都を灯りと花で演出する「京都嵐山花灯路2006」が
今日9日(土)から18日(月)まで開催されます。

点灯時間はPM5:00~8:30

嵯峨野、嵐山周辺の水辺や竹林など自然空間と歴史的文化遺産、景観などを
生かし、京情緒豊かな陰影のある「灯り」と、華やかないけばな「花」で、
「幻想的で趣ある路」を創造するイベント。

渡月橋周辺や野宮神社から大河内山荘に至る竹林の散策路など
約総延長約5.2kmの散策路に灯篭の灯りを設置し、そぞろ歩き
を楽しめる演出を施します。

渡月橋と大堰川周辺の山裾や水辺一帯をライトアップする景色は
雄大な自然浮かび上がり圧巻です。

天竜寺や二尊院など周辺の寺院・神社・文化施設でも
特別拝観や開館、音楽イベントなど各催も開催され、
賑わいを創出します。

また、大河内山荘前と大覚寺大沢池のほとりには、
あたたかいお茶を用意した、おもてなしの休憩所が
設けられ歩き疲れた体をやさしく癒してくれる
サービスもあり、いたれりつくせりの京イベントです。

私達、保津川下りも明日が本年度の営業最終日です。

明日は是非、保津川下りに乗り、幻想嵐山の一夜を過ごすのも
乙なものではないでしょうか?


京都嵐山花灯路HP


京野菜で味わう本格・西洋料理店「いけじゅう」

2006-12-08 09:59:13 | シリーズ・京都を食う!
保津川下りの乗船場がある亀岡市の隣りに南丹市・八木町があります。

町の真ん中を大堰川(下流から保津川と名前を変える)が美しく流れ、
その豊かな土壌からお米をはじめ水菜、山の芋など、今話題の京野菜
の産地として有名なまちです。

その八木町に地元産京野菜を使用した本格的な西洋料理が味わえる
お店「西洋料理屋・いけじゅう」があります。

フレンチをベースに地元産京野菜など素材と健康派ソースにこだわりを持つ
オーナシェフ・オリジナルの欧風料理が楽しめる店として人気の料理屋さんです。

この秋にはKBS京都放送の「あぐり京都」というグルメ番組に
「京野菜を使用するお店」として紹介されるなど、京都の新しい
食文化を創作する料理屋として、グルメ関係者注目のお店なのです。


JR八木駅前にして国道9号線に面する恵まれた立地条件にあり、
地元では珍しく町内以外のお客さんも多数来店されていました。

少し灯りを落としたムーディな店内にはジャズが流れ、シックな
インテリアにクリスマス雑貨も置かれているなど、
素朴な農産地・八木のイメージをいい意味で裏切っているところもいい!
昼は気の合う仲間や同僚とリーズナブルなランチメニューをいただき
夜はディナーを味わいながら恋人や夫婦で「大人の会話」を楽しむのもいい、
そんな雰囲気のお店です。

今回、私がいただいたのはTV「あぐり京都」で紹介された
地元八木産の「山の芋」を使用したハンバーグのスペシャルセット。

高級国産肉の合挽きミンチを、シェフ自ら丁寧に手ごねで作る
特製のハンバーグに「山の芋」の特製ソースをかけていただく。
ハンバーグの旨味が山の芋独特のねばりと絶妙にマッチし、
口の中でとろけるようなふんわりとした食感を醸し出します。
ハンバーグから出る肉汁と山の芋のソースの相性もよく
味に厚みを加えています。

この山の芋ソースのハンバーグはTV撮影用として新たにシェフが創作
した料理で、この冬のスペシャルメニューとして注目されそうな予感です。

コースメニューに入っているスープも、「山の芋のポタージュスープ」と
山の芋と玉子の「ふんわりとろろスープ」の2種類から選べます。
ポタージュスープは濃厚なポタージュと山の芋のとろみが
見事に溶けあい、やさしい味わいに仕上がっています。
「ふんわりとろろスープ」は野菜をベースにした特製スープに
綿雲の様な山の芋がトマトの酸味と交わり
爽やかで深い味わいを引き出しているスープです。

コースの締めくくりはお楽しみのデザートです。
このお店ではデザートにも京野菜を使用するこだわり派。
左側の緑色したアイスは「ほうれんそうのアイスクリーム」です。
京丹波町・瑞穂産のほうれんそうで作られたアイスは、葉もの野菜独特の青臭さは
全くないものの、確かにほうれんそうのさっぱり感とミルクの甘味が
口の中で広がる、やさしくてヘルシーな美味しさ。

色合いもほうれんそうの緑が鮮やかに再現されていて見た目も美しいアイス。
野菜ものを使用したアイスで難しいといわれるこの色合いを、
見事に描き出す絶妙なさじ加減にシェフの腕の確かさが実感できます。
デザートはコース以外でも単品でも注文できるそうです。

今回いただいた「あぐり京都」スペシャルセット(2680円)のほかにも
気軽に味わえるパスタ、日替わりランチから貝柱チーズ焼きにエスカルゴ料理など
こだわりの本格欧風料理までメニューも豊富、しかもリーズナブルなのもうれしい!


地元京野菜とヘルシー志向な本格西洋料理が手ごろに味わえる
「西洋料理屋・いけじゅう」はこれから要チェックのお店ですよ。

★「西洋料理屋いけじゅう」
◎メニュー
日替ランチ710円  貝柱チーズ焼き600円  エスカルゴのブルゴーニュ風4コ690円
お魚の刺身風サラダ(カルパッチョ)980円  若鶏のこんがり焼き820円
ハンバーグステーキきのこソース1,320円   京のハタケシメジのパスタ950円
コース料理(7~10品)3,900より

〒629-0141 京都府南丹市八木町八木東久保39-8
アクセスJR八木駅 徒歩1分 
TEL 0771-42-2034
営業時間
ランチ  月~金 11:00~14:30(L.O.14:00)
ディナー 月~金 17:00~21:30(L.O.21:00)
     土日・祝 11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 木曜日(祝祭日は営業)
総席28席  宴会最大人数40人(着席時)
駐車場有 7台(共有)
カード VISA JCB
設備・サービス 個室あり

保津川に冬の到来を感じて・・・

2006-12-07 11:29:36 | 船頭
近年稀に見る美しい赤色に覆われた京都・保津峡の紅葉も
その盛りを過ぎ、今、いのちの終焉の時を迎えようとしています。

その渓谷の風景に合わすかの様に、400周年という記念の年を
迎えた保津川下りの営業も後4日を残すところとなりました。

落石事故という前代未聞の事態が起るなど、波乱に満ちた年。
目まぐるしく変化する状況の中、自らの無力さがもどかしく、
常に心に吹く寒い風に打ちひしがれ倒れそうになりながらも、
その都度、自らを鼓舞し立ち上がり、一歩づつ前に踏み出した
そんな年だった様に感じています。

そんな1年にもあと4日で幕が下ります。

保津川の山々を艶やかに彩ったもみじの葉も今は落ち葉がつくる
‘もみじ絨毯’となり、川辺の岩や苔を美しく覆い尽します。
今年のフィナーレを演じている峡谷の景色が、
保津川に冬の到来を教えてくれているのを感じます。

彩り豊かな錦秋から冬の景色へ移り変わる、この時期。
川は益々その深みを増し、山々も深い眠りに入る気配を感じます。
躍動感溢れる自然の中で仕事する者にとっては、シーズンの終焉を
肌で感じとれ、独特の寂しさを与えてくれるのです。


峡谷の山や川が冬支度に急ぐ、そんな中、冷たい冬の風に晒されながらも
「俺はまだ最高の演出を見せていない」といわんばかりに主張している
もみじの葉を見つけることあります。
この冬紅葉の孤独に耐える姿の気高さに自然の奥深さと強さを感じます。

散紅葉という逆風に耐え、美しい輝きをみせる冬のもみじ。
そのいのちの輝きは短く僅かで儚いのかもしれない。
しかし、それらはしっかり自らのいのちの価値を主張してやまない。

自分もこの冬紅葉の孤独を胸に刻み、彼方の空とこの人生が出会える
場所に辿り着けるまで、いのちある限り走り続けていこう!

冬の到来を告げる保津川を下りながら、そう思うのでした。


明日の「ザ!鉄腕!DASH!!」に水上屋台が出ますよ!

2006-12-02 17:51:09 | 映画・芸能界
毎年秋の紅葉時期になると各局テレビ番組が恒例の様に
「嵐山・保津峡の紅葉情報」を放映されますが、
今年は紅葉が遅れた影響で各局、ここ数日での
放送が多くみられるようです。

保津川下りも今週、毎日放送「VOICE」やNHKの「ニュース一番」
などに紅葉の模様が取り上げられるなどTV放映が盛んに行なわれました。

そのお蔭か?12月に入ったにもかかわらず、今日は69隻の船が流れました。
この時期では異例の賑わいに船頭衆の顔にも笑顔がこぼれます。

そして明日は日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」が嵐山と保津川を取り上げます。
残念ながら今回は保津川下りの船ではなく「保津川ラフティング」に
TOKIOのメンバーが乗り込み、保津川の激流にチャレンジするものでしたが
嵐山ではお馴染みの細川さんの「水上屋台船」が出演されます。

細川さんの水上屋台は8月6日(日)にTV東京「日曜ビックバラエティー」で
その暮らしぶりがドキメンタリータッチで紹介されたので
ご存知の方も多いと思いますが、今回はTOKIOのメンバー相手に
自慢の屋台料理を振舞われるとの事です。

また、今回TOKIOのラフティングボートを担当したのは
保津川開削400周年記念実行委員会で同志として頑張った
冒険クラブTOMSOYAの村上聖貴さんが案内してますので
そちらにも注目してください。


今日の保津峡の紅葉です。まだ艶やかな赤さを放つもみじが多くあります。

今年も春から保津峡を美しく彩った山の木々たち。
その‘いのち’が最後に輝きを放つ紅葉。
時折吹く強い風に煽られ潔く散っていく様も
段々と見受けられはじめ冬の到来を感じます。

いのちが燃える紅葉も、もうあと僅かです!

是非、その‘いのち’最後の輝きと息絶え散りゆく姿が
交差する瞬間をご覧になりにいらして下さい。

今年の保津川下りは12月10日まで営業しております。

400年記念講演会が保津で開催。

2006-12-01 18:28:31 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
保津川開削400周年を記念した各種イベントも
いよいよ終盤に差し掛かってきました。

亀岡市ではこの400年の機会に「角倉了以翁の顕彰」を
目的とした事業が多く開催されましたが、
今月の3日(日曜日)には保津川下りの地元・保津町で
400周年記念講演会「角倉了以とその時代!」が
開催されます。

時間は午後2時~午後4時

講師は京都府並びに亀岡市文化財保護委員の石田康男さん。

石田さんは亀岡市の歴史をまとめた「新修亀岡市史」で
(街道と往来・保津川の水運)を執筆された。

当日は入場無料で地域以外の方でも参加自由です。

☆保津文化センター平成18年度文化交流事業

  保津川開削400周年記念講演会
    「角倉了以とその時代!」
  日時 12月3日(日) 午後2時~午後4時
  会場 保津文化センター 2階会議室
  講師 石田康男さん(亀岡市文化財保護委員会 副会長)

  入場無料

 問い合わせ 保津文化センター  ℡0771-23-2346