保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

無事、帰ってきました。

2007-04-14 18:51:27 | 船頭
昨夜からの入院で、皆様にはいろいろと
御心配をお掛けしましたが、今日、無事に
退院することができました。

以前から呼吸器の持病を持ち、最近睡眠に障害がある
と感じていたことからの検査入院でした。

一週間後に検査結果が出る予定で、その後、
治療方法を決定するそうです。

なにはともあれ、無事に帰ることが出来て、ほっと、してます。

コメントをいただいた方、メールをいただいた方、
御心配をお掛けしてすいませんでした。

検査結果がどうでるか、わかりませんが、皆さんの
心遣いがとても嬉しく、そして頼もしく、
勇気つけられました。

ありがとうございました。

突然ですが、入院します!

2007-04-13 15:39:20 | 船頭
突然ですが・・・今夜から入院します。

すぐに帰ってくる予定ですが、どうでしょうか・・・

お医者さん曰く「至急、治療にかからないと命にかかわる!」
そうです・・・

そういえば、昨日「呪いホラー映像・病院編」を
タイムリーに観たとこです。

今晩、寝るときに思い出さなければいいですが・・・

とりあえず、行ってきます。

写真は今日の嵐山・渡月橋の様子です。
警官が多数、各辻に立ち、ロープを引いて
立ち入り禁止にしています。
温家宝さんが来る少し前だったので、車はとめてなく、
窓ごしにシャッターを押しました。

明日、温家宝首相が嵐山にお越しになります。

2007-04-12 18:56:15 | 京都情報
今月11日に来日した中国の温家宝首相が明日13日、
京都を訪れ、私達保津川下りの終着地・嵐山にも
お越しになります。

小泉政権以来約6年間、お互いの首相同士が直接会うこと
すらなかった日本と中国。
その冷え切った関係を正常に戻す為、友好的外交の一歩として
今回、来日された温首相。
中国本国でも、一昨年の反日暴動時とは
一転して国内は親日ムード一色とか。

来日後行なわれた政府や経済界などとの外交スケジュールを
終え、明日の最終日を京都で過ごされるそうです。

京都嵐山の亀山公園には1978年8月、日中平和友好条約が
調印されたことを記念して建立された「周恩来総理の詩碑」
があり、今回温首相もこの詩碑を訪れられるのです。

以前、このブログでも紹介したことがありますが、
この詩碑は日本で学ぶ事を目的に訪日した周恩来首相が
夢破れ帰国する前に訪れた嵐山で詠まれた詩が石碑にされたもの。

この嵐山の地を眺めながら、中国共産党の核となる思想・マルクス思想の
知識を日本で得た喜びを「一点の光が差し込めたような感動」
と表現し詠んだ詩で、日中友好の象徴というだけでなく
今日の中華人民共和国の建国にとっても関係の深い地として
記念碑がある嵐山を位置付けているのです。
日本ではあまり注目されない嵐山亀山公園にある詩碑ですが、
中国や台湾、香港などから来られる観光客の間では
必ず訪れるといってもいい日本の観光スポットなのです。

私達保津川下りの着船場が、詩碑のある亀山公園の入り口の
すぐ側にあることから、厳重な警戒態勢が敷かれる為、
明日は船を着船場に着けることができないそうです。

明日お越しのお客様には、嵐山右岸の屋形船乗り場で
降りていただくことになります。御迷惑をおかけしますが
何卒、御協力お願い致します。

靖国問題や尖閣諸島の領土問題、東シナ海の天然ガス問題など
政治レベルではまだまだどん底にある日中関係ですが、
経済関係では約24兆を越える貿易高を揚げるなどアメリカを
抜いて日本の最大の貿易相手国になった中国。
したたかで油断の出来ない国である背景は見え隠れするものの、
両国関係正常化を進めることは、今後の日本にとって
最も重要な課題であることはいうまでもありません。

明日は京都滞在中に我が母校である立命館大学へも訪問し
学生達との対話を通して日本の若い世代との交流も進めるなど
未来志向の旅を強調されるようです。

中国では珍しい(?)庶民の目線を持ち、親近感があるとして
中国国内でもとても人気が高い指導者といわれる温家宝首相の
今回の来日が、両国のよりよい発展へ繋がれば、なにはともあれ
一国民としは喜ばしい限りです。
今回の日中トップ外交が、暗い両国間の現実に
「一点の光が差し込めた」となる様に祈りたいです。

嵐山亀山公園には保津川下りの生みの親
角倉了以翁の銅像も建っています。





400年記念パネルにエコ・コーナー誕生!

2007-04-11 23:34:27 | 保津川エコ・グリーン委員会
昨年の保津川開削400周年を記念して設営された
「保津川の歴史・今昔物語」展示パネルにこのたび、
「エコ・クリーン」コーナーが増設、訪れる観光客に
保津川の河川環境の現状を紹介しています。

新たに増設された環境展示パネルには、昨年来、
保津川に流れ着く河川ごみ問題への取り組みと活動を
紹介しながら、河川環境問題への関心をアピールするのが狙い。

パネルは「桂川塵芥(じんかい)見聞録」と題して
京都造形大学の環境デザイン科の和田剛さんがまとめた
研究発表をもとに作成されています。

保津川(桂川)に流れてくるゴミ問題を
1、ゴミの集まる仕組み
2、河川ゴミの種類
3、ゴミ問題へ対応と活動
に分け、根本解決への道しるべを提案されています。

活動者のインタビューとして、私と桂川流域ネットワークの
仁枝さん(河川レンジャー)のコメントも紹介されていますので
保津川下りにお越し頂いた方で興味のあるか方は是非、お乗り
いただく前にご覧になってもらえれば嬉しく思います。

また、この研究成果をまとめたDVDも制作していただいたので
もし、このブログをご覧の方で「観てみたいな~」と
思われた方は一報いただければ、お分けいたします。
お気軽に問い合わせ下さい。
私達と一緒に河川環境美化の意識を高めて行きましょう。

そしてあらゆる‘いのち’を育む‘水’の大切さを訴えていきたいです。

先日、半日の清掃で集められた保津川(桂川)のゴミです。

朝霧に煙る桜

2007-04-10 23:18:18 | 船頭
今の保津川は深夜の冷え込みのせいか、朝霧がかかっていました。

この地域の霧はよく秋に出てくるのですが、今日の春にでた
霧景色もまた最高です。
特に薄い灰色の霧の中から薄紅色の桜が浮き上がる姿は
絵画の中の景色と錯覚するくらい幻想的。

朝霧の出た日は、必ず好天になるといわれるように、今日も
ポカポカ暖かい観光するには最高の天気に。

朝と同じところから霧が晴れた景色を昼にまた撮りました。

乗船場の桜も満開に咲き誇り、薄紅色一色に染まった保津川!
この最高のお花見日和に誘われてか、今日も大勢のお客さんが
保津川下りへお越し下さいました。
私も平日では珍しい朝と昼の2回コースがここ4・5日続いています。
忙しいことはいい事です。本当にありがたいです。

今、渓谷には艶やかな桜やツバキ、愛らしいユキヤナギにすみれが
咲き、渓谷を鮮やかに彩っています。

もみじの木には新緑の葉が顔を出し、いのちの芽生えを感じます。

春色一色の保津川峡谷を、豪快に水しぶきを浴びながら下る
船旅はなんとも爽快です。

この分だと、山の桜は今週もまだまだ大丈夫。

京都にお越しの際は是非、亀岡まで足をのばし
保津川下りで春をいっぱい体感してみてはいかがでしょうか?

保津川下りへはJR京都駅から山陰本線・嵯峨野線に御乗車
下さり、JR亀岡駅で下車して下さい。
徒歩6~8分で乗船場まで行けます。

娘を乗せて春の保津川下り

2007-04-09 22:17:19 | 船頭
桜満開のこの季節。

我が街・亀岡では市内の小学校が入学式です。

式の手伝いで息子が学校へ行った為、家には小3になった
娘のマリーが一人になるので特別に仕事へ連れて行き、
船に乗せてやることに。

桜が咲き、気候がよくなるこの季節は観光シーズン真っ盛り。
春休みに入っている子供達を連れて何処かへ遊びにいくという事が
毎年出来ない船頭家庭。いつも春のレジャーは父親抜きなのです。
そんな子供に対して、たまには父親らしいことと観光気分を
味わわせたいと思い連れて行きました。

天気は最高、水量もほどよくあり、最高の川下り日和。
団体のお客さんの中にお邪魔し、船の最前列に乗せて嵐山まで出発。

途中、小鮎の滝と呼ばれる落差2mの急流場所ではわざと高波を蹴る。
マリーは頭から水を被り、髪の毛から水滴が滴り落ちる様に。
でも手で顔をぬぐいながら、最高の笑顔を見せるマリーに一安心。
爽快でスリル満点の川下りを楽しんでいる様でした。

嵐山に入るとやって来る「琴が瀬茶屋」の水上屋台でも
特製のみたらし団子を買ってやり、超ごきげんさんでした。

マリーは過去テレビ取材等で3度ほど乗ったことはあるものの、
何分当時はもっと幼く、殆ど記憶がないそうです。

今回、春休み最後の日に子供へのサービスができた事を
素直に喜びたいと思っています。

今日、お世話になった船頭さんと「はい!ポーズ!!」

2007 保津峡・嵐山 桜写真集

2007-04-07 23:47:04 | 船頭
保津峡と嵐山の桜は今が満開!

大自然の雄大さと優美さを演出する今の保津峡と
嵐山の桜たよりをお送りします。


遊船乗船場のしだれ桜です。 船の準備をする船頭。


保津川堤防沿いに立つ桜を船から見上げた風景。空の青さが眩しい。


渓谷の桜。山桜や染井吉野桜が並ぶ静かな淵を船は進んで行きます。


薄紅色の桜が緑深い杉並みに映えます。


保津峡を抜け嵐山上流の風景。一枚の絵画の様な美しさに思わず息をの呑む。

渡月橋をバックに、嵐山の桜がお出迎え。

渡月橋横の嵐山中ノ島公園の桜も今が見頃。今日も大勢の人が訪れていました。

あまり美しさに接写してしまいました。花は人の心を浄化させる効力があります。

いよいよ、今週あたりが見頃となる保津峡と嵐山。
雄大な自然の桜風景を是非、ご覧になってみてください。

保津川遊船にエコ・グリーン委員会を発足

2007-04-03 22:24:20 | 保津川エコ・グリーン委員会
桜咲き、春爛漫の雰囲気いっぱいの保津川下り。

そんな華やかで優雅な気分を台無しにするのが
川に散乱し浮んでいるゴミです。

2日目の激しい雷雨で増水した保津川には空き缶やビニール袋、
ペットボトルに食品トレイといったお馴染みのゴミが流れ着き
船の航路横の川岸に打ち揚げられていました。
水量の減少を待ち、早速昨日から河川のゴミ掃除に掛かりましたが
渓谷の入り口までで既に1~2tのゴミが集められました。

私達保津川遊船企業組合では今年、この様な川ゴミ掃除など
河川環境を守る事業を推進する為「エコ・グリーン委員会」
という組織を正式に発足しました。

同委員会の委員長には不肖・私が就任することになりました。

今後この委員会でゴミ掃除や峡谷の山を守る植樹事業計画を
長期的な視野で策定していき、ただ観光的視点のみに
捕われるのではなく、川・水という‘いのち’を育む共通の財産
としての河川・自然環境の問題に取り組みことを目的とします。

また、遊船有志で参加しているNPO・桂川流域ネットワークなど
他の流域環境団体とも連携を深め、今後は大局的な見地に立った
活動も展開し、真の「美しい国つくり」を目指したいと思っています。

河川ごみはただ拾えばそれで済む話でない事は重々理解しているし、
ゴミ処理問題など複雑で難しい問題があることも知っているが、
桂川流域でも注目度の高い「保津峡」や「嵐山」で河川環境に
対する意思表示‘狼煙’を上げることで、流域全域を巻き込んだ
大きな運動に発展することも可能だと考えます。
いやそうしなければならないと思っています。

そういった観点でも今回この「エコ・グリーン委員会」を
遊船に発足できた事は、とても意味のあることだと思います。
委員会では今後、遊船独特のいろんなイベント計画も予定してますが
これらの運動・活動はもちろん遊船単独で出来る事業ではありません。
心ある方々のご指導とご協力がなによりも不可欠だと考えます。
このブログを今、ご覧の皆様も、この主旨に賛同いただければ
幸いです。そして私達とともに「河川・自然環境」を守る活動に
ご参加下さることを期待します。

黄砂が教えてくれること。

2007-04-02 18:57:50 | 船頭
桜満開で爽やか春爛漫の京都・保津峡。
峡谷の山々に薄紅色に彩られた桜の色香漂う船下り~と
思いきや…あたりは黄土色した黄砂の薄霧が一面に
広がる風景に…
谷間に吹く風に運ばれた黄砂で、山も霞んで見えます。
まさに春霞みならぬ、砂霞み。
私達にも容赦ない黄砂攻撃は降り注いでいるのでしょう、
目も鼻もなんともスッキリしません。

どうやら2~3日前にモンゴル高原のゴビ砂漠で
大規模な砂嵐があったそうです。
約4000キロ離れた遠い大陸からやって来た招かれざるお客さん
の黄砂は、冬季に乾燥した砂漠の砂で、春の低気圧で上昇気流に
乗って2~3日もかけて飛んできたのですね。

自然には国境はないのですね。
人間が線引きした国境なんて、大自然の前には
なんの意味も持たない事を知らされる現象です。

大陸の自然環境が乱れるという事は、ただ対岸の火事では
すまされず、自らの国も多大な影響を与える事の証明です。

自然環境の問題も、地球に住む同じ住民として考える
思考システムが必要ですね。

目にも見えない小さく細かい砂の粒が、そんなことを
教えてくれているような気がしてなりません。

さんま御殿でお馴染み、酒井敏也さんと語る

2007-04-01 08:55:57 | 映画・芸能界
昨夜、春から始まる新ドラマの撮影の為、東映京都太秦撮影所に
来られている俳優・酒井敏也さんとお会いし、
お話をする機会をいただきました。

酒井敏也さんは「踊る!さんま御殿」などのバラエティーを
はじめ「ごくせん」「GTO」などドラマでも活躍されている
個性派俳優さん。
このブログでもお馴染みの「押忍!男組」組長の俳優・加藤寛治さん
と同郷である酒井さんとは昨夜、撮影所横にある加藤宅でお会い
したのです。

加藤宅でしばらく雑談したあと、私の行きつけである金閣寺近くの
コーヒーショップで、酒井さん、加藤氏、私の3人で語りあいました。

酒井さんは、作家・つかこうへいさんにその才能を見出され、以来
つかさんの指導のもと秘蔵っ子俳優として「つか作品」に数多く
出演され、役者としての腕を磨かれたそうです。
温和でキュート、少し内気そうな雰囲気を出し独自の強い個性は
つかさんをしても強く惹かれるものを感じられたのでしょう。
今では多くのファンを持ち、映画やドラマ、バラエティーなどで
幅広い活躍をされている、有名な俳優さんですが、そんな
気取りもなく、ごく自然体な姿勢の中に、いつも初心を忘れない
謙虚さを感じさせてくれます。

実際にお会いした酒井さんは、本当にテレビで受ける印象そのまま
の方で温和にして柔らかい当り、静かで丁寧にお話されます。
でも仕事の話になると目の輝きが増し、力強く語られるところに
仕事にかける熱い思い「役者魂」を感じることができました。

酒井さんの人当たりのよさと話心地のよさで、私もついつい
仕事のこと空手のことなどいろんな話を熱く語っていたようです。

静かな中に熱い思いと闘志を秘めた人、そんな酒井敏也さん
の魅力に触れ、ファンになってしまいました。
また、酒井さんはブログもされているので、これからは
役者としてはもちろんブログ仲間としても
応援していきたいと思います。

酒井敏也さんのブログです。