保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日のTBSテレビ「ひるおび」にちょこっと出演します。

2011-04-14 22:35:00 | マスコミ出演

TBSお昼の情報番組「ひるおび」に明日、私はっちんがちょこっと出演します。

自粛ムードと原発事故の影響で、内外ともに観光客が減少傾向にある
京都の観光がテーマ。

地震災害支援と自粛、そして今の私にできることについて語ります。

取材はこのブログに投稿した記事をお読み頂いた番組スタッフが、
「本人に会いたい」と今日、東京から訪ねてこられたものでした。

撮影取材は、船着き場から実際にお客さんを案内し操船しているシーンまで
写してもらいました。まあ、実質流されるのは約1分程度とのこと。

上手く話せたところがチョイスされているか?少し心配ですが、
よかったらぜひ、観てやってください。

放送時間は正午から13時までの間とのこと。

保津川から震災地で懸命に生きている人々へ。届け、思い!

よろしくです。

※過去記事。

http://blog.goo.ne.jp/hozugawa/e/49f41bb9bcf878e8cbdededf45cc85a6

http://blog.goo.ne.jp/hozugawa/e/d213c89b50fb09b153cb1a6ee31ae546

http://blog.goo.ne.jp/hozugawa/e/1593f459c2801183d24400d3cec35ba0

http://blog.goo.ne.jp/hozugawa/e/7fb6cb8335924a4b2833f77c48110b8a


福島原発「レベル7」で京都観光もピンチです。

2011-04-13 09:01:10 | 船頭
長い冬の影響で今年の京都の桜は例年から約1週間遅れで開花宣言が出されました。

通常ならもう桜が散る時期なのですが、嵐山や保津峡では
今が桜の見ごろとなっております。

長く厳しい冬を耐え抜いた桜の木々たちは、この春の訪れを待ちかねたように
イキイキとした薄紅色の花を一気に咲かせ、まさに美しさの盛りです。

がしかし、昨日の報道にあった様に福島原発の危険度評価が「レベル7」と
発表され、外国人を中心に観光客のさらなる減少が見込まれることで、
我々京都観光産業に携わる者として、今後、多大な影響が出るのではないかと
非常に懸念している次第です。

京都観光は、一か月前の東日本大震災以来、観光・レジャーへの自粛ムードと、
海外からの観光客の渡航控えなどの影響を受け、春の観光シーズンの出足も
例年の約3割ほどにしか届かないのが現状で、相当深刻な事態なのです。

この土日に関しては、ぽかぽか陽気と桜の満開宣言で、少し人出は戻ったものの、
平日の観光地各地の人通りやはり少な目でした。

保津川下りでは地震発生時のキャンセル状態のピークは越えた感があり
少しですが、持ち直しており、今のところ例年実績に近づくほどまで
推移しているものの昨日の危険度評価の影響がどのようにでるか?
予断を許さないところです。



桜が散ると山々の木々に若葉は芽吹き、新緑の美しい季節に入ります。

そしてGWもやってきます。

これからが京都の観光の正念場。

「日本は安全」とのPRも盛んに実施されるとも聞いておりますが、
原発の状況も踏まえ、慎重に今後の動向を見ていきたいと思います。

明智光秀ゆかりの城・亀山城址南郷公園の桜が満開です!

2011-04-12 12:59:41 | 亀岡・保津川を歩く
保津川下り・乗船場の最寄の駅である「JR亀岡駅」の南口から出ると
前方に亀岡・南郷公園が見えます。

今、ここの桜が満開となり、市民や観光客が大勢、お花見に訪れています。

この南郷公園は戦国の世、明智光秀の居城となった丹波・亀山城址のお堀・南郷池
を中心に整備された駅前公園です。

亀山城址は現在、宗教法人・大本さんの聖地として管理されており、
お城の石垣や南郷池が往時をしのばせています。


南郷池の畔には桜並木による「さくらトンネル」があり、亀岡のお花見には
見逃すことがでいない桜スポットです。遊歩道を歩くとお堀の森や池で遊ぶ水鳥たちが
出迎えてくれます。

公園中央にある枝垂桜のまわりには夜桜を楽しもうと陣取り合戦がはじまるほどの
人気のスポットです。

休日には、家族で散策に訪れる人も多く、市民の憩いの空間として親しまれています。



保津川下りをする前に、すこし、戦国の香りが残る花の演出を見に
寄り道をしてみてはいかがでしょうか?

保津川、嵐山の桜が満開、春の装いが心を和ます。

2011-04-11 13:42:29 | 船頭
昨日は朝からぽかぽか陽気の春の天候に恵まれ、絶好のお花見日和となり、
京都各地の桜の名所には家族連れなど、大勢のお花見客でにぎわいました。

保津川や嵐山でも、山峡の桜が満開となり、美しい春化粧の彩りが広がっています。

私たち、保津川下りの船にも、今年最高のお客さんが訪れ、
昨日一日で81艘もの船が流れました。

あの地震災害以来、自粛ムードでどこか沈滞していた人々の心に、
春の装いが「元気を出せ!」と語りかけてくるようです。

今一つ、心が晴れない・・・そんなムードが国民の心を支配していましたが、
まぶしいばかりの春の気候と、鮮やかな桜景色が深い霧を払い、人の心を和ましてくれます。


気分一新し、再スタートを国民みんなで切ろうとするこのとき。

春の日差と景色が、いいはずむをつけてくれている様に感じます。

桜の花は、見る人それぞれの心を投影し、迫ってきます。

この美しい春景色に、みなさんは何を見、何を感じるのでしょうか?

それぞれの春が今、始まります。

遠くへ行きたい~原田龍二さん親子二人旅!

2011-04-08 20:27:58 | 原田龍二さん
日本一歴史のある「旅」番組といえば「遠くへ行きたい」

この名前を聞けばすぐ番組のメロディーを口ずさめる人も多いのではないでしょうか?

この日本一長寿旅番組の「旅人」に俳優の原田龍二さんが出演されます。
放送日は明後日の10日(日曜日)朝7時30分~8時まで。

そして今回はな、なんと!ご子息の一徹君が初お目見えとなります!

「親子で満喫!瀬戸内海の旅」なのです。


昨年、水戸黄門の助さん役を卒業され、最近では人気ドラマの「相棒」で
カッコはいいがお茶目で少し‘残念’な警察官としてすっかり人気キャラとなった
陣川公平警部補を演じて活躍中の龍二さん。

京都や東京の往復で、小学校に通う長男の一徹くんと休みが合わなくなってきた龍二さんは
今回「遠くへ行きたい」の旅人として、春休みの一徹君を誘って親子二人旅を楽しもうというわけ。

「一徹くんに雄大な海を見せてあげたい、そして釣りがしたい、色んなものを見せてあげたい」
そんな龍二さんが思いが選んだ旅先が、早春の瀬戸内海。
昔懐かしいボンネットバスに乗ったり、海上タクシーで安芸灘に浮かぶ島々を巡ります。

海では、私はっちんと同姓の漁師さんによるタコ壺漁体験もあるとか。

雄大で美しく、そして美味しい瀬戸内海の親子旅、ぜひ、休日早起きしてご覧ください。


遠くへ行きたい   日本テレビ系列放送
原田龍二・一徹「瀬戸の春満喫 親子旅」
―広島県・倉橋島~下蒲刈島―

日時:4月10日(日)7:30~8:00 放送


写真は番組HPから。

京の名勝・嵐山の桜がいよいよ見ごろです!

2011-04-07 10:10:18 | 京都情報
長く厳しい冬型気候も去り、やっと春らしいぽかぽか陽気の日々
に季節は移り変わりました。
この陽気に誘われて、京の名勝・嵐山の桜が見ごろを迎えております。

桜の名所が多い京都にあって、毎年、上位の人気を誇る嵐山の桜。

山麓から中腹部にかけて淡い薄紅色の花を付ける桜の木々は
大堰川の水辺の美しさも相まってなんとも風流で雅さを醸し出します。

1時間あまり保津川渓谷を抜けてきた保津川下りの船からも
嵐山へ近づく小倉山麓まで下って来ると、両川岸の桜が出迎えてくれます。

船に乗られていたお客さんからも「うぁ~きれい~」と大きな歓声が起こります。

まさに新しい季節を感じられる瞬間ですね。

見る人の気持ちを、華やかな気分にさせてくれる見事な桜です。



嵐山の桜の歴史は、鎌倉時代中期の文永五年(1268年)十月に、後嵯峨上皇が
山の南東麓、現在の天龍寺の辺りにあった檀林寺跡地に「亀山殿」を造営して
出家したことに起因します。
後嵯峨上皇は山の春を楽しもうと、奈良吉野の桜を嵐山に移植したと伝えらえています。

その後、貴人だけでなく、長きに渡り、庶民の目をも楽しませてくれる
桜の名所として守られてきました。

「嵐山」という地名や山の名前も、昔人が山谷から吹く強い風に煽られて、
激しく乱舞しながら散っていく桜の花びらを見て名付けたとも云われています。

1千年のときのなか、多くの都人に愛され続けた
嵐山の桜は今では世界中の人々に愛されています。

嵐山の桜、いよいよ見頃です!

斯道会空手の生徒たち、春休みの思い出・ラフティングを体験!

2011-04-06 09:45:34 | 空手・格闘技

嵐山には桜が咲き始め、華やかで美しい春がやってきました。


子どもたちも春休みの後半。


新天地に旅立つ者、新学年に進級する者、さまざまですが


そろそろ、新学期の準備に入る時期です。

そんな時期、私の主宰する斯道会空手道場の子どもたちに
春休みの想い出を作ってもらおうと昨日、「保津川ラフティング体験」
に参加しました。
参加したのは小学4年生から中学2年生までの20名。

この体験は保津川で「ラフティング事業」を行っているリバーアドベンチャークラブ
内のクイック・ザ・ネイチャが企画した「子ども無料体験ツアー」なのです。


朝9時、トロッコ列車亀岡駅前も保津川の畔・山本浜に集合。

みんな初めての保津川ラフティング。

不安ちょっぴり、楽しみいっぱい。

約2時間の保津川、川下り遊びの出発です。

保津川が流れる地元亀岡生まれの子どもがほとんどですが、
保津川で川遊びをする機会は意外にないもの。

この機会に保津川を好きになってもらい、自然と遊ぶ知恵を
身につけてほしいと思います。

2メートルの落差がある「小鮎の滝」や急流で急カーブする保津川一番の難所
「獅子が口」などの激流ポイントをラフトボートで下った子どもたち。


亀岡から保津峡までの約10㎞間、保津川の魅力を堪能したみたいで、

「むっちゃ楽しかった!」とあふれる笑顔で戻ってきました。

川に山、田んぼに畑という自然に恵まれたこの亀岡に育つ子どもたちには
これからどんどん、地元の自然とふれあい、亀岡を盛り上げてほしいと思います。

旧乗船場の梅が開花!保津川に春の到来告げる。

2011-04-04 23:39:57 | 保津川下り案内
今、保津川下り旧乗船場の梅が満開となっております。

桜の季節に梅?? 

と思われた方も多い事と思いますが、保津川では毎年
この旧乗船場の梅が満開になると‘春’近しの合図なのです。

旧乗船場とは、今年2月から保津川下りの乗船場&社屋が
新築整備され、リニューアルオープンされたことで、それまで
使用してきた乗船場と社屋を取り壊し、更地となっています。


その更地に残されたのが「梅」と「桜」と「楓」の木。

今まで保津川下りで、季節の移り変わりと風物詩として
訪れるお客さんを出迎えていたこれらの木々ですが、
今は何もない更地に立って、誰からも目を向けられることなく
静かに佇んでいます。


誰にも気づかれることなく、咲く梅の花。
この花が咲くといよいよ「保津川に春の到来」です。



梅の木の隣では、桜の蕾が咲く時を待っています。

梅と桜、咲く時が交差しているそれぞれですが、
保津川の春を彩るのには欠かすことができない花たちなのです。

お越しられたとき、少し時間があれば、ぜひ、ナナメ向かいの
木々を見てやってください。

ここにも確かな‘いのち’の輝きがあります。

嵐山の桜が花開く。なぜ日本人は桜に魅せられるのか?

2011-04-02 23:00:18 | 船頭の目・・・雑感・雑記
今日、嵐山の桜が咲きました。

長く厳しかった冬も去り、待ちに待った‘春’のおとずれです。

‘春’と‘桜’ほど、私たち日本人の心にさまざまな感情を湧き出させ
迫ってくる季節と花はない。

保津の渓谷を縫い、激しい荒波を越えて、やっとたどり着いた嵐山でみる桜。
厳しい冬の寒さに耐えた者の心に、雲の隙間から差し込む日光のようにも感じます。

折り重なり切立つた山が低くなり、空が広がる。開けた視界のその先には
薄紅色した桜の花が咲き誇り出迎えてくれます。

「一体いつ咲いたのだろう?」まさに一夜にして開花したのです。

「やはりここは‘天下の名勝’嵐山」みごとな桜です。

雅やかさに華やかさをくわえた嵐山の桜は、風雅な京都の春の趣を感じさせます。

このまぶしいばかりの華やかさはまさに‘いのち’そのものです。

「生きている」という輝きです。

そしてそれは、散りゆくものの宿命を背負うがゆえに光り輝く。

‘咲くこと’と‘散るこ’とが一体をなす花、桜は、みる人の心により映る輝きも異なる。

華やかさの中に憐れみと儚さを内在することで、美しさを際立たせる不思議な花・桜。

みる人の心を投影することで、より迫力を持って迫り、愛される花。


わびさびの中に独自の死生観を見出そうとした先人の心が伝わってきます。

けして西欧伝来のヒュマーニズムではない、この国独自の文化風土で培われてきた
死生観を桜に投影した先人の‘思い’に心をよせて、今年の桜を愛でたいと思います。

皆様は今年の桜に何を思い、何を投影してご覧になられるだろうか?