ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

その85 著名人がつむぐ「くじけないで」展

2012年03月27日 | 日記
 今月の20日までマリオスで開催。
100歳の詩人 柴田トヨさんの作品の中から気にいった詩を
著名人が自筆で書いた作品展であった。
 字体だけでなく誰がどんな作品を選択したのか興味があった。
60点の中,最も多かったのが片岡鶴太郎が6点。
画家でもある彼の作品は味わいがあった。

 片岡鶴太郎選 被災者の皆様へ (柴田トヨ作)
・・(途中略)
これから辛い日々が続くでしょうが
朝はかならずやってきます
くじけないで

コシノヒロコ氏 選 目を閉じて

目を閉じるとおさげ髪の私が
元気にかけ回っている

私を呼ぶ 母の声 (略)


新川和江 選 倅に

何かつれえことがあったら 母ちゃんを思い出せ

誰かにあたっちゃあ だめだ あとで自分が嫌になる(略)

 日野原重明 選 風や陽射しが
*お2人とも100歳、トヨさんの方が日野原氏より3カ月姉さん。

なんといっても字体と詩が一体となっていたのがジュデイ・オングの作品。

 溶けてゆく

ポットから注がれる お湯はやさしい言葉のようだ
私の心の角砂糖は カップの中で気持ちよく とけてゆく

詩が見事にアートに変身し、まるで絵の鑑賞会の気分でした。

コメント
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