ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2025-22 知られざる内容の終戦の詔

2025年01月22日 | 日記
ボランティア活動の日。学芸員からの学習の日でもあった。
今回のテーマは米内光政の展示内容を知ること。

米内の展示の一画に天皇の「終戦の詔」を米内光政が写した書が展示されている。
読もうにも漢文訓読体で書かれ意味が詳しく分からない。
「たえがたきを耐えしのびがたきを忍び・・・」のフレーズがよく知るれている。
当時の国民はラジオの玉音放送を聞いても詳しく分からなかったようだ。
その後でNHK解説員が戦争終結を知らせ、新聞で内容を知った人多いようだ。

さてその内容だが口語調に直して頂いた。
わたくしの善良な国民に告げる
(7月)ポツダム宣言を受諾する通告をした。
・・・
先に米英に戦いを宣した理由もわが国の自存とアジアの安定を心から願ったためであり
いやしくも他国の主権を押しのけたり、その領土を侵略するようなことは勿論、
わたくしの志とは全く異なる。
この戦争が始まってすでに4年が経過。陸海将兵は勇戦奮闘し1億国民も各職域に奉公してきた。
にも関わらず戦局は不利である。敵は新たに残虐な爆弾を広島長崎に投下、その惨状は計り知れない。
このような状況下でなお戦争を続けるなら日本民族の滅亡に繋がることになる。
これこそポツダム宣言を受諾する理由である。
たえがたきを耐えしのびがたきを忍び人類永遠の真理である平和の実現をはかろうと思う。・・

この文の作成は学者である。この戦争を開始したのは天皇の志とは違うことを明確に述べているのだ。
「天皇万歳」といって死んでいった若き兵士になんと申し開きができるのだろう。

終戦後の天皇の戦争を責任を回避する文を4日間で作成したのだ。

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