ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2025-18 JA女性部集会と小岩井農場

2025年01月19日 | 日記
午後から珍しいJA女性の集いがあった。130人ぐらいの参加。
岩手には7つのJAがある。その中でもっとも大きい地域である。
コロナがあり今回の企画は5年ぶりの開催とか。内容は家の光りクッキング・フェスタ。
地域の食材を生かした料理の試食会と講演会と楽しいものだった。

主催者挨拶ではこの地域の特徴が話された
何でも開拓者の数が2番目に多いそうだ。1番目は一戸町の447人
そしてここが441人入植したそうだ。初耳であった。
土壌は岩手山の火山灰のため酸性で水はけがよい地域だと。
そのため作物作りに適しスイカ、リンゴ、サツマイモ、酪農が盛んだと。

同地域に3000haの小岩井農場がある。そこで勤務している方から
小岩井農場の歴史が改めて紹介された。
明治時代に遡る。井上勝鉄道長官が明治30年代盛岡まで鉄道が開通。
その時、代償に多くの田畑を潰したことからその役に立ちたいと
近くを歩き回り、小岩井に農場を作ろうと発案。その企画の資金援助を
三菱の岩崎弥之助に小野を仲介にして申し出たと。岩崎が快諾し、名称が
それぞれの名字の1字をとって小岩井農場になったというのは有名だ。
しかし発案者の井上が農業にしろうとのため7年で廃業の危機。
その後を引き継いだのが弥太郎の長男久弥であった。久弥はアメリカに留学して
農業・酪農を学んでいたことから今の前身の形がつくられたと説明があった。
そこで作られた乳製品は今でも天皇への御用達の品である。
また酪農の技術を地域に伝達して広めたのであった。
思いがけない地域との繋がりの話であった。
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