小林よしのりや櫻井よしこの本を、私はこれまで買ったことがない。そんな人間を批判する必要もないのだが、ネトウヨと蔑称を浴びせることで、自分たちだけが言論の徒だと思っているのだから、見当違いもはなはだしい。売文の徒として飯を食っている人間が、どれほどのものだというのか。柳田国男ではないが、額に汗して、日々ア働いてる者たちの方が、口には出さなくても、まともなことを考えているのである。サヨクの進歩的文化人の真似をして、下々の者たちを、指導しようというのだから、あまりにも高慢ちきではなかろうか。ネトウヨと呼ばれながらも、国を思う熱情をもつ人たちがいなかったならば、民主党政権だって、ここまで追い詰められはしなかったし、安っぽい戦後民主主義が、もっともっとはびこったはずだ。ネット住民としてのネチズンは、英語のシチズンをもじったという。マスコミによって、これまでまったく取り上げられなかった草の根保守の言論が、ようやく発表の場を手にし、それが徐々にながら浸透したのは、日本ネチズンの努力があったからだ。そこで頑張っている人たちは、金銭的な報酬を受けているわけではない。仕事の合間に、ブログを執筆して、言論戦を挑んでいるのだ。普通の生活人であり、教条的なサヨクとは肌が合わず、日本人のコモンセンスを大事にする。商業主義の売文の徒とも、一線を画すのである。日本ネチズンをあげつらうのであれば、もっと勉強してからにすべきだろう。
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