創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

22年七月 鴻風俳句教室句会

2022-07-11 10:45:28 | 俳句
兼題
㊀季 語:「向日葵」か「百合」
㊁漢 字:「空」
㊂季 感:「節水・節電」に関すること一切
㊃雑 詠:当季雑詠

七月句会投句  池窪弘務
㊀向日葵や地蔵の笑ひおんかかか 
「かかか」は笑い声です。
「おん かかか びさんまえい そわか」
この真言を知ってからは、お地蔵さんに唱えています。
㊁田に映る空の深さや早苗整ふ
田植が終わった景です。
「整ふ」は「ととのふ」。
字余りになりました。
㊂一度上げちびちびと飲む麦茶かな
「一度上げ」はエアコンの設定温度。
㊃鮎釣や竿しならせる兄の笑み
長いこと会っていないなあ。
沢山の点を戴きました。

今日の一句

2022-07-05 08:59:36 | 俳句
今日の一句
繋がらぬスマホの孤独半夏生
ブログは長いお休みでした。
人知れず密かに戯曲を書いてました。
応募しました。
これで何人かに読んでいただける。
今年の半夏生は携帯がつながらない
日頃は何も感じませんが、この小さい機械に守られているんだなあと思いました。
一人一人がコンピューターを持ち歩いている世の中も不思議です。

😊鴻風俳句教室七月句会

2021-07-13 13:58:16 | 俳句
兼題
㊀大暑
㊁七 
㊂夏の食べ物一切
㊃当季雑詠

㊀大暑の日私を生んだ母がゐる
㊁風呂掃除夫の仕事に七変化
㊂さくらんぼ啄む夫婦五十年
㊃夕立の軒なき町の宿りかな

私が生まれたのは大暑の日です。
母は辛かったでしょう。
いつも大暑の日にはそう思います。

😴鴻風俳句教室六月句会 池窪弘務

2021-06-13 16:58:08 | 俳句

二上山(ふたかみ山)
兼題
㊀蝸牛(かたつむり・かたつぶり・ででむし・でんでんむし・まいまい可)
㊁紫   
㊂更衣:夏服に関するもの一切
㊃当季雑詠
㊀カタツムリ背負いし家の重さかな
㊁紫蘭咲く子連れの猫の散歩道
㊂ステテコは父親ゆづり更衣
㊃百歳の義母にワクチン若葉風

いつもですが、今回は本当に苦吟です。
ギブアップ寸前でした。
㊀は最初は『かたつむり何も知らない君のこと』。
『かたつむり』をネットで調べたら知らないことばかりでした。
雌雄同体はかすかに知っていた? 
でも雄と雌が出会う確率が少ないからだとは知らなかった。
出会うとどちらかが雄と雌になるのかしら?
二対の触角の長い方の先端に目がある。
こんな背景を読み込むことは出来ないですね
㊁は『紫』に土手に毎年咲く紫蘭を詠もうと 。
『今年また静かなひかり紫蘭咲く』
『今年また』が気に入らない。
四苦八苦。
ギブアップと思った時、朝のウォーキングで出会った猫の親子が頭をよぎりました。
即スマホに入力。
メモらなければすぐに忘れます。
㊂は父の夏の制服、ステテコと腹巻きを思い出しました。
さすがにステテコ姿で家の中をうろつきませんが、私にとってステテコは更衣です。
㊃は義母(はは)のフリガナは不要と指導されました。
俳句を知っている人は「はは」と読むだろうし、「ぎぼ」と読まれてもいいのではないかと。
勉強になりました。
ながーい感想でした。
成績は沢山の点を戴きました。
苦闘の末ですので素直に喜んでます。

😊鴻風俳句教室五月句会 池窪弘務

2021-05-10 16:10:57 | 俳句
兼題:
㊀季語:「麦の秋」
㊁漢字:「旅」または「宿」
㊂「端午の節句」に拘わるもの一切
㊃当季雑詠
㊀ウォーキング少し遠くへ麦の秋
㊁初夏の旅スマホで俳句五七五
㊂兄と折る古新聞の鯉のぼり
㊃遠き日の父の笑顔や鮎放つ

㊃は友釣りの光景です。
父は友鮎をそっと優しく放していました。
それも遠い昔のことになりました。

🙄今日の一句

2021-05-06 15:48:31 | 俳句
今日の一句
追憶に生きる父母(ちちはは)夏の川
夏になると父母のことを思い出します。
念願の山小屋を川のそばに作った晩年。
心ない釣り人から「おっさん鮎釣らんかい」と言われても、
「川の掃除してるんやさかい」と、笑っていた父。
様々な思い出がフラッシュバックしてきます。
父は今の私より若かった。