創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

mybook「奥の細道」

2013-10-28 16:58:01 | 読書
iPadで自分だけの本を作って「奥の細道」を読んでみようと思いました。自分だけの本ですから著作権も心配する必要もありません。PCで原文と現代語訳をネットでをさがしてワープロ「一太郎」に貼り付けます。後は文章の体裁を整えて、EPUBファイル保存します。そのファイルをiPadに同期します。iBooksで読むメリットは、まず、辞書が使えることです。そこからweb検索も出来ます。「奥の細道」は結構漢字が難しいので重宝します。検索は辞書からweb検索をしています。俳句を選択して辞書。多分該当する解説がないのでweb検索をタップすると出来ます。いちいちiPadに戻らなければならないので少し面倒ですが、とても俳句を理解できます。具体的にPC→iPadを説明します。
1 PCにiTunesが入っている必要がありますのでまだならインストールしておいてください。
2 PCとiPadをUSBでつなぎます。
3 左メニューのブックをクリック。上メニューでブックかPDFか選択できます。ファイルの一覧が出てきたら、iBooksに入れるPC側のEPUBファイルをマウスでつかんで移動させます。
4 ○○のiPadをクリック。上メニューのブックをクリック(横のメニューをクリックすると3に戻ってしまいます)。目的のファイルにチェックを入れて、(適用)→同期でOKです。○○はiPadにあなたがつけた名前です。これって、結構難しいですよ。何回アップルのサポートに電話したやら。でも苦労する価値ありです。


新潮九月号「穴」・小山田浩子著

2013-10-20 17:42:12 | 読書
久しぶりに文芸雑誌を図書館から借りてきました。殆どの場合読まずに(読めずに)返していますが今回、この小説は珍しく最後まで読みました。夫の転勤で姑の隣に越すことになった主婦の話です。小説から離れますが、定年後、妻との二人の生活が続いています。二人でいると、時々ふと思うことがあります。40年前、結婚しなければ、今は全く違ったものになっただろうと。妻も私もここにいない。二人が居間にいる光景が奇妙に歪んでくるのです。小説に戻ると、姑の隣に住むことを主人公は、最初たいしたことではないと考えています。でも、事実は全く違う。姑の家は想定内ですが、姑の家と空間を共有することによって奇妙なことが起こります。同居でなく隣に住むだけで全てが違ってくる。それが、前述した「二人が居間にいる光景」と重なりました。違いは具体的に現れてきます。奇妙な動物。その動物が掘った穴。存在さえ知らなかった義兄。高齢化した町を闊歩する子供たち。この小説は単なる奇妙な町の話ではないと思います。比喩と言えない現実味を含んでいます。いたる所に穴はあるのかもしれない。ご一読を。
今、遅まきながら、「不思議の国のアリスWith artwork by 草間彌生」を読んでいます。この小説にも穴に落ちたアリスが出てきます。そして、私は「不思議の国のアリス」にインスパイアされて「普通の国のアリス」を頭の中で書いています。

「補厳寺参る」創作メモ  3 「第二話 幽霊」

2013-10-17 06:56:34 | 創作日記
補厳寺→世阿弥が物語につながった時は嬉しかった。連載のかたちで少しずつ書いていこうと思いました。できあがった作品はあちこちに不備がありました。連載を読んでいただいた方にはずいぶん不完全な小説を提供したと思います。でも、これが小説の原型です。推敲の過程で、「第二話 幽霊」が壊滅的に駄目だった。「過去と今がつながっている」という比喩が難しかった。「輪廻転生」から挙げ句の果ては「ジョン・レノンのイマジン」まで出して、七転八倒 していますが、結局は上手くいっていない。八月に連載を終えて十月まで推敲しなかったのは、「第二話 幽霊」の入り口も出口も見つからなかったからです。こういう時は書かずに考えます。風呂に入っている時、ふと浮かんだこと。テレビを見ている時、頭の中をよぎった言葉。それがジグソーのピースのように物語にはまった時、ようやく「第二話 幽霊」が出来ました。「輪廻転生」も「ジョン・レノンのイマジン」も削除され、「もう、出会っているのかもしれません。過去と未来はつながっているのですから」という文章に置き換わりました。

「補厳寺参る」創作メモ  2 「読点」

2013-10-16 09:16:06 | 創作日記
小説を書く時、「読点」はとても気になります。童話「閉ざされた森の神話」は分かりやすいことが大切ですから、出来るだけ、「読点」は沢山使いました。また、実用文もそうですね。でも、小説はそうはいかないと思います。この文節は一気に読んでもらいたい、ここは、一息入れて欲しいというのがあるのです。格助詞で機械的に入れるというわけにはいきません。当然、「読点」で文意が変わる場合(修飾する語が変わったり)も注意する必要があります。読ませるのも一法でしょう。私は、校正もかねて「一太郎」の詠太で読ませて聴いています。


「補厳寺参る」創作メモ  1 「月」

2013-10-15 10:48:26 | 創作日記
「枕草子読み語り」と童話「閉ざされた森の神話」書き終えて、ぼーとしていた時、小説「補厳寺参る」の発想が舞い降りてきました。少しずつイメージを広げていこうと、連載という形を取りました。書き終えて読み返すと色々と不備があります。まず「月」。一話から三話のそれぞれに月が登場します。これは同じ年の八月から九月にかけてのお話。このあたりがいい加減になっている。やはり、きっちり書かなければと言うことです。この時世話になったのが「国立天文台」の「こよみの計算」。その結果、一話は「新月」、二話は「上弦の月」、三話は「満月」と分かりました。

カルチャーラジオ

2013-10-14 13:36:07 | 身辺雑記
毎朝のウォーキング中にラジオでカルチャーラジオを聴いています。ウォーキングは教養の時間。今更勉強でもないんですが面白いですよ。テストも受験もないしね。使ってるラジオは山善(YAMAZEN) キュリオム AM/FMラジオ予約録音 デジタルボイスレコーダー YVR-R302(5380円)です。「英語で読む村上春樹」も聴いています。FMは上手く入りませんでした。NHKネットラジオ「らじる☆らじる」が予約録音できたらいいなあとソフトを探しています。でもこの頃ちょっとお金の使いすぎ。自重しなくちゃ。

FMラジオを聞きながら

2013-10-13 15:24:57 | 創作日記
FMラジオがクリアーに聞ける。これは驚きでした。NHKネットラジオ「らじる☆らじる」です。FMラジオを聞きながら、本読んだり、小説を書いたりしています。音を絞れば気になりません。かえって気持ちが落ち着き作業がはかどります。こうなるとスピーカーが欲しくなる。私のPCは大迫力スピーカーと高音質回路搭載と売り文句にしているVIOなので、それほど音にうるさくない(分からない)私には十分なのですが、やはり欲しい。でたらめにUSB接続だけでつなげるのがあればと検索してみると沢山ありました。ケーズデンキにGo。定員さんに相談。出力の低い低価額品は、「聞けたらいい」という程度。USBスピーカーバスパワー10W+10W Olasonic TW-S7(B) ノーブルブラック(9800円?)がいいかと思って家に帰りました。家でゆっくり検討です。軽量のTW-S5(B)が出ていました。アマゾンで7500円。あれこれ考えずにGo(この辺の自分が怖い。ならびにケーズさんごめんなさい)。今、BGMにFMを聞きながらこの文章を書いています。快適です。ただ、テレビのデジタル放送は聴けませんでした(そうなっているそうです)。テレビを見るときは、USBを外しています。インストールも必要なく、つなぐとすぐ聞けて簡単ですよ。まずつないで、説明書を読んで音は絞っておいてください。そのまま音を鳴らすと、どーんと鳴ってびっくりしますよ。今は、YouTubeも聞いてます。BGMが流れ、一太郎の「詠太」で文章を読ませるというわざも出来ました。