創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

二回以上読んだ本

2008-02-11 14:26:24 | 読書
二回以上読んだ本。少ないがあります。羅列します。奥泉光「鳥類学者のファンタジア」。面白ですよ。村上春樹「ねじまき鳥クロニクル 」。読むたびに印象が異なる。名作だと思う。村上春樹「レキシントンの幽霊」。何回も読んでます。短編の教科書。丸谷才一「樹影譚」も短編小説の醍醐味ですね。丸谷才一「輝く日の宮」。源氏物語の抜け落ちた巻。ないなら書いてしまう。これは自信がなければ出来ない。とにかく面白い。澁澤龍彥「マルジナリア」。横に置いて小説を書くこともあります。澁澤龍彥「高丘親王航海記」。読むたびに発見がある。これらの本に出会ったとき、小説って本当にいいなあと、つくづく思うのです。ある時、何気なく思い出して、ページを繰る本もありますね。皆さんはいかがでしょうか。

ネットで作る文芸同人雑誌

2008-02-08 21:14:40 | 創作日記
よい本を出したいという夢がある。そのためには自分の作品が載るか載らないかという事は小さな事だと思う。例えば百人の人が参加したらどうだろう。自分以外の作品を評する。読み手だけの参加もある。ベスト10で素晴らしい同人雑誌が作れる。自分の作品をUPするだけならするなら、このブログで十分です。ネットの素晴らしさは、みんなで一つのものを作れる可能性を秘めていることだと思います。千人になったら、既存の文芸雑誌以上のものが作れるのではないですか。既成のものに捉われない良い作品を読みたい。書きたい。それがただ一つの目的です。ゴッホの絵は生前1枚しか売れなかった。

春宵十話 岡潔著 光文社

2008-02-05 10:04:03 | 読書
去年、光文社文庫・岡潔著「春宵十話(しゅんしょうじゅうわ)」を買った。読まずにいたが、少し前から読み始めた。意外と難しくない。岡潔先生とは、40年近く前に一度お会いしている。私としては一番の有名人だろう。お会いしたといっても、岡先生の頭の片隅にも残っていないだろう。友人?のMがこれから世界的な数学者岡潔に会いに行く。お前も来んかということでついていった。その前に、小林秀雄と対談「人間の建設」を読んでいたので、少し興味はあった。奈良の家は小高い所にあった。たぶんM はアポイントメントを取っていなかったのだろう。会える時は会えるし会えないときは会えない。アポイントメントに意味がなかった。居間に通されると、小さな老人が出てきて、尻を正座の足の間にぺたりとつけて話し始めた。挨拶も何もない。未開ので奉仕活動をした人の話だ。自他別について話された。悟った人間は、足を踏まれても、足の上に足があると感じる。そんな話だったと思う。一時間ほどの話の間、煙草のハイライトを一本、指でもんでおられた。吸うことはなかった。話し終わるとやっと火をつけた。それから世間話のようなものをした。裕仁天皇に治めてもらわなければ日本は駄目になる。近々三島由紀夫と対談する。とても楽しみにしている。(三島由紀夫は同年市谷に行ってしまった)。最後にMが「妻をめとらば」を熱唱し、それを目を細めて聞いておられた。

時の廻廊 44

2008-02-01 10:50:04 | 創作日記
時の廻廊

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