創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

今日の一句

2019-07-15 10:35:48 | 俳句
今日の一句
半夏生一日遅れで蛸を食ふ
半夏生には蛸を食べる。
いつも決まって忘れる。
忘れると無性に食べたくなります。
時期外れの一句です。
半夏生(の)のを省略しています。
ありかなあ。

ゴリラと文学ってそう違わない 小川洋子×山極寿一対談

2019-07-07 14:32:13 | 対談
                     2019年4月5日朝日新聞
とても興味のある対談が朝日新聞に掲載された。
山極寿一『それは今西錦司さん(日本の霊長類学の創始者、1902~92)の教えなんだけど、現代の科学というのは時間を空間化しちゃっていると。本来ならば、時間と空間を一緒に感じられるのが生命なんだと。』
その通りだと思うが、実際には、『時間と空間を一緒に感じる』のは非常に難しい。
ただ、無常の「時間と空間」に流されている。
小川洋子さんの次の言葉も印象に残った。
『(読書は)2人(作者と読者)だけのあいだに通じる秘密を共有しているような。(略)。これは私のために書いてくれたんだなって思えることがあって、そういう特別な喜びというのは、ちょっとなかなか代わる体験がないんですよね。』
これは私が『枕草子』に取り組んだ時に実感した。
清少納言がほんそばにいた。
彼女の生活がはっきりと見えてきた。
至福の時だった。

NHKEテ100分de名著『大衆の反逆』オルテガ・イ・ガセット(1883 - 1955)

2019-07-04 21:35:10 | エッセイ
「死者の声を聞かなければならない」と言っていた。
安倍さんは、先の戦争で亡くなった300万人の声なき声を聞いているのだろうか?
国民の顔が一票に見えているのだろう。
だが、彼の代わりはと言うと言葉に詰まる。
先の民主党政権の低落に言葉を失う。
一方大衆は『今』を享楽している。
安倍さんが改心してくれるしか道はないと思う。
『今は亡き300万人の声なき声を聞いてください』